日中の撮影で、花の茎が太く風で花が揺れない場合(紫陽花、菖蒲など)
絞り優先(Aモード)の設定で、紫陽花など花が大きい場合は絞る(F値を大きくする)のが原則。絞るとシャッタースピードが遅くなるので、手振れしやすい。レンズの焦点距離分の1以上のシャッタースピードにすると手振れの影響が少ない。また、
マクロレンズ以外のレンズは最低結像距離(30cm~1m)より近くによるとピントが合わなくなる。
以下、左から300mm F2.8 、300mm F20、120mm F2.8(焦点距離300mmと同じ画角になるようにトリミング)
ライトアップの撮影で、花の茎が細く、少しの風で揺れてしまう場合
ライトアップされた櫻の木全体を撮る場合であれば花が揺れていても、解像できないので、手振れを注意すれば撮影は難しくない。それでもシャッタースピードが遅いと振れまた、感度を上げ過ぎるとノイズが多い写真になる。設定はシャッタースピード優先で、適正露出でなくても後で補正できるRAWで記録することを勧めたい。筆者は最近は50mmF1.4のレンズでシャッタースピード優先にし、1/ 60秒以上になるよう設定して撮影している。
下は50mm F2.0 1/13秒、50mm F1.4 1/40秒の条件での撮影。
黄色いので遠くから見るとすぐ見つかるニッコウキスゲは、近づくとユリ科の植物であることがすぐわかる。咲き誇るニッコウキスゲは日光の霧降高原が有名だが、周辺にも黄色い姿が目につく。都会の喧騒を離れたかったら、朝早く起きて東北道に乗ろう。
明治神宮にある蓮子池でのスナップ。この先が菖蒲園で、水源は加藤清正の井戸と言われている。都会の中でも心あらわれる瞬間を持つことができる。
プロペラ機にはジェット機にはない迫力がある。轟音を轟かせる宙返り(左)や競技の折り返しターン(右)では、パイロットのスロットル動作が音を通して手に取るように伝わってくる。思わずパイロッットになったつもりで手を握ってしまう。
シアトルのスターバックス1号店はパロアルトのapplestore1号店と並んで、全米各地はもとより世界中から愛好者を引きつける魅力に溢れている。ここではゆったりとソファでくつろげるスペースはない。人々はそれでも店に来て、雰囲気を肌で感じ取って満足して帰っていく。
スターバックスの1号店にはそれまでのアメリカンコーヒーの概念を覆す、独特の深入りエスプレッソをつくりだした原点が感じられた。店は狭いが店員も何となく誇らしげに働いている。
都会の中にいることを忘れさせてくれる菖蒲の花。一輪だけでも、また咲き乱れるのもどちらもなんとも言えず、季節(6月)を感じさせてくれる。
幕張の空が突然、アメリカになったかと思わせるエアレースに人々は熱狂した。米国では週末のカーレースやエアレースに家族揃って繰り出して熱狂する。レノがエアレースでは有名だ。ゴールデンゲートブリッジを当日渡って北上しようものならとんでもない渋滞にトラップされる。幕張のエアレースはそんな雰囲気で賑わった。
上の2枚は中国でよくみる米国車。GMの2015マリブ。遠目でも近くによってもトヨタクラウンそのものなので驚き。なぜかというと米国でクラウンは販売されていないからだ。
下の2枚はクラウンロイヤル。しかし驚くの外見だけではない。
内装がまたそっくりで韓国車のコピー度合いなどこれにくらべれば影が薄くなる。
クラウンは国内向けに最適化された車だと思っていたら、米国車が国内専用車をコピーしだしたにはなにか理由があるのだろう。カローラは米国では人気が高いが、ちょっと車で見栄を張りたい国民性には向かない。高級感が欲しいが、しかしカローラより生産コストを大きく超えたくない。
そう、いつかはクラウン、なのだ。そういえばラクロスも外観はクーペスタイルのセダンだが、内装はまさにクラウンだった。
走行性能はトップを狙わず、コストと利便性とちょっとした見栄を満足させるように最適化すると、行き着く先はクラウンだったということのようだ。日本車への回帰。自動車評論家にはおもしろいテーマだと思う。もしかすると世界中が「いつかはクラウン」の流れができてもおかしくないと思った。
ブラジルはジャングルだと思っていた私の想像は中禹王高原に足を伸ばしたら軽く裏切られた。ブラジリアを早朝に出発し、黄色い地平線をみて車に揺られて6時間ぐらいだろうか、滝が異常に密集している地域に入る。大小さまざまな滝が出迎えてくれる。
一行は各国からの観光客だがこんな危険な滝で泳いでいたのはロシア人だけだった。水資源が豊富なことを実感させられる。
シュツットガルトには超モダンなショッピングモールがある。日本や上海の最新のモールの吹き抜けの
天井はラウンドしているが、私はここが出発点のような気がしている。ちなみにアメリカに習った四角の吹き抜けはひと時代前の感覚。
そうはいっても生鮮食料品となると駅前の高級ショッピング街にある食料品店にはかなわない。どのショーケースも美しい。ソーセージや肉類はここがベスト。でもブランドショップのすぐ近くにこんな店があるのがおもしろい。
シンドラー博物館(シンドラー工場)はクラコウ市内の寂れた地域にある。シンドラー工場跡地だからだ。目立たない壁にはシンドラーが救った人々の写真が貼られているので、それと気づくがそれさえなければ通り過ぎてしまうかもしれない。昔の線路が錆び付いた物悲しい街。夕方人通りが途絶えると静けさがあたりを包む。耳をすますと恐怖に怯えた人々の声が聞こえてきそうだ。
ポーランドに行く機会があったら一度訪れることをお勧めする。古い街並みを見ながら歩いて行くとタイムスリップするのは簡単だ。
画像素子について知っておくべきこと
一番の違いは画像素子の大きさ。ミラーレスを含む一眼レフカメラの画像素子は44X33mmの中判カメラ、35mmフィルムに相当する26X24mmのフルサイズと一般的に普及している23X15mmのAPS-Cとパナソニックやオリンパスが使用しているフォーサーズ企画の17.3X13mmに対し、iPhone7は1/2.3型と呼ばれる8.8x6.6mm(注:メーカによって上記サイズは多少異なる)。
画素数が同じであれば、画像素子が大きくなれば1画素の面積が大きくなる。そのため受光量が増えてノイズが少ない写真が撮れる。また、一眼レフタイプのカメラはレンズを交換することで焦点距離の違う画像が撮れるが、スマートフォンではトリミングなどにより拡大(デジタルズーム)するしかない。
左:静止した写真(誘導灯が点光源として写る)
中:シャッタースピード1/20 F2.8で撮影(誘導灯の軌跡の長さはシャッタースピードを航空機のスピードで変わる)
右:背景などの光源の流れが大きいと、どこで撮影しているかわからないためシャッタースピードを1/30 にして撮影すると背景が東京ゲートブリッジであることがわかる。
夜間撮影の注意点
夜間撮影では当然ISOが高くなり、ノイズが出やすい状態になる。また、明るいレンズでないとAFが合わないことも多くなる。F4.0などの比較的暗いレンズであれば、AFではなく、ピントをマニュアルで固定して撮影すると良いのと、今回は羽田第二ターミナルから撮影したが、羽田空港であれば、第一・国際線ターミナルであると照明が多く明るいため撮影しやすい。シャッタースピードを定速にすると疾走感が出る反面、被写体がブレて撮れることが多くなり、シャッタースピードを上げると、ブレが少なくなる反面疾走感が低くなる。