空港セキュリテイの強化が必要

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 Youtubeで”Border security"で検索するとオーストラリア税関の水際作戦のTVシリーズがみられる。人気番組のようで、世界で最もきびしいとされるオーストラリアの国境、特に国際空港、の検査の全貌が描かれている。

 

 どの空港でもバゲッジや手荷物のX線透視を行う。一般的なルールはPCを取り出して別のトレイに乗せる。何故かiPadはPC扱いではないので、携帯やスマホ同様、取り出す必要はない。

 

 帽子、コート、ベルト、コインはトレイに入れる。このときパスポートも別にトレイに乗せる。空港によって靴を脱いでトレイに入れる。合図されたら金属探知機をくぐる。この直後に次のステップ、バゲッジを開けさせられるか、"FRISK Search"と呼ぶボデイタッチを受けるかが決まる。

 

 しかしこれはセキュリテイ度が甘い部類である。オーストラリア税関(検疫)ではパスポート審査で渡航歴が調べられ、渡航歴が頻繁な乗客、オーストラリアに来る前の渡航値がブラックリスト国(ベトタム、タイなど麻薬密輸の「実績」で決まるランキングによる)からの到着客は、税関でポケットの所持品をテーブルにおき質問を受ける。

 

 この質問がかなりきわどい。年収、航空券をどうやって購入したか、誰が支払ったか、オーストラリアでの日程、所持金、クレジットカードの有無、行き先の連絡先nなど。ここで不審な行動があれば、即刻手荷物とバゲッジの中身を検査される。

 

 ここでの武器は"Atmizer"と呼ぶ質量分析機で麻薬、違法薬物のデータベースと比較して極微量でも薬物の種類と検出量が表示される。薬物が検出されると検査官はFRISK Searchを行う。これは同性の係官が行うがかなり微妙な場所も大胆なタッチが行われる。日本ではハラスメントを越えている。

 

 これだけではない。Frisk Searchでは人体内部に隠し持った薬物はでてこないので、怪しければ病院へ送られてCT検査となる。人体内部に隠し持った薬物が溶け出せば致死量を越えて生命の危険を伴うので、このあたりの手順は手際よく行われる。

 

 また税関審査を受けている列を麻薬犬が行ったり来たりして、麻薬をかぎつけたら怪しい人の前で「おすわり」をするように訓練されている。

 

 こうした手順を成田空港の場合と比べると、いかに日本に違法薬物を持ち込み易いか、何故、違法薬物が街にでまわっているかがよくわかる。本気で薬物をこの国からなくそうと思ったら税関審査を徹底し、麻薬犬を到着ロビーに解き放とう。国内の薬物は一掃されテロ国家への資金の流れも止まるだろう。

 

 ちなみに上の写真のX線透視イメージで有機物(薬物)はうすいグリーンで識別できているのだ。