誰でも空港に着いてから(プライベートジェットの客を除いて)苦痛の時間が始まる。筆者の場合はシャワーまでの気が遠くなるように長いと感じるこの時間が拷問のように思える。
そんな時に限ってパスポートコントロールに並ぶ長い長い列がお出迎えだ。エンターテインメントに並ぶならならまだしも蛇が折れ曲がるように折り重なった列をみると意識が薄れて行く。
上の写真のような赤外線センサーが設置してある空港が増えたが、ここでは人々はそそくさと通り過ぎ、係官もさして注意を払ってスクリーニングの役を果たしているとは思えない。
しかしエボラ出血熱がパンデミックの恐れがでてきたいまは違う。空港で高熱を出している渡航客がみつかれば、本人はそのばで検疫行きだが、同じフライトの乗客も全て足止めして検査を受ける必要がある。
ところで赤外線カメラは温度帯によって機種が2系統あるのをご存知だろうか。高熱を出しているといっても40度くらいだが、この温度帯は低温用機種が使われる。その場合には計測温度はかなり精度がある。
そこでで提案したいある。動きの少ないパスポートコントロールの行列を赤外線モニターの感度を上げてモニターするのだ。そうすれば感度を上げてじっくりと体温をモニターできるのだ。また別に時間をとらなくてすむ。
下の写真のように各部の体温が表示できる。これなら指紋やら疲れきった顔の写真をとられるより苦痛ではないだろう。
米国は8日に国内の5空港で、体温検査や接触者情報の収集などの対策を強化する方針を打ち出した。
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