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宇宙ビジネスの最前線

進化を続けるデルタロケット

 デルタはアメリカの商用通信衛星や気象衛星、科学観測用の衛星を打ち上げるための多用途汎用ロケットシリーズで、これまでに300機以上が打ち上げられている。最近ではドラゴン補給船の打ち上げにスペースX社の再利用ロケットファルコン9が使われ、脚光を浴びているが打ち上げ対象を限定した単一用途である。

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火星探査の真の目的—惑星間移住

 映画「インターステラー」では生命環境の危機を迎えた地球から新しい惑星への移住が描かれている。実際には地球から現実的な移動手段(宇宙船)で移動できる距離にある惑星は限られる。その中で火星は太陽系でも地球に近い最も身近な惑星で地球の内側で公転している。そのため火星の1日(sol)の長さ地球より40分長いだけである。火星の表面積は地球の28.4%でサイズ的にはやや小さいが地球の陸地に匹敵する面積であることも移住先として手頃ではある。

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増え続ける宇宙ゴミ

 昨年にIMAXシアターで公開された日本でのタイトル「ゼログラビテイ(オリジナルはGRAVITY)」は宇宙ステーションで作業中の米国宇宙飛行士が、宇宙ゴミの衝突で危機となるが、他国のロケットに乗り換えて地球に生還する、というストーリーであった。

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超低コスト火星探査機

 米国NASAのオリオン宇宙船については記事をかいたが、究極的な目的は有人による火星探査である。また無人探査のために、NASAは火星探査機MAVEN(Mars Atmosphere and Volatile EvolutioN)を打ち上げ、2014年9月に火星に到達した。

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シャパラルと宇宙船

 ヴァージンギャラクテイックのリチャードブランソンは機体メーカーのスケールドコンポジットのバートルータンと組んで開発し、これまでの宇宙飛行より100倍安全と豪語していたスペースシップ2が母機から離れてロケット飛行に入ってすぐ、空中分解し墜落した。バートルータンは1986年に無給油、無着陸で地球一周を成し遂げたボエジャーの設計者で、特殊な飛行機設計の奇才として知らている。

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宇宙ビジネスの光と影

 オービタルサイエンシズコーポレーションはバージニア州が拠点の宇宙ビジネスの代表的な企業で、アンタレスロケットに積み込まれた無人のシグナス補給船ごと、打ち上げ開始から数秒でロケットエンジンの燃焼異常で推力が落ち、爆発し発射台に墜落したのは、NASAと商業補給サービスでISSへ8回の荷物運搬業務を19億ドルで契約中の出来事であった。

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謎の宇宙船X-37B

 退役したスペースシャトルの代替えという名目でNASAが宇宙空間への人員輸送手段としてオリオン宇宙船を民間委託していることは宇宙ビジネスの記事でかいた。一方で打ち上げから1年以上(469日)地球を周回した無人スペースシャトルX-37Bが16日、米カリフォルニア州西部のバンデンバーグ空軍基地に帰還した。ミッションが明らかにされないまま、長期にわたって周回軌道にいたこの宇宙船の目的は謎である。

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インターステラーを狙うオリオン

 11月に公開予定のSF映画「インターステラー」は食糧難で人類が絶滅に瀕した地球から、惑星間宇宙飛行で新天地の惑星に移住しようとする試みを描いている。地球の人口爆発を支えきれない近未来、水と食糧が不足して人類が争うことは避けられないとみられている。

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宇宙ビジネスー起業家の行き着く先

Elon Musk, Paul Allen, Jeffrey Bezos, Richard Branson,これらの名前に共通することは、一体なんだろうか。Paypal創始者のElon Muskはテスラモーター社のCEO、Paul Allenはマイクロソフトの共同創業者で現在は投資家、Jeffery BezosはAmazon創業者でCEO、Richard Bransonはご存知、バージンアトランテイックなどバージングループ会長。EV、ITなど業種は違うが、新規ビジネスの創業者で成功したあと、新たな展開を求めてきた。[Read More]