GALLERY b


孔雀のいる観音様〜雨引き観音

筑波山は関東平野で唯一の山でややもすれば平凡な印象になりがちな広大な平野部にアクセントをつけている。一口に筑波山といっても周りに広がる山々を含めると起伏に富んでいる。そのなかで笠間に近い雨引観音は安産の祈願で知られる。城を思わせる石垣に運がよければ大きな孔雀を見ることができる。右端の写真の中央部に注意してみると孔雀がみつかる。2月中旬となると桃の花や早咲きの桜、梅と春の訪れが感じられる落ち着いた趣の観音である。


タンチョウギャラリーその2

似たような体型ですが、白鳥より、タンチョウの方が飛行スピードが早いのは、白鳥が渡り鳥だからスピードより長距離飛べるように進化したため?飛行中の羽の上下動も白鳥の方が狭いようです。

三羽のタンチョウの真ん中にいる、顔が茶色いのは昨年生まれた鳥。3月ぐらいには成鳥と同じになるが、羽の内側に茶色い斑点が一年ぐらい残るので2歳とわかる。写真では脚を伸ばしているが、寒い時は脚を畳んで飛ぶらしい。


タンチョウの白に魅了される

タンチョウはかなり増えて来たが、まだ2000羽以下で依然として絶滅危惧の状態にある。湿原を整備しているので、夏場は餌が回復しているようではあるのだが。ただ、雑食のため、プラスチックなども食べてしまいゴミが問題になっている。

昨年春に生まれた子供はまだ茶色く、3月ごろの巣立ちまでには成長と同じ色に生え変わるようだが、2年以内の鳥は羽の裏側に茶色い斑点がある。

優雅に飛んでいたが、気性は荒く、上を向いて鳴くのは縄張りを宣言する行為で、縄張りに入ってくると喧嘩している。生き残るための攻撃は正当防衛と呼べるのだろうか。


自衛隊機が告げる秋の終わり

毎年、秋になり気象状態が安定すると航空自衛隊の基地で行われる公開で華やかなブルーインパルスの飛行ショーが楽しめる。

一方、主力戦闘機のF-15は傑作機だが、次世代機に道を譲る花道が近づいた。

次世代機となる第5世代戦闘機では、ステルス性だけでなく、高性能レーダーと全方位センサーで集めた情報を共有して、みえない後方から攻撃するために運動性能は二の次になる。F-15の華麗な飛行を楽しめるのはいまのうちだ。


2018年の紅葉は少し変

この季節にナルトきまって出かける日光。

毎年なんども訪れているが2018年の紅葉は少し変だと感じる。

 

真っ赤な紅葉は中禅寺湖まで行かないと見つからないのだ。

黄色がかった赤はそこら中にあるのだが。

 

今年の異常な夏のせいなのだろうか。

もう少し探し回って見ることにしよう。期待は持てないがこのままでは気が済まない。

 


政府専用機が最終飛行へ

羽田を離陸する政府専用機の勇姿。安倍首相と政府要人を乗せて米国へ飛びたったときのショット。

現在は747から777-300ERへバトンタッチされて、ANAが整備を管理している。

時代の流れで双発機となったが、747の安定感はさすがである。

 

政府専用機というとエアフォースワンを思いうかべる人が多いが、日本の政府専用機は情報統括と上空指揮能力をもたないので、全く異る。

しかし緊急事態(軍事的とは限らない)時に、危機管理拠点としての能力が要求される時代に無っっている。そろそろ仕様を変えてもいいのではないだろうか。

 


空の王者と遭遇する

偶然に出くわした空の王者A-380。大韓航空の所有する機体だった。A-380が登場するまで王者は747であったが、すっかり王座を渡した。個人的には4発が好きな筆者にはそれでもA-340とA-380は特別な存在である。ルフトハンザが成田フランクフルト路線に投入して2週間後に初搭乗して以来、乗るのが楽しみな機体だ。

 

A-380は他機と飛行ルートが重なると低空を選ぶことが多いのは、有り余る主翼面積で余裕があるためなのだろうか。

 

地上で聞くエンジン音も双発機とは異なる図太いもの。大排気量の車特有の低音に似ていると思うのは気のせいなのだろうか。


夏の始まり〜紫陽花

紫陽花の表情は場所ごとに異なり、一般的なのは白っぽい青でややインパクトに欠ける印象だが、そうではないものもある。

濃い紫や青色が周囲の緑を背景に浮き出るような派手さを持つものもあるからだ。

この時点での天候はいつものような雨の多い普通の梅雨出会った。そのあと訪れる酷暑の夏を一体どれほどの人間が予想できただろうか。


一瞬を切り出す飛行機撮影が人気

羽田も成田も飛行機の離着陸時の撮影ポイントはどこも撮影マニアで溢れかえる。マニアと言っても超望遠を手にしたプロ級の撮影者ばかりではない。一般のマニアが急増中なのである。

その理由は実際に現場に行くとすぐに理解できる。迫力のあるエンジン音に圧倒されながら、一瞬の美しいシーンを切り取ることが簡単にできるからである。

撮影の瞬間は一瞬だが辛抱強く待ち続けると希少な機種に出くわしたり危険なアプローチを見るチャンスが回ってくる。


身近になったエアレース

エアレースといえばひと昔はレノで観るものだった。サンフランシスコから金門橋を渡ってUS-1で北上すると週末の渋滞に巻き込まれるのが必至。途中で引き返す羽目になることも。

 

エアレースは日本での定期的な開催や日本人パイロットの活躍もあってグッと距離感が縮んだ印象になった。レースの駆け引きや機敏な動きに時間の立つのも忘れる。これはモーター機では絶対に味わえない感覚である。やはりEVの時代になっても腹に響く大排気量のエンジン音に痺れるのは私の世代だけだろうか。そんなことはないと信じたい。


複雑な展開を見せた月食

今回の月食現象は天気が心配されたが、幸い東京では複雑で長い時間の変化が印象的だった。普段見ることができない月の変化は、何を暗示しているのか想像できない。後半の赤っぽい月はBloddy Moonとして不吉な前兆と考えられていたが、どうなのだろうか。


季節の移り変わりを見つけた瞬間

東京は久しぶりの雪景色で、いかにも冬真っ只中にある、という印象だがすでに冬至を過ぎて、日々日が長くなることに気が付いている人は多いのではないだろうか。冬来りなば、という言葉の通り、季節の移り変わりは隠しようもない。ふと気がつけば早咲きの梅に冬の終わりも近いことが感じられる。


羽田から望む富士山

11月になると空気が澄んで東京はもちろん関東平野の隅々から富士山が姿を現す。雪化粧を見ると年末が近いことが身にしみる。羽田や成田へ西からアプローチする飛行機も機長がロールして見えやすくしてくれるので、エンジンや主翼を避けて窓際の席に座れば上空から富士山が綺麗に撮れる。湯雪化粧の鳥瞰写真も美しさが強調されるが、遠景も良い。


冬の始まりと紅葉

この時期の楽しみといえば紅葉だが、毎年同じところに行っても色が違う。天候も同じにはならないから当然なのだが、何度か足を運ぶうちに自分のお気にりポイントが見つかる。

水の流れる音を聴きながら、近づける場所に腰を下ろすとそこは別世界である。北米の東海岸の赤に鮮やかさは及ばないが、日本の紅葉の素晴らしいところは微妙なグラデーションにあるのではないだろうか。


日本人が全米レースを席巻する日

昨年はインデイ500で佐藤琢磨が優勝し、全米の注目を集めたことは記憶に新しい。昨日は、インディアナポリスで行われたエアーレース最終戦で室屋パイロットが年間総合優勝した。インディーのサーキット場で開催されたので、インディー500での優勝に続き今年は日本人には幸運な開催地になったようだ。

 

プエッシャーで本来の力が発揮できずに終わった日本人選手がの時代は過去のもの。世界に飛び出しても堂々と優勝できるようになったことは誇らしい。写真は千葉開催時に優勝したときのファイナル滑走での室屋機。


Crescent Bridgeの夜明け

金門橋やオークランドベイブリッジが日本では知られているが、米国には他にも壮大なスケールの橋が多く存在する。写真はミシシッピ川に架かる橋で、日の出直前の撮影。場所はニューオーリンズで、クレセント市接続橋(Crescent Connection Bridge)という。

 

米国のインフラは老朽化で危険な箇所が増えている。最近ではミネアポリス橋が川に落下する事件が有名である。筆者はI95を使ってJFK空港からホームステイ先のコネチカット州に移動する際に、穴の空いた道路に車輪を取られて、あわや横転事故寸前の経験をした。通勤者は穴の場所を知っていて避けていた。道路や橋の危険度は高くトランプ大統領のAmerica Firstでインフラシビに意義を唱えるものはいない。


十五夜の月

都会で秋を感じさせるものは何と言っても十五夜の月なのではないだろうか。火星への移住計画のベースとして、数カ国が月基地建設を計画しているそうだ。地球上の喧騒が持ち込まれることがないことを願いたい。火星移住は地球外への第一歩とされる。しかし地球上の問題を解決できないでいる人類に他の惑星に植民する権利があるのか疑わしい。

 

冷たい印象の月表面の紋様は解釈が自由である。静まる秋の夜長に満月をじっと見上げると心が洗われるようだ。満月をみて心が落ち着かなくなるというのは迷信だと思ったのは私だけだろうか。

 


秋の訪れの予感

色鮮やかな花たちだが初夏とは明らかに異なる憂いを感じる気がする。夏バラや秋バラと言った言葉が気になって、グリーン売り場の職人に聞いてみた。今ではシーズンローズというのはなくなっていて一年中、咲かせることができるのだとか。

一年中花を楽しめるのは進歩なのだろうか。少し疑問に思えなくもないが窓の外に華麗な花が目に入ることでストレスが消えていくことも確かである。

 


世界で一番長くて危険な橋

連続して水上に架かる世界最長の橋であるポンチャートレイン湖コーズウェイ の写真。ニューオーリンズの西北に位置し、ハリケーンで決壊してニューオーリンズ市内に洪水をもたらした湖。橋は水面ぎりぎりで、数か所、上り坂がありその下を船が通れるようになっている。ただし帆船等背の高い船は無理。湖なので、ヨットなどの帆船がくぐるのは想定していないと思われる。


オークランドベイブリッジ

サンフランシスコに行く人は誰でもフイッシャーマンズワーフを訪れるだろう。クラムチャウダーやシュリンプカクテルでお腹がいっぱいになったら東に向かって少し歩くと、もしくはユニオンスクエアの雑踏から離れたくなったらユニオン通りを北に歩けば、オークランドベイブリッジにでる。

 

この橋の正式名称は橋とおなじくらい長い。The James 'Sunny Jim' Rolph Bridge。

この橋は夜になるとライトアップするのだが、それは時間とともに変化しいつまで見ていても飽きることがない。

かもめが手に届くくらいの日中も気分転換に絶好の場所となる。

 


9月に咲く蓮の花

不忍池の蓮が咲く時期は6-8月だが、品種によっては9月中旬に花開くものもある。蓮の花の命は短く4日くらいだという。これだけ同時に9月中旬に咲いている蓮を見れたのは幸運だったようである。来年はもっと頻繁に来て観察してみることにした。花言葉は「清らかな心」だそうだが、確かに他の花を超越した気品がある。


夏の羽田は日本の縮図

羽田に東京の玄関口としての活気が戻ってきた。真夏の都会の空に離陸する航空機やエプロンに待機する航空機など、様々なエアラインの機体が並ぶ。拡張を続ける羽田の姿は東京の姿に重なる。独特の知恵で課題を解決しながら着実に進化している。そんな日本独特の方法論は羽田に凝縮されているように感じる。


夏を彩る花火〜一瞬の美しさに酔う

夏の風物詩と言えば花火だが、一瞬の輝きを記録するのは簡単ではない。その場の感動を伝えるには相当覚悟がいる。しかし成功すると思わず打ち上げられた時の興奮が蘇る。花火を見るのは真上で見るのがいいか、遠くから眺めるべきかという議論があるが、近くにいると鮮やかな光と打ち上げの音に時間差がほとんどない迫力を体験できる。下手をすると燃えかすが落ちてくるくらいの距離は一度経験すべきだろう。しかし全体を撮影しようとするとやや離れた位置にいる方が良い。ドローンを飛ばしたい気持ちになる。


時代を築いた名機に敬意を評する瞬間

ダグラス社の傑作機DC-3は幕張の空を誇らしげに飛行した。世界中で3機が保存されている。今でも飛行でき客を乗せて遊覧飛行もできるというから驚きである。かつてこのような飛行機に乗れるのは富裕層に限られていた。機内では清掃した紳士淑女が優雅な時を楽しんでいた。時は流れて今はLCCに誰でも乗れる時代。航空機の歴史はまだ変化がありそうだが、次は何が来るのか誰にも予想がつかない。


紫陽花は夏の始まり

紫陽花は6月の花として知られる。新緑がひと段落するとあっという間に緑が濃くなり梅雨と同時に咲くこの花の季節になるのだが、異常気象が続くと花でもタイミングを間違えそうになるのだろうか。ひときわ目立つ清楚な薄紫やうっすらと黄緑がかった白い紫陽花に夏が近いことを教えられる。


幕張のエアレースのスピード感に酔いしれる

日本人操縦士の優勝という出来すぎとも言える空のレースのスナップ。スピード狂にとってはたまらない1日であった。人間の本能はレースだということを思い知ることになる。プロペラ機の醍醐味はスロットルの動きが手に取るようにわかること。大排気量NAエンジンの車と共通点がある。もしこれが電気モーターだったならば面白さが半減するだろう。