Model Sのコックピット

 

 テスラ社のModel Sは外観と性能は文句をつけられない。


特に航続距離オーバー500kmは長距離をドライブすることが多い自分にとってはEVに乗り換えるとしたら最低線である。

 

日産のリーフはどうか。航続距離半分はコミューターとしては許すとしても...

あの後部デザインはどうもいただけない。

 

でもModel Sには買う気になれないものがある。コックピットの液晶パネルである。中央の液晶は最近では珍しくないし、ランボルギーニアヴェンタドールに乗っている気分が味わえる。少し表示内容が寂しい気がするが、セダンとしてはこんなものかも知れない。EVは基本的にミニ4駆と同じなのでHVのように、制御のモニタ画面が必要ないので楽しみに欠ける。

 

それにしても不思議に思うのは中央メーターの古典的な表示である。IT技術者がつくったのだったらもう少し遊び心が欲しかった。この手法の起源はしかしGTR(R35)にあるのかも知れない。

 

それで何が気になるかというと右側にある上下2段のフラットデイスプレイがいかにも安っぽいのだ。ナビと操作パネルに分けてタッチパネルで入力する。まあスマホ世代には何という事はないのかも知れないが、「男の仕事場」を期待する連中にはちょっと遠慮したくなる。

 

きっとこれだけ広いと気を取られるので疲れるのでは、と思うのは歳のせいか。

あえてついでにいえばC-Classのように後からつけたナビのように出っ張った表示パネルも気に入らない。アウデイのせり上がりかBMのような埋め込みは議論が分かれるだろう。

 

個人的にはやはりラウンドした囲まれ感のコックピットがいいと思う。それととっさに動かしたい機器の階層表示タッチパネルはやめて欲しい。