HEADLINE 

ビルダバーグ会議2018  Part 1

 

 66回のビルダバーグ会議2018は、67~11日までイタリアのトリノで開催される。イタリアでの開催は14年ぶりで、4回目となる。イタリアで初のポピュリスト、反 EUEU懐疑派新政権が発足して一週間、「エリート・グローバリスト」たちが集まって、欧州で勢いを増しているポピュリスムを議論するのには、皮肉にも最も相応しい場所となった。


最新記事

Week of 18.06.2018

著作権法強化でネット検閲に向かうEU

欧州議会の法務問題委員会は、賛否両論が渦巻く中でEUの新たな著作権改革に初めて肯定的な決断を下した。議論の的出会った条文11と13は、リンク税、検閲機構、インターネット・ミーム禁止が含まれる。

22.06.2018

[Read More]


スエーデン国民がマイクロチップを埋め込む理由

何千人もスエーデン国民が、マイクロチップを人体に埋め込んで、非接触クレジットカード、キーカード、さらには(日本ではSUICAやPASMOなどで知られる)公共交通機関カードとして使っている。チップが人体に埋め込まれたら、カードの置き忘れや財布に入れて持ち運ぶ必要はないし盗まれる恐れもない。

21.06.2018

[Read More]


メルケル体制の終焉 Part5

メルケル首相とゼーホーファー内相との移民政策を巡る対立は、ドイツの深刻な政治危機を示唆している。6月末までにEU周辺国との移民対策に合意を得られなければ、メルケル連立政権は崩壊、メルケル体制の終焉を迎えることになるからである。

19.06.2018

[Read More]


キャッシュレス化に歯止めをかけるスェーデン

世界で最もキャシュレス化が進んでいるスェーデンでは、完全なキャシュレス化に伴う社会的・経済的リスクが懸念され始めた。現金の流通を残す方向にスェーデン国立銀行や議会は、金融機関に一定の現金保有と現金取引ができることを義務づける法案を検討している。

15.06.2018

[Read More]

原発閉鎖でも上がらない電気料金の理由

現在閉鎖されている米国の2箇所の原発の影響を詳しく調べた結果、卸売エネルギー価格が3年間で毎年4~10%上昇すると予想されたが、天然ガスに置き換えると、卸売エネルギー価格は毎年9%から24%低下すると予測された。このことは天然ガスの市場価格が低く維持される限り、卸売エネルギーコスト削減が大きいことを意味している。

20.06.2018

[Read More]


人工光合成に最適な材料ハライドダブル・ペロブスカイト

人工光合成(光触媒による水分解)によって、太陽光で水を水素と酸素に分離することができる。オックスフォード大学の研究チームは、新しいタイプの物質 - ハロゲン化物ダブル・ペロブスカイトが、水分解の光触媒として有力な材料であることを示した(Volonakis et al., Appl. Phys. Lett. 112, 243901, 2018)。


暗黒物質を解明する新実験

暗黒物質は現代物理学と天体物理学において重要な課題であるが、基本的なことすらまだわかっていない。マックスプランク研究所の研究チームはこのほど、暗黒物質と物質との相互作用を理解するために、超高密度星を使用する新しい実験を提案した(Shao et al., Phys. Rev. Lett. 120, 241104, 2018)。

18.06.2018

[Read More]


EUが2030年までの再生可能エネルギー比率目標を設定

EUは風力、太陽光、その他の再生可能エネルギー源からのエネルギー(消費)比率の目標を引き上げることで合意し、前回の27%ではなく2030年までに32%を目標とした。

16.06.2018

[Read More]



   最近の記事

Week of  11.06.2018

従業員大量削減でテスラ社は利益を出せるか

昨年から量産車、モデル3の量産体制が整わず利益をあげられないテスラ社は、ついに下半期に利益をだすためのコスト削減策として約3,600人の正規労働者を解雇に踏み切る。

13.06.2018

[Read More]


米国で増大する自殺率

2000年頃まで減少を続けている米国の自殺率が、すべての年齢層にわたって、そして男女ともに、上昇傾向がある。老化を考慮した統計が1999年から2014年にかけての15年で、米国の自殺率は24%も上昇した。

12.06.2018

[Read More]


ビルダバーグ会議2018  Part 1

66回のビルダバーグ会議2018は、67~11日までイタリアのトリノで開催される。イタリアでの開催は14年ぶりで、4回目となる。イタリアで初のポピュリスト、反 EUEU懐疑派新政権が発足して一週間、「エリート・グローバリスト」たちが集まって、欧州で勢いを増しているポピュリスムを議論するのには、皮肉にも最も相応しい場所となった。

07.06.2018

[Read More]


米国で最も住みたくない都市トップ50

ウォールストリート24/7は、犯罪、経済、教育、環境、健康、住宅、インフラ、レジャーの8つのカテゴリーで指標を作成し、全米で最悪の50都市をランキングした。 最悪の都市は南から中西部にかけて、またニューイングランドから太平洋沿岸にかけて広がっているが、ここではトップ3を紹介する。

06.06.2018

[Read More]


米第2四半期のGDP見通しが4.8%に上方修正

アトランタ連銀の経済予測モデル「GDP Now」によると、第2四半期の米国GDP伸び率見通しは年率4.8%となった。5月29日の4.1%が31日には4.7%、6月1日には4.8%と上方修正された。

04.06.2018

[Read More] 


双頭政治となるイタリア新政権で強まる反EU色

イタリアのマッタレッラ大統領が暫定政権の発足を進めていた間、水面下で五つ星と北部同盟は再び新政権発足に向けての調整を行っていた。31日には連立政権樹立で合意、コンテ氏は再び首相に指名され、同氏が提出した閣僚名簿をマッタレッラ大統領は承認したのである。6月1日には、就任式が行われ、イタリアで新政権がスタートした。

03.06.2018

[Read More]


北朝鮮非核化の技術的リスクアセスメント

北朝鮮の非核化の現実度についてメデイアには、北朝鮮が全面的に核兵器とその運搬手段(ICBM)を、体制維持及び経済援助と引き換えに、手放すとする楽観論がメデイアを賑わしている。スタンフォード大学の国際安全保障協力センターが北朝鮮非核化の技術的リスクアセスメントを作成し公表した。

01.06.2018

[Read More]


イタリアの政治混乱の背景にある反EU勢力の台頭

イタリアの暫定政権の首相に指名された、IMF元財務局長でEU支持者であるカルロ・コッタレリ氏は、29日組閣を断念した。上下両院で過半数の議席を有している五つ星・北部同盟から、暫定政権の信任を得られないため、現議会は解散、総選挙が60~70日後に実施されることとなった。

30.05.2018

[Read More]


出口のみえないイタリアの政治混乱

イタリアのマッタレッラ大統領が、サボーナ氏の経済・財務相起用を拒否したことで、連立政権の新首相に指名されたジュゼッペ・コンテ氏は首相ポストを辞任、組閣発足を断念した。イタリア政治史において、選挙で勝利した政党、議会で過半数を占める野党が組閣発足に当たり、前政権の現大統領が大臣候候補を拒否することは前例のないことである。

29.05.2018

[Read More]


反EUを巡る政治混乱でイタリアは再び政治空白に

五つ星・北部同盟の連立政権はジュゼッペ・コンテ氏を首相に指名、23日に前政権で現大統領のマッタレッラ氏は承認した。だが、経済・財務大臣候補のパオロ・サボーナ氏の指名を27日に却下し、イタリア政治混乱は避けられない状況になり、新政権樹立が不透明となった。28日には国民による大規模デモが予定されている。

28.05.2018 

[Read More]

フリン効果(知能指数上昇の持続性)の終焉

ノルウェーのラグナー・フリッシュ・センター(Ragnar Frisch Center for Norway)の研究チームは、最新の研究でIQテストのスコアが過去数十年間に徐々に低下していること(負のフリン効果)を明らかにした(Bratsberg et al., PNAS online June 11, 2018)。

13.06.2018

[Read More]


天然ガスに30%水素添加で減らせるCO2排出

スワンシー大学の研究チームの調査によると、英国の家庭や企業に供給する天然ガスのほぼ3分の1は、ゼロエミッションの水素で置き換えることができて、これで英国のCO2排出を最大18%削減できる可能性があるとしている(Jones et al., Sustainable Energy & Fuels, online issue 4, 2018)

11.06.2018

[Read More]


大気中の炭素から燃料を製造する時代

夢物語に聞こえるかしれないが、近い将来、我々が購入するガソリンは、地面から汲み上げられた化石燃料ではなく、大気中のCO2から製造されたものになる。排出されたCO2を大気から抽出して、新しい燃料に変えることで、既存車とインフラをそのままにしたカーボンニュートラル化が実現すると期待されている(Keith et al., Joule online June 07, 2018

09.06.2018

[Read More]


癌と老化に関係する酵素テロメラーゼ

癌、老化に関連した疾患など広範囲な病気は、「テロメラーゼ」と呼ばれる重要な酵素と密接に結びついている。 UCLAの研究チームは、最も活性の高い触媒コアが原子分解能近くで得られた高分解能結晶構造解析に成功し、今まで謎に包まれていたこの酵素の理解が加速すると期待されている(Jiang et al., Cell 173, 1179, 2018)。

07.06.2018

[Read More]


グラフェン・エッジの磁性

グラフェンは、シートを形成する炭素原子が無限につながった2次元層で、高い伝導性を持つ2D物質のため基礎物性や応用について極めて多くの研究が行われている。英国、ドイツ、ロシアの研究チームは、グラフェン端の磁気的観測に成功し、特異な磁性の存在を証明した(Luis and Coronando, Nature online May 30, 2018)。

06.06.2018

[Read More]


癌治療で術後の化学療法は回避できる

最新のビッグデータに基づいた調査研究で乳癌について化学療法への危惧が証明されることになった。患者のリスクアセスメントに遺伝子検査を使用した研究早期乳癌の最も多くみられる女性患者の大半は、化学療法を安全に回避することができることがわかった。

05.06.2018

[Read More]


自動運転車用LiDARシステムの市場投入

このほど全固体LiDAR搭載の自動運転トラックが中国で発表された。搭載されているG Plusと呼ばれるLiDARシステムは自立型の自動運転車のキーテクノロジーになるとされる。LiDARシステムは主にレーザー、スキャナー、特殊GPS受信機で構成されている。G Plusの最大の特徴は、全自動運転車用に開発された全固体LiDARが初めて市場投入されたことである。G Plusによる走行は物流用のトラックで歩行者に優しい(危険のない)速度でパッケージや食べ物を運ぶことができる。

04.06.2018

[Read More]


世界初のゼロエミッション火力発電所

ネットパワー社(NET Power.LLC)は最近、カーボンキャプチャ技術を使用することなく、炭素排出のない新しい種類の天然ガス発電所のガスタービンの試運転に成功した。テキサス州ラ・ポルに設置された新型火力発電所は、東芝が開発した超臨界CO2サイクル発電システムで、化石燃料を用いながらゼロエミッションで発電することが可能であることを実証した。

02.06.2018

[Read More]


社会と関係を持つことが脳の老化を防ぐ

オハイオ州立大学の研究チームは、社会との関係を維持することが脳機能の老化を防ぐ効果を持つことを明らかにした。研究チームによればグループに収容されたマウスはペアよりも良い記憶と健康な脳を持つという。この発見は、社会的つながりが人間と動物の生活にとって重要な役割を持っていることを検証するものである。 

31.05.2018

[Read More]


これから始まるビッグチル(寒冷期)の脅威

地球温暖化といわれるにもかかわらず、20162月から20182月の2年間で、世界の平均気温は0.56℃低下した。これに次ぐ平均気温の下降傾向は2年で0.47°C下がった時期(1982-1984)である。(NASAゴダード宇宙研究所データベース)。

29.05.2018

[Read More]




T  R  U  T  H  in trends

トレンドの裏側にある真実 

北朝鮮非核化の技術的リスクアセスメント

 

北朝鮮の非核化の現実度についてメデイアには、北朝鮮が全面的に核兵器とその運搬手段(ICBM)を、体制維持及び経済援助と引き換えに、手放すとする楽観論がメデイアを賑わしている。スタンフォード大学の国際安全保障協力センターが北朝鮮非核化の技術的リスクアセスメントを作成し公表した。公開されたリスクアセスメントの報告書の結論に補足を加えて紹介する。米国の核兵器製造拠点であるロスアラモス国立研究所の元所長を含む著者らは、核兵器解体の作業の専門家である。


TECHNOLOGY with IMPACT

 社会を変える注目技術

天然ガスに30%水素添加で減らせるCO2排出

 

スワンシー大学の研究チームの調査によると、英国の家庭や企業に供給する天然ガスのほぼ3分の1は、ゼロエミッションの水素で置き換えることができて、これで英国のCO2排出を最大18%削減できる可能性があるとしている(Jones et al., Sustainable Energy & Fuels, online issue 4, 2018)。

 

調理、暖房および発電に使用される天然ガス使用は英国の排出量の9%を占める。CO2排出量を削減する様々な取り組みが研究開発されているが、天然ガスに水素を添加することもその一つである。研究チームの実験で、既存のガス器具は、水素添加天然ガスを燃料として、安全に使用できることが立証された。これはすでにドイツとオランダの一部で実用化されており、今年は英国でも政府支援が行われている。

 


Pick Up TRENDS 

トレンドを掘り下げる特集コラム 



©Copyright 2014 Trendswatcher Project All rights reserved.
このホームページの内容の著作権は、Trendswatcherプロジェクトに帰属します。無断での複製、引用または転載等を禁じます。