A380に批判的な記事が多いのは何故か

Source: Wiki

 

ANAがA380を導入することを巡って聞こえてくるのは批判的なコメントばかりのようだ。評論家も総じてANAの判断を疑問視している。どこにもA380に関する技術的評価、他のエアラインの運用に関して、また最も重要なはずの「顧客側の立場での評価」がみあたらない。日米同盟のようなボーイングの呪縛については何も批判はないが、エアバス機が事故でない原因(例えばミサイル)墜落しようものなら大騒ぎである。

 

例えば以下の記事がYahoo.Japanに流れたので読んだ方も多いのではないだろうか。

 

なぜANAはハワイにA380を導入するのか

777-9Xの導入が決まったANAにとって、A380を長距離路線に飛ばすメリットはないに等しい...という趣旨の内容がかかれている。

 

正直、自分の周りにも飛行機好きの友人が全く同じ意見なので、それなりに理由があるのだろう。ボーイングに固執したANAのエアバス採用ともなれば何か理由があるのではないか、と考えないのか。例えばこれまでボーイングに有利であった強力な後ろ盾の合衆国輸出入銀行の力が衰えたこととエアバス台頭は対応しているようにみえる。

 

合衆国輸出入銀行の存続を巡る論争

 

またジャンボになれた人は特に、圧倒的な安定感や広さによる落ちつき、最新鋭のエンターテインメントシステムなどボーイングの安っぽさ以上の何かを期待しているのではないか、とは何故考えないのだろうか。

 

ボーイングに固執すればやがてJALになる。ボーイングにとってはカモのような存在になることはやめたい。

 

個人的に787はよくできているといっても、「売れ筋のミニバン」に乗るような感覚は好きになれない。777はずっとましであり、長距離路線では航続距離や座席数で787と多少カブるがそれでも大陸間路線で787の選択肢はない。

 

777後継機を選ぶのもよいかもしれない。しかし一度A380に乗ってみて欲しい。あの落ちつきと安心感はなんだろう。翼の下にあるRRのロゴのせいか。いや違う。747と双発機では明確に挙動(特にタービュランス時と離着陸時)が違う。目をつぶってもわかる。加えて上の写真のような余裕を持った空間、駐機中の存在感、全てが別の次元と思う人は私だけではないだろう。双発機でよい人たちがいるように4発機に乗りたい人もいるはずだ。

 

最近のボーイングは「飛行機づくりの職人」の意識が多すぎるように思う。Fly-by-wireだってステイック操縦だってボーイングだけだったら採用されなかったと思う。

 

上記の記事のようにハワイ路線への就航になるのであれば、旅行会社とのタイアップや現地のホテルやコンドミとのコラボなどJALがおよそしなさそうな抜け道はアイデア次第でいくらでもあるのではないだろうか。