マイケル・デルの決断

Photo: MashableAsia

 

DELL PCは一昔前に、注文を受けて組み立てるというセミオーダーメードとオンライン販売を持ち込んだ会社です。創業者のマイケル・デルは真面目で手堅い(金融に手を出す前の)古き良き時代のアメリカ人でした。

 

DELL PCは時代に対応して利益を上げるため次第に安っぽい部品を使い手抜きが目立つようになリマしたが、筆者はコスト・パフォーマンスの高さが気に入って結構な数のPCをLinuxマシンとして購入していました。

 

そういえば米国内を移動する飛行機の中では当時、vaio-ThinkPad-DELLというノートPCハイアラーキーがあり、DELLはありふれた存在で盗難に合う心配も皆無でした。

 

 

そのDELLが最近ウエスタンデジタルを買収しサーバー市場に特化する決心をしたようですね。


DELLのホームページをみると、民生品に力を入れなくなったのがわかります。ハードディスクメーカーを買い取ったので本格的にサーバービジネスを中核にするのではないでしょうか。


DELLには低価格品のイメージが付いているので、高級機には参入できないのだと思います。
NTTはDELL傘下のIT企業を買収することになりました。DELLとしても先の買収の債務を極力減らしたかったに違いありません。マイケル・デルの性格からして金融に頼り借金を抱え込むことはしたくなかったでしょう。

 

そういえば政府の圧力もあって分社化して多目的になったNTTですが、分社化し過ぎて、同じような会社があるので、この機会に集約した方が良いのではないでしょうか?