なぜ緊急脱出でパニックになったのか

Photo: mailonline

JAL便千歳空港の緊急脱出の醜態が話題になっています。

 

やはり「異臭がした」=「機内に火災」と判断したことが誤りで、エンジンに火災警報が出ていたのかどうかが決め手です。火災警報が出ていたら消火して警告が消えたら騒ぐ必要はないし、また避難する前にCAに機内を点検させ、機長が自分で乗客に説明をするべきでした。

 

また乗客にも相当な責任があります。恐怖感を煽った乗客は謝罪すべきです。特に「怖い怖い」を連発していた中年の女性。「怖い怖い」は若い女性の特権と心得てください。

右エンジンの不良で右側の非常用ドアが使われた時点で、安全管理がなっていないと思います。

機内への焦げ臭い匂いは不完全燃焼で、エンジン後方からの一時的な炎は不完全燃焼のため、燃料が排出された事で理解できるはずです。

 

報道も、エンジンから炎がでた事を重要視して騒ぎ立てていますが、報道も知らない人達が騒ぎ立て、危険と煽るのでタチが悪いと思います。これで、エンジンから炎がでると危険と勘違いする人が多くなるように思います。

 

今までの、非常脱出をみると、1割ぐらいの人は怪我をしているようです。滅多にないので、緊急脱出は体験していない乗客には難しいのではないでしょうか?CAの訓練を見ると"Jump"という掛け声で、乗客たちはリズム良くシューターに身を任せています。リズムが狂うと落下傘部隊の降下訓練と同じで前の人にぶつかるので危険です。

 

A380で2分以内に全員脱出できたので、合格になったようですが、エアバス社員によるものと、二階は更に高くなるので実際は規定時間内に全員脱出するのは無理という事になるのではないでしょうか。しかしA380では機内スペースに(特に入り口付近)余裕があるので、逆に乗客が殺到して折り重なって倒れることはないのかもしれない。

 

JAL123便のように墜落がわかっていても遺書を残しあくまで冷静に振舞った乗客には頭がさがります。とにかく慌てて叫んでも何も得にならないので「怖い怖い」と「ヤバイ」は慎みませんか。

 

ちなみにエンジン1基でも安全に着陸できることくらいは頭に入れておいて欲しいと思います。とにかく「怖い怖い」おばさんは罰せられても仕方がないと思います。またリュックしてさらに自分の持ち物を一緒にシューターに持ち込んだ男も酷すぎますね。

 

 それと基本的なことですが雪の日に出発が遅れるのは安全確保のためで、やむを得ないと思ってください。