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米国の中で最も人口密度が高い場所は?という質問に、多くの人はCony IslandやDisneyland、本家Univarsal Studioを挙げるかも知れない。
私の体感ではフロリダ半島の端にあるちっぽけな島、キーウエストのそのまた先端にあるMallory Squareである。上の写真はまだいいい方で、溢れる人ごみで海に落ちそうである。
キーウエストは米国最南端の地でフロリダ半島からUS-1(太平洋岸のと違う)が珊瑚礁の海にかかり、行き着いた果てでマイアミから200kmなので3時間のドライブである。
有名なセブンマイルブリッジを含む32の橋を渡るドライブは直線でまるで海の上を飛んでいるような錯覚をおこす。
途中に映画で有名なKey Largoもあり、点在するそれぞれの島々はみな個性的で道路沿いには貝殻を売る土産物やがあるので、立ち寄りながらのドライブは半日がかりとなる。貝殻関係は最大手のShell Worldが古くから有名で、Key Largoではぜひ立ち寄りたい。
キーウエストは極端に狭いので、歩いて回ることができる、おそらく米国でも少ない観光地だ。ヘミングウエイの家にはいまでも猫が住み着き、当時のままである。
エミングウエイの通ったBARもある。最南端を示すモニュメントをみたら自然にMallory Squareに人が集まるしかけになっている。
しかしここには人ごみ以外、何もないのだが、普段人ごみを知らない米国人にとっては初めて乗った満員の地下鉄のように、珍しく映るのか何をするでもなくこの場所を行ったり来たりしている。
レストランはどこも賑わっている。若者から高齢者まで年齢に関係なく、精神的には「ハックルベリーフイン」状態で楽しそうである。
Key Largoに停泊するヨット群はこの地域に富裕層が集まっていることを示している。
キューバ近いのに富裕層に占領されて、庶民はキーウエストのMallory Squareに押し込まれている。米国の縮図のようだ。
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