ノバスコシアー1%の避暑地






















 米国東海岸のボストンの北に位置するノバスコシアはカナダの州で、厳密には半島であるが、実質的には大西洋に突き出した陸の孤島といった感じである。


 カナダの州とはいえ米国東部の人間にとっては、秘書に、コニーアイランドに行く、といえば庶民、アトランテイックシテイに行くと言えば賭博好き、そしてノバスコシアに行くと言えば、富裕層をイメージするだろう。


 大西洋の波は高く、水温も低いので海岸に面しているといっても、ヨット遊びがメインとなるので、ヨットを持っていたら優雅な夏が満喫できる。


 映画にたびたび登場する白い灯台、夏でも夕方はカーデイガンが必要な涼しさ、そして何より荒っぽい波が岩に打ち付ける音の迫力は圧倒される。


 ノバスコシアというのはNew Scotlandを意味するそうだが、ニューイングランドから英国人(注)が移り住んだという。州都ハリファックスはこの州で最も人口が多いと同時であるが、米国から避暑に来た米国の1%層は海岸にある別荘に直行するので、都会に足は向けない。


(注)名前の通りいまでもスコットランド人が一番多く、彼らは英国人ではないので正しくはスコットランド人というべきだろう。


 大西洋の波は高く、岩が多いのでサーフには向かないが、人々は大小さまざまなサイズのヨットで海に繰り出す。


 何故かここから南下してマイアミまでの大西洋岸では、1%の人たちの別荘は申し合わせたように海岸を背にした白い家である。白い家、白いヨット、白い灯台と黒っぽい青の大西洋と抜けるように青い空は、マリンファッションがよく似合う。


 なおノバスコシアはワイルドブルーベリーの産地として知られるが、日本でもノバスコシアオーガニックを通販で手に入れられるようになった。


 ここのブルーベリーとブラジル産のアサイーでアサイーボウルをつくれば、ノバスコシアを楽しめる。便利になったものだ。


 機会があればUS95を北上し、ボストンを通り越してノバスコシアを目指したいと思う。