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平和な種族であり予言「世界は今物質への強欲のためにバランスを失っており、このままでは世界は終わる」で有名なホピ族の居住区から採掘されたウランが広島長崎の原爆となったことは感慨深い。
サンタフェとアルバカーキ周辺はインデイアンアートで有名で、インデイアンアート博物館はサンタフェの名所でもある。サンタフェはインデイアンアートの店が多く、ストリートでも銀細工やトルコ石のアクセサリが売られている。
サンタフェの街並はホテルやスパ(下の写真)までもが独特の丸みを帯びたスタイルで、スターウオーズの世界といえるほどである。
サンタフェに行くのはちょっと面倒だ。国内便はアルバカーキ空港までなので、そこから先は車で行くしか無い。街に入ると意外に高齢のアメリカ人にとってはあこがれの砂漠のリゾートのようで、街を歩くとすれ違うのは皆、引退組の夫婦と新婚カップルのいずれかだ。
ストリートで売られているインデイアンアクセサリは偽物があるので銀とトルコ石はちゃんとした店で買うように友人にいわれた。銀細工は作者の署名があり偽物と容易に区別できるのだが、署名ができるのはたいてい、成功した製作者で多くは無名の職人のもので、それらはストリートで安く購入できる。
ホテルは石造りなのでヨーロッパの古城を改造したホテルのように静かで落ち着く。また内装もいわゆるサンタフェスタイルでアメリカンインデイアンの雰囲気の隠れ家にいるような感覚だ。スパ施設が有名でオーガニック化粧品も有名である。
ホピ族は原爆や環境破壊も予言しており、土地を追われた自分たちの経緯の延長に人類の破滅的な未来をみたのかも知れない。
サンタフェ近くには原爆開発拠点のロスアラモス研究所やその先にはArea51があり、いわくつきの土地である。帰りの車で何カ所かインデイアンの済む小さな集落を通ったがいずれも貧しく、ひっそりと暮らしている。
はからずもホピ族の予言は現実に近くなって来た。下の写真はインデイアンアート美術館である。
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