ルフトハンザの秘密




















 ルフトハンザ航空には世界のエアライン多しといえども秘密がいくつかあある。全てを網羅できないがその代表的なものについて考えてみると、ドイツ流の合理性が伺えて彼らにすれば自然なのだろう。


 ルフトハンザ航空はフランクフルトを拠点し、整備を社内で行う唯一の会社である。委託より高くつくが安定な雇用でかかりつけの医者にみてもらうような安心感がある。定期的にストライキをするところをみると、組合の強さも伺えるが委託に頼らないメンテナンスもそのためかもしれない。


 ルフトハンザ航空は近郊の都市へはバスを運行している。バスと電車は(フライトのように)便番号が割り振られていて、その予約はインターネットからフライトと同時に簡単にできる。例えばフランクフルトからストラスブルグに行く筆者の乗ったのは写真のバスより旧式だったが、大排気量のエンジンはすさまじくトルクフルに突っ走る2時間半のバスの旅は快適であった。バスのチケットはフライトチケットなので見せるだけで乗り込める。往復でバス料金が違うのはストラスブルグがフランスで税金がかかるらしい。あえてスイスのヨーデル航空が運行するポーター機でリヨンまでスリルある飛行を楽しむこともできるが、結局リヨンからバスに乗ることになる。


 特筆すべきルフトハンザ航空の秘密は、(フランクフルト乗り継ぎの場合、)国内線への乗り継ぎ保証制度である。これはいわば裏メニューであるが、筆者はこれに救われた時は本当に驚いた。到着便の遅れで、国内便への搭乗が長い列のパスポートコントロールを考えれば、絶対に無理である事がわかった時、とっさに係員に相談した。そのとき搭乗予定のフライトをいうと突然、顔色が変わった、と思ったらどこかに電話をいれた。ものの数分で黒ずくめのSWATのような男がEVで現れた。すぐに乗れといわれて従うと、あたりの乗客にぶつかりそうになりながら、普段みない地上階の秘密ゲートに連れていかれた。あっという間に手続きは終わって、無事に機内に到着する事ができた。


 そういえば米国のグローサリーにはExpressというレジがある。コンビニの買い物程度ならすいているので長い列につく必要はない。フランクフルト空港にはExpressラインがあるのだ。


 臨機応変な合理性は見習うべきだろう。マイレージカードをワンワールドからスターアライアンスに変えたのはその時からである。


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コメント: 1
  • #1

    迷子たち (火曜日, 23 9月 2014 12:50)

    フランクフルト空港の自動チェックイン機はICカード付きのパスポートを読めないときがある。それとは別に壊れているものも。