iapmにみるモールの未来


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 上海には高級モールが多い。きっと最も高級なのは銀行が立ち並ぶ、The Bundにあるモール。ここはモールというよりはブテイックが収められたビル。ここに気軽に入るのはコンドッテイのGUCCIに入る勇気がいる。


 各都市の経済状況の視察、という名目で訪れる街々のモールをみに行くのが「趣味」となった私。今回は上海でも新しいiapmという高級モール。


 吹き抜けがラウンドしているのは最近の流行。フロアは大理石が眩しい。写真のように客は少ない。あきらかに庶民感覚の場所ではないのだが、観察を続けると2店のみ1階と2階に店を出している。


 そのひとつはapple store。ご存知のようにapple storeではiphone, tabletフロアとMacフロアが分離している。試しに店員の知識を探ってみると(失礼しました)、プロセッサ、メモリ、デイスプレイスペックなど頭に入っていて、なかなかよくわかっている。


 もうひとつの店はD&G。こちらはメンズとレデイースだが、他の店より広いスペースをデイスプレイに使いなかなか見ていて楽しい。


 レストラン街も充実していて、日本でもおなじみの名店が軒をならべる。で、客はというと、年齢層が高い、女性が多い。どの都市でも時間とお金を持つ層が客なのだ。


 iapmはその名の通り夜遅くまで開店していて、仕事帰りの女性たちを呼び込もうとして必死だが...


 顧客の年齢層とデイスプレイに大きなギャップがあるようだが、華やかな上海にはぴったりなモールである。


 上海の最新モールをみてみたい方にはオススメのスポットです。お腹がすいたら地下に行きましょう。「一風堂」がありますよ。


 モールの未来形のような印象です。でもこれだけの客数でやっていけるのは相当に一人が高級品を買いまくっているのだろうな。(大きなお世話でした)