ペイパルの認証が人体に埋め込まれる日

Apr. 23, 2015

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 誰でも自分の認証番号が煩わしいと思う一方で、誰にも盗まれたくない、あるいは第三者が成り済ます事がないようにと願う、相反する思いがあるに違いない。しかしある時、貴方の認証を完璧に守るチップができたので、貴方の体内に埋め込ませてください、といわれたらどうだろうか。


 筆者はこれまでパーソナルという制約の多いペイパルアカウントを使っていたが、制約のないプレミアムアカウントにアップグレードすることにした。小場合の「本人確認」は運転免許証のスキャン画像をアップロードするだけだと言う。しかし会社は「本人確認」には2週間を要しますという。


 運転免許証の番号を陸運局で調べるのか、本人住所に行って表札を確認するくらいしかできることはないと思うのだが、ペイパルはそれで充分な本人確認ができるのだそうだ。


 免許証のスキャンデータをペイパルにアップロードしてやれやれと思ったらとんでもないニュースが飛び込んで来た。ペイパルの開発主任が究極の生体認識システムがパスワード等の認証手続きに代わるだろうというのだ。


 新型生体認識システムは体内(脳)に埋め込んだり、注射されたり、飲み込んだりすることになる。ペイパル社のJonathan LeBlancによれば新型認証システムは、脳に埋め込むか、肉体に埋め込むかまたは胃液で動作するデバイスを飲み込むなどの方法で、人間の体内に常駐させることになる。


 

 これらのデバイスは完璧な生体認証となりパスワードや指紋認証から解放されるという。ペイパルはFIDOに加わって生体認証を推進し、Samsungの技術で指紋認証ショッピングを計画している。

 

 Splash Dataによれば2014年の最も多かったパスワードは123456、次が12345だった。ところでペイパルプレミアムアカウントのために脳にチップを埋め込まれるのはご免だ。