かつてないという言い訳























 ハワイ島のキラウエア火山はいまなおマグマの活動がさかんで、海岸沿いに行くと道路のアスファルトが熱せられて肌でマグマの威力を感じる事ができる。キラウエア火山の溶岩は持ち帰ることが禁止されている。火山は神聖だが怒りっぽい女神で溶岩も彼女の財産だからだ。


 日本では311以来、異常気象が連続して起こり、そのたびに「かつてない規模の」とか、「想定外の」といった表現が飛び交い、国民はそれなら仕方が無い、といって一時の戦慄が収まる。


 しかしそれは言い訳である。電源喪失に備えよ、というブログ記事でかいたことだが、平和、平時だからこそ、自然災害や戦争など異常な事態に備えなければならない。地震活動がないのはエネルギーを貯めて放出の機会を狙っていると真逆のケースも頭におくべきだろう。今回の御岳山噴火でも安定であったことで油断していた。


 自然災害を避けるには常日頃から、危機に陥ったらどうやって脱出するか、考えて準備することが重要である。ここでいう準備とは防災リュックを常備する、ことではなくて「心と頭の」準備のことである。女神は気まぐれなので、予想はできないのだ。