ジェラートのフルーツトッピングについて


























 ローマの6月は日本でいえば7月で真夏の感覚である。

例えば日中、ボロネーゼ公園を散策しようとすれば脱水症を覚悟しなければならない。


 ほとんどの観光客はペットボトルを持ちながら歩いている。救いは木陰に陣取る屋台で冷えたスポーツドリンク(ゲータレード)が買えることだ。


 この時期はたとえサンピエトロでも女性の半パン率は90%。ほんとうはいけないのだそうだが、なにしろ下手すれば救急車騒ぎになるので当局も仕方なしに放任している。


 観光客はたいていアメリカ人だが欧州各国の高齢カップルも負けじと多い。皆、この時期は熱中症と戦っている。


 街角には年中水が流しっぱなしになっている水飲み場があるが、真冬にみて不思議に思ったがなるほど、こういう時には人助けになるのか。


 さて夜の楽しみはローマ風パスタとビールであるが(少なくとも私には)、ハワイのシェラトンのイタリア料理やに毎晩通い、店のイタリアビールを消費し尽くした私には格別の時間が流れる。


 でお腹も一杯になり夜風がやや涼しく感じたら、行くところはもちろん、ジェラートショップ。ジェラートにも流儀がたくさんあるが、ここでのお勧めはフルーツトッピング。


 トッピングといえば甘さの追加だがここでは逆に甘さの緩和ができて気に入っている。確かにジェラートだけだと甘さが脳天にくる、のだけれどもフルーツトッピング(バナナ以外)でちょうどよくなるから不思議。


 さてジェラート食べたらそろそろホテルに戻るとするか。今日もなんとか熱中症から逃れられたし。