ロシアで新興国首脳、有力知識人や経済界のビジネスリーダーたちが集まって経済情勢を議論する、サンクトペテルブルグ国際経済フォーラム(欧米のダボス会議のロシア版とも言われる会議)が6月16 〜20に開催された。今回注目されたのがサウジアラビアのサルマン副皇太子とプーチン大統領の会談である。
中東地域では、イラン以外にトルコ、ヨルダン、アラブ首長国連邦(UAE)、エジプトで原子力発電所の建設が進んでいる。各国の建設を請負っているのがロシアの国営原子力企業のロスアトムである。
12月23日にロシア北西部アルハーンゲリスク州にあるプレセーツク宇宙基地からアンガラ(Angara)という名前の新型の大型ロケットが打ち上げられ、成功裏に衛星を軌道に運んだ。アンガラも米国のEELVと同じようにモジュール化して低コスト化と組み合わせの多様性に特徴がある新世代のロケットである。新型ロケット開発の背景には何があるのだろうか。
ウクライナの国立銀行は正式に、国立銀行内の金庫には国が保有している42.3トンの金のうち33トン、時価総額でいえば150 から 200億ドル減少したことを明らかにした。国が保管していた金は、どのような理由で、どこに運び出されたのか。
2014年の12月に、ウォール街でロシアが危機的状況にあるため、保有している金を売却したとの噂が流れた。ヤフー、ブルームバーグなどの欧米メディアはいち早くこの事を報道した。だが、1月末に発表されたロシア中央銀行と国際通貨基金(IMF)の2014年12月の統計によると、ロシア中央銀行は売却ではなく、新たに20.73トンの金を購入したことが明らかとなった。