トランプ大統領の経済効果

22.02.2017

Credit: Donald Trump Campaign web

 

 トランプ大統領就任から1カ月、米国の国益を最優先する政策で株式相場だけでなく、小企業の楽観指数や消費者信頼感指数も好調に推移している。特に、地方や小都市において、減税、製造業の雇用創出、インフラ投資、オバマケアの撤廃などの政策で、国民の将来への見方は楽観的である。

 

 

株式相場が最高値更新

 S&P 500は一カ月で3.8%上昇、1963年にケネディ大統領暗殺後にリンドン・ B. ジョンソンが新大統領に就任した際に6%上昇した以来の54年ぶりの大幅な上昇である。

 

 

 

Source:  Bloomberg

 

 ダウ平均株価は4.02%上昇、108年ぶりの壮大な上昇を記録した。

 

Source: Wall Street Journal

 

 ナスダック総合指数は5.5%上昇で、6,000ポイントを目指す勢いを見せている。

 

Source: Nasdaq

 

ウォール街からメインストリートまで

 小企業の楽観指数はトランプ大統領就任後、98.4から105.8と1980年以来の大幅な上昇を見せた。トランプ大統領の就任で、今後ビジネス環境が改善されるとの期待を反映している。

 

 消費者信頼感指数はトランプ氏の当選で、12月には4ポイント上がり、113.7と15年ぶりの高い水準に達した。この好調な経済動向はトランプ大統領選出と同じくらいメインストリームメデイアの予想とかけ離れている。

 

 

Source: Conference Board