2020年12月から始まったイスラエルのSARS-CoV-2ワクチンは、国民ワクチン接種の成功事例としてグローバル・モデルと評価されている。しかし、国をあげてのワクチン接種プロジェットが始まると同時に、政府はワクチンに関する問題を把握するシステム、ワクチン接種後の有害事象や副作用の報告を受ける追跡調査システムを全て停止したのである。
5月11日時点で、50歳以上の90%は2回の接種を受けており、人口920万人の60%が1回、56%が2回の接種をうけている。数ヶ月後には、12~15歳60万人のワクチン接種が始まる予定である。
ワクチンに関する情報が一切公表されないなか、国民の健康を危惧する市民団体、イスラエル市民委員会(The Israeli People's Committee)が結成された。医師、免疫病学者、心理学者、科学者、研究者、経済学者や弁護士で形成されたこの団体は、イスラエルの保健省と中央統計局の公式発表の他、SNSや直接寄せられた被害報告を追跡している。
イスラエルのワクチン接種後の有害事象や副作用状況
イスラエル市民委員会が4月に発表したワクチン接種後の有害事象や副作用報告書によると、
一つのワクチンでこれほど多くの死亡、有害事象や副作用が起きているワクチンはない。このことが問題視されないことが問題である。
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