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東京金現物市場が取引開始

東京商品取引場は、25日から金の現物市場を開始した。これまで、金のスポット、先物の取引等は、現物の受渡しを伴わない差金決済方法に限られていた。現物市場の開始で、金の現物の受渡しを伴う受渡決済方法を選ぶことが可能となった。世界の金の消費がアジアに集中するなか、金取引のアジアの拠点を目指す上海とシンガーポールに東京が加わることになる。

2016.7.27

フォート・ノックスに保管されている金をめぐる疑惑 

米ドルの金本位制が廃止されて43年。米国が保有する金は世界最多の8,133トンで、金塊が保管されているのがケンタッキ州のフォート・ノックス陸軍基地内とウエストポイントにある財務省管理の金塊保管庫とニューヨーク連銀地下金庫の3カ所である。そのフォート・ノックスを21日に現財務長官のスティーヴン・マヌーチン氏が突然訪れた。2017.8.27

テキサス金塊・貴金属保管庫の設立~独立に向けた一歩

テキサス州のアボット州知事は2015年に、テキサス大学投資管理会社が保有する約6.5億ドルの金塊が保管されているニューヨークの HSBCの地下金庫から回収すると同時に、アメリカ初の州政府運営の金塊・貴金属保管庫、テキサス版「フォート・ノックス」を設立するための法案に署名した。

2017.5.9

ビットコイン価格急騰の背景

2017年年明け、ビットコインの価格は3年ぶりに1,000ドルを超え、コインデスクによると1日に1,021ドルをつけた。2016年は比較的緩やかな上昇傾向にあったビットコイン価格は、10―12月期には急騰している。その背景には、通貨安、地政学的不安、既存の貨幣への信用の低下、安全資産として広く認識されたことがあげられる。

2017.1.3

地中エンジニアリングで金塊列車発見

1945年春にロシア軍を避けてドイツ軍が列車に金塊や宝石を満載した列車がポーランドのWalbrzychの近くで行方不明となった。ポーランド人とドイツ人の二人組が弁護士を通じて黄金列車を発見し、報奨金として10%を正式に要求した。レーダー地中探査によって地中に埋まった列車の存在が確認されている。

利上げ見送り、QE4の可能性

7年間続いた量的金融緩和のQE1, QE2, QE3は2014年10月に終了した。21日の株価下落により、S&P 500は2000を割り込み、量的金融緩和QE3を終了した時につけたレベルを下回った。下落に歯止めをかけるには連邦銀行のQEの復活と金利利上げの延期政策しか残されていないが、果たしてQE 4に踏み切るのか?

金に注目し始めた中央銀行

4月17日にワシントンで予定されている極秘朝食会議で、特定の中央銀行と公的機関の代表が金に関しての議論を行うとされる。

QEは失敗か、金は究極の貨幣

FRBは連邦公開市場委員会(FOMC)後、量的緩和の終了を正式に表明した。2012年に開始、米国債と住宅ローン担保証券を合わせて毎月850億ドル、総額3兆5000億ドル(約380兆円)を買い入れるプログラムの終了である。注目のニュースであったが、ほとんど報道されていないのが、FRBの発表数時間前に、米国の外交政策をほとんど決めている外交問題評議会の公聴会に呼ばれた、アラン・グリーンスパン元議長の発言である。

金の回収を急ぐ理由

先週ドイツ国民にとって、驚く事が隣国で起きた。ドイツが試みて失敗した金回収をオランダが実行したのである。ニューヨーク連銀に保管している金を本国に移管したオランダの動きは、他の国にも連鎖する可能性が高い。

金・銀を再び法定通貨とする動き

2011年にユタ州が、金・銀金貨を州法で法定通貨とした。これは、1933年にルーズヴェルト大統領が国民による金の所有を禁止して以来、始めてのことであった。その後、金と銀を法定通貨とする州が増え、今では11州にまで増えた。連邦レベルでも今年に入って金と銀を法定通貨にする動きが始まった。

2021/4/5

金・銀を法定通貨とする州政府

米連邦準備制度理事会(FRB)の量的緩和の金融政策への不信感、ドルの通貨価値の低下と下落の懸念を背景に、アメリカでドルを信用するより、金・銀を法定通貨とする動きが多くの州で拡大している。

2015/8/2

多発する金盗難事件

ドイツのベルリン中心部にあるボーデ博物館は、世界で初めて鋳造されたギリシャコインを含む歴史的に貴重なコインが所蔵されている、世界有数のコイン・コレクションな博物館である。そこで展示されていた、エリザベス英女王肖像のメープル・リーフ金貨が27日早朝、何者かに盗まれた。

2017.3.29

消えたウクライナの金

ウクライナの国立銀行は正式に、国立銀行内の金庫には国が保有している42.3トンの金のうち33トン、時価総額でいえば150 から 200億ドル減少したことを明らかにした。国が保管していた金は、どのような理由で、どこに運び出されたのか。

金保有量で世界5位となったロシア

2014年の12月に、ウォール街でロシアが危機的状況にあるため、保有している金を売却したとの噂が流れた。ヤフー、ブルームバーグなどの欧米メディアはいち早くこの事を報道した。

金需要世界一で見えてくるインドの将来

中国とインドは国民の金需要が非常に高い国である。昨年、インドは中国を上回り、世界最大の金消費国となった。実に世界の金需要の26%を占める。

給料を金で払う会社

シンガポールの 会社BullionStarでは、従業員は給料を貨幣か金貨で受け取ることを選べるのである。BullionStarは日本の田中貴金属と同じで、金、 銀、プラチナを中心に販売や保管サービスを行っている会社であるため、このような支払いシステムが特に可能かもしれないが、従業員の視点から見れば、うれ しい選択である。