米国核合意離脱で急展開するシリア情勢

10.05.2018

Photo: scmp

 

5月10日

・イスラエル国防軍(IDF)は、シリア領内にあるイラン部隊の軍事拠点とヒズボラ武装組織の拠点数十カ所を空爆。イラン軍のインフラに大打撃を与えた。

 

 

Credit: IDF

 

・イスラエルのネタニヤフ首相が、ロシアから帰国。

 

・イラン革命防衛隊の特殊部隊「コッズ部隊」は10日未明、シリア南部のゴラン高原にあるイスラエル入植地にロケット弾20発で攻撃。8日に行ったIDF攻撃の報復攻撃とみられる。数発は対空防御システムの「アイアンドーム」で迎撃される。イラン軍がシリアからイスラエルを攻撃したのは初めてである。

 

5月9日

・イスラエルのネタニヤフ首相はモスクワでプーチン大統領と会談。イランはイスラエル国家の壊滅を狙っていることから、シリア領内のイラン軍事拠点の攻撃の理解とロシアが軍事介入をしないことを求める。会談後、プーチン大統領はシリア情勢に関して緊急の安全保障会議を開いた。

 

・トランプ大統領はイラン最高指導者ハメネイ師に核開発を再開しないよう、再開に着手すれば深刻な結果を招くと警告。ハメネイ師は米離脱は「間違いだ」、「アメリカは信用できない」と警告し、核合意を今後継続するには、米国を除く5カ国の明確な保証が必要と主張した。

 

5月8日

・イスラエル軍はトランプ大統領の離脱表明から2時間後に首都ダマスカス近郊にあるイラン革命防衛隊の武器庫やロケットランチャーをミサエルで攻撃した。

 

・イラン軍による「不規則な行動」を確認、シリア南部ゴラン高原に駐在しているイスラエル軍は攻撃に備えて厳戒態勢がしかれ、北部丘陵地帯の市民にたいして防空シェルターが使用可能との通知を出した。

 

・トランプ大統領はイラン核合意からの離脱を表明した。

 

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