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米国ミサイルを無力化するシリアの対空防衛システム

 

トランプ大統領がシリアにミサイルを撃ち込むと警告したが、実際にはロシアの配備した移動式のS-400ミサイルシステムで、シリアの防空能力は米国のミサイルを撃墜できるとして米国のミサイル攻撃を無力化できるとしている。


最新の記事

Week of 23.04.2018

ドイツ警察がポルシェ幹部を拘束する理由

ドイツ警察は親会社であるフォルクスワーゲン(VW)がディーゼル排出ガスの不正行為に関連してポルシェ幹部を拘束した。ポルシェは逮捕された幹部の名前を公表しなかったが、ドイツの人気紙(Bild)と経済週刊誌(Wirtschaftswoche)は、拘束されたのは2015年にディーゼルゲートが発覚した際に、ポルシェのエンジン部門を担当していたエンジニアであるジョルグ・カーナー氏であるとしている。

24.04.2018

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ロシア元2重スパイ暗殺未遂事件の真相 Part 2

化学兵器禁止機関(Organization for the Prohibition of Chemical Weapons: OPCW)は4月12日にセルゲイ・スクリパリ氏と娘のユリアさんの暗殺未遂事件に使われた化学剤の分析の結果を発表した。旧ソ連軍が開発した神経剤の「ノビチョク」と断定していた英政府だが、公表されたリポートには使われた化学物質の正体は公表されなかった。不純物が全くなく、高い純度の「有毒な化学物質」と確認、化学物質がどこで製造されたかも特定されていない。

23.04.2018

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クリントン氏らの捜査を要求する共和党議員グループ

11人の共和党議員グループがFBIと司法長官にヒラリー・クリントン、前FBI長官のジェームス・コーニー、ロレッタ・リンチ元司法長官の3人の調査を要求した。フロリダ州議会議員、ロン・デサンティス氏によると、権限を持つ公職者も他のすべてのアメリカ人と同様に扱われるべきだと考え法律違反の可能性があるかどうかを確かめたいとして、 他の10人の共和党員とともに捜査要求を行った。

19.04.2018

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シリアに新たな戦果拡大のリスク

 

4月16日シリア軍は公式声明でイスラエル空軍がシェイラト空軍基地とホムス地方周辺に向けてミサイル攻撃を行ったことを認めた。声明ではシリア防空システムは8発のミサイルを迎撃したとしているが、イスラエル空軍機を攻撃したかどうかについては触れていない。米国はこの発表を否定している。 

17.04.2018

Updated 19.04.2018

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乳房組織の老化で増大する乳癌リスク

これまでの研究で女性の乳房組織が老化によって変化することが知られていた。ヒトは年齢とともに異なる細胞に成長する能力を持つ多能前駆細胞が増加するが、これが癌発生につながる場合があると疑われていた。ノルウエイのベルゲン大学の研究チームは年齢によって変化する乳房組織(多能前駆細胞の増加)が癌発症のメカニズムの一つになることを見出した(Fanny et al., Cell Reports 23, 1205, 2018)。

25.04.2018

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ミューオンg因子の精密測定で標準モデルの終焉が決定的に

仮想的な粒子とミューオンに代表される現実の粒子との相互作用が後者のg因子すなわち磁場中の振る舞いを決めている。ブルックヘブン国立研究所チーム加速器実験で決めたg因子は、精度の高い理論計算のg因子とわずかに異なる。理論計算は現在の素粒子物理に基づいたもので計算や実験誤差より大きい差の存在は素粒子物理の骨子(標準モデル)に関わる大問題である。今後予定されている実験でも有意の差が確認されれば、新しい粒子の存在を検証するものとなり標準モデルの修正が避けられない。

23.04.2018

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大量絶滅後の生態系復活に時間を要した理由

アリゾナ大学とNASAの研究チームは大量絶命の原因と生物の復活に時間がかかった理由を調べた。この研究では、これまでの研究では海洋中の酸素欠乏が大量絶滅に関係していると考えられているため、海洋の生態系に注目した。研究チームは新たに炭酸塩中のウラン同位体から酸素欠乏を推定する手法を用いて、海洋中の平均値を推定した結果、大量絶命が突発的な海洋の酸素窮乏と関係する事が明らかにされた(Zhang et al., Science Advances 4, e1602921, 2018)。

19.04.2018

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日本近海で発見された1600万トンの希土類資源

希土類金属を含む磁性体でつくる高性能磁石は付加価値の高い輸出製品である。日本は希土類金属消費量で世界2位だが、原材料を中国からの輸入に大きく依存している。希土類に頼らない磁性体の研究も加速している中、早稲田大学の研究チームの研究で最近日本周辺に半永久的に世界的な需要を満たすのに十分な量の希土類が埋蔵されていることがわかった。

17.04.2018

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   最近の記事

Week of  16.04.2018

世界の超富裕層(ウルトラリッチ)が住む国

3千万ドル以上の総資産で定義したスーパーリッチ(超富裕層)の上に立つのが5億ドル以上の資産をもつウルトラリッチである。ウルトラリッチ(超富裕層)の資産家と定義して、可視化された居住国別ランキング2017年度版が公表された。国別の統計は複数のソースで出版されているがここでは国別ランキングを可視化してみると、地域的な富の極端な偏りが実感できる。

16.04.2018

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米国ミサイルを無力化するシリアの対空防衛システム

トランプ大統領がシリアにミサイルを撃ち込むと警告したが、実際にはロシアの配備した移動式のS-400ミサイルシステムで、シリアの防空能力は米国のミサイルを撃墜できるとして米国のミサイル攻撃を無力化できるとしている。

12.04.2018

Updated 14.04.2018

Updated 15.04.2018

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イランが核開発開始を警告

北朝鮮の核実験は外交の意外な展開で(先行きは不透明だが)、少なくとも緊張緩和の可能性が見えて来た一方で、イランの核開発問題に再び暗雲が立ち込めて来た。イランは米国と欧州の同盟国が5月に予定されている原子力開発協定の締結を前に、トランプ政権が協定離脱を決定する可能性が出て来たことを受けて、核開発開始を警告した。

11.04.2018

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バイエルのモンサント買収で化学・農業独占企業が誕生

EUは先月、バイエル、モンサント両社が60億ユーロの資産売却を条件に合併を承認した。これに続いて米国の独占禁止法当局はバイエル社に種子や種子処理技術の資産売却し農業関連資産の調整を条件に、モンサント社買収を認可した。農家と環境保護団体は強く反対していた両社の合併は、資産整理を条件に米国でも承認されることが報道されると株価は6.5%上昇した。

10.04.2018

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ハンガリー国民が支持したオルバン政権の反移民政策

ハンガリー総選挙ではオルバン政権の反移民政策が圧倒的な国民の支持を得てオルバン氏は4月8日に3選を果たした。フィデス=ハンガリー市民同盟とキリスト教民主党は84.7%の議席を得て、199議席の133議席を手中にした。第2党は極右勢力のJobbik党、第3党は社会党主導の左派連立政権は20議席となった。

09.04.2018

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ロンドンの犯罪都市化

2016年以来、英ロンドンで暴力的な犯罪が増加している。刃物や拳銃の犯罪、窃盗、盗強、強姦、殺人、ヘイトクライムなどが大幅に増加、同じ人口を持つ犯罪都市の米ニューヨークを初めて上回る殺人件数を今年の2月と3月に記録した。

08.04.2018

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EU軍の創設へ向けた行動計画

欧州員会委員長のユンケル氏は2017年11月10日に採択されたPESCOに基づいて、2015年までに本格的な欧州防衛軍(EU軍)の創設の必要性を訴えた。加盟国は行動計画に基づいてEU軍創設への道を着実に歩みつつある。EU軍はNATOを補完する欧州防衛同盟(European Defense Union)から進めて、欧州独自の軍事力と欧州内の運用能力を増強するものである。

07.04.2018

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ロシア元2重スパイ暗殺未遂事件の真相  Part 1

ロシア元2重スパイスクリパリ氏と娘の暗殺未遂事件に関しては多くの謎がある。英国政府は当初からロシア政府が事件に関わっていると断定し、英国で多くの市民の命を危険にさらしたとして強く非難した。さらに対抗措置として英国を含む世界27カ国が露外交官を追放する報復措置をとっている。

03.04.2018

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オーストラリア航空機へのテロ攻撃を防いだイスラエルの8200部隊

イスラエルのネタニヤフ首相は、アメリカユダヤ人会議で、イスラエル諜報機関がISISによるオーストラリアの旅客機への攻撃を阻止したことを認めた。 ユニット82002017年に情報を提供したことが、攻撃を試みたレバノン系オーストラリア人ISIS2名の逮捕につながった。

02.04.2018

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イタリア上下両院で反EU、EU懐疑派が台頭

3月4日に行われたイタリアの総選挙後に、既存の政党から反EUやEU懐疑的な立場をとる新興政党へと政党勢力が大きく移り変わっている。議会下院の議長のポストを初めて獲得したのは「五つ星運動」で、上院の議長となったのは中道右派連合のフォルツァ・イタリアである。

29.03.2018

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スエーデンが接触式EV給電道路を実証試験

究極的な充電ステーション不要のEVといえば、遊園地にあるゴーカートだが、現実に道路から電力をEVに供給する計画eRoadArlandaがスエーデンで進行中である。2050年までにカーボンニュートラル化を徹底するというスエーデン政府が実証試験をかねてストックホルム近郊の一部に電力供給レールを敷設する。

16.04.2018

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低コストの水素発生触媒ペントランダイト

ペントランダイト(硫鉄ニッケル鉱)(Fe,Ni)9S8はニッケル原料として豊富な埋蔵量であるため、貴金属を使用しない低コストの水素発生触媒として期待されている。ルール大学の研究チームはFe4.5Ni4.5S8の(111)面の走査型電気化学セル顕微鏡を用いて、水素発生効率が表面組成に強く依存することを見出した。

12.04.2018

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エアバスが提案する新しい空の旅~寝台ジェット機

エアバスは時差も苦にならない「寝台特急」をカーゴエリアを利用した空の旅で実現しようとしている。エアバス社はゾデイアック・エアロスペース社と協力して、A330のカーゴエリアに設置される寝台モジュールの運用を2020年から開始するほか、新しいA350 XWBでの運用も検討している。

11.04.2018

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世界初のフォトニクスオンチップとなるBrilliant

MITスピンオフ企業Ayar(は、データセンター処理能力の増強と省エネルギーを目的として、フォトニクスチップをシリコンチップに組み込んで光通信と計算機を結合する。フォトニクスチップでチップ間通信のエネルギー消費が30-50%削減でき通信帯域を10倍上げることができる。

09.04.2018

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光格子緩和で効率が増大するペロブスカイト太陽電池

これまでの太陽電池材料のほとんどは太陽光照射下でエネルギー変換効率が劣化する経年変化の問題を抱えていた。これに対してエネルギー変換効率でシリコンに迫る勢いのペロブスカイト材料では、逆に太陽光照射で逆に効率が向上する。ロスアラモス国立研究所の研究チームは長時間照射によって、格子緩和が生じるため格子歪が取り除かれ、エネルギー変換効率を増大させることを見出した(Tsai et al., Science 360, 6384, 2018)。

06.04.2018

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太陽光とナノハイドロゲルによる水浄化法

テキサス大学オースチン校の研究チームは高分子-ゲルハイブリッド物質(ハイドロゲル)と太陽光を用いた低コストでコンパクトな新しい水浄化装置を開発した。ハイドロゲルは水分子を吸収する高分子の網状構造で、コンタクトレンズに用いられるハイテク材料である。(Zhao et al., Nature Nanotechnology online Apr. 02, 2018)

04.04.2018

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温和だった始生代からの地球気候

太古からの地球の気候に関しては様々な説があるが、ワシントン大学の研究チームの最新の研究で、これまでの予想に比べて数10億年間に渡って地球の気候ははるかに温和なものであったことが明らかにされた。研究チームのシミュレーションによれば、数10億年前の始生代の平均気温が現在と大差ないもので、海洋のpH数値も現在との差が1以下となる範囲であった(Krissansen et al., PNAS online Mar. 07, 2018)。

03.04.2018

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運転支援ソフト動作中に起きたテスラEVの死亡事故

自動運転試験中に衝突事故を起こしたウーバー社に続いてテスラEVも同社の運転支援ソフト”Autopilot”が起動した状態での事故であった。3月23日にカリフォルニアのマウンテンビューの近くの市内で、テスラ社のモデルX(SUV)」が高速道路の路側帯に衝突し、運転者は死亡、車体のLiイオンバッテリーが発火して他の2台に燃え移る事故を起こした。テスラ社は今週になって同社の運転支援ソフトが関与していたことを認めた。

01.04.2018

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テスラ社が未来を託すモデル3増産計画の現実味

量産車種モデル3の生産計画の成否にテスラ社の将来が左右される、と言っても過言でない。隙間だらけの外装や見えない部分の雑な作りには目を瞑るとしても、EVとしての性能優位性が大手メーカー各社の熾烈な追い上げで少なくなってきた現在、オーダーに答えられるのか懐疑的な意見も目立つようになった。

30.03.2018

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新型電解質でEVの航続距離が飛躍的に向上

次世代のLiイオンバッテリーには電極の安定化による性能と寿命の向上が課題となる。パシフィック・ノースウェスト国立研究所の研究チームは新しい高濃度電解質により、Liイオンバッテリーの充電量が7倍に向上し寿命が向上することを見出した(Chen et al., Advanced Materials online Mar. 25, 2018)。

28.03.2018

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T  R  U  T  H  in trends

トレンドの裏側にある真実 

ロシア元2重スパイ暗殺未遂事件の真相  Part 1

 

VXガスの5~8倍の毒性をもつとされる旧ソ連軍が開発した神経剤「ノビチョク(Novichok)」でロシア元2重スパイのセルゲイ・スクリパリ氏と娘のユリア・スクリパリさんが襲われてから1カ月となる。セルゲイ・スクリパリ氏の状態は重体だが安定、ユリアさんは重体の状態を脱して急速な回復を遂げていると報道されている。


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 社会を変える注目技術

世界初のフォトニクスオンチップとなるBrilliant

 

MITスピンオフ企業Ayarは、データセンター処理能力の増強と省エネルギーを目的として、フォトニクスチップをシリコンチップに組み込んで光通信と計算機を結合する。フォトニクスチップでチップ間通信のエネルギー消費が30-50%削減でき通信帯域を10倍上げることができる。

 

これまでデータセンターのボトルネックは帯域幅と消費電力であった。AyarはMITで開発したフォトニクス原理をシリコンチップメーカーのGlobal Foundriesでシリコンチップに組み込んだ光入出力システムBrilliantを製品化、昨年12月に市場投入した。


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