Apple Watchの謎



 iphone発売日に並ぶのは世界各国でみられる現象である。徹夜組も含めて歩道を占拠する難民のような人たちは富裕層とは言い難いが、Apple WatchのEDITIONの18Kゴールドを手にする人は歩道に並ぶことはないだろう。200万円以上払うのに徹夜するなんて馬鹿げているからだ。


 さてApple Watchの予約が好調で6月までの分を売り切ったという。だがApple Watchの予約に少なくとも日本では並んだのはたった20人。


 メデイアは販売好調というのとギャップがあるように思えるのは私だけだろうか。そいう私はMacProからiphoneにいたるまで、apple社の製品に起きている間は全ての行動を頼るappleなしではいられないズブズブの関係にある。


 そこで学んだことはappleといえども失敗作は結構多いこと。またappleは最高の(最高と彼らが考える)使い方を想定する、というよりそれを押し付けるということ。他にやりたい(やれる)方法が合っても、それはダサい、と一刀両断である。確かにそうかも知れないがそのためには私のようにapple漬けになることを意味している。


 さてApple Watchの評価はいまひとつで、盛り上がらないのだが、辛口の評論がない。つまり製品は完成品とはいえないが、新しいカテゴリに挑戦したappleへのリスペクトが感じられる。


 apple漬けの私は実は時計を捨てた。つまりiphoneやandroidで時間キーパーをやらせた方が効率的だからだ。Apple Watchの難点はiphone(一緒に持ち歩かないと全ての機能を発揮できない)との機能面で仕分けが不完全、バッテリーをiphoneと一緒に毎日充電しなければ成らない、従属機にしては高い、時計でありながら常に表示できていない、など時計としたら致命的なことだらけである。


 結局、持ちたいが持たなくてもよい、ということになる。それにしては販売好調が踊るメデイアと予約に並ぶ人のギャップに疑問を感じないだろうか。