Geopolytics/Economy

著作権法強化でネット検閲に向かうEU

欧州議会の法務問題委員会は、賛否両論が渦巻く中でEUの新たな著作権改革に初めて肯定的な決断を下した。議論の的出会った条文11と13は、リンク税、検閲機構、インターネット・ミーム禁止が含まれる。

June 22, 2018

スエーデン国民がマイクロチップを埋め込む理由

何千人もスエーデン国民が、マイクロチップを人体に埋め込んで、非接触クレジットカード、キーカード、さらには日本ではSUICAPASMOなどで知られる公共交通機関カードとして使われている。チップが人体に埋め込まれたら、カードの置き忘れや財布に入れて持ち運ぶ必要はないし盗まれる恐れもない。

June 21, 2018

メルケル体制の終焉 Part5

メルケル首相とゼーホーファー内相との移民政策を巡る対立は、ドイツの深刻な政治危機を示唆している。6月末までにEU周辺国との移民対策に合意を得られなければ、メルケル連立政権は崩壊、メルケル体制の終焉を迎えることになるからである。

June 19, 2018

キャッシュレス化に歯止めをかけるスェーデン

世界で最もキャシュレス化が進んでいるスェーデンでは、完全なキャシュレス化に伴う社会的・経済的リスクが懸念され始めた。現金の流通を残す方向にスェーデン国立銀行や議会は、金融機関に一定の現金保有と現金取引ができることを義務づける法案を検討している。

June 15, 2018

従業員大量削減でテスラ社は利益を出せるか

昨年から量産車、モデル3の量産体制が整わず利益をあげられないテスラ社は、ついに下半期に利益をだすためのコスト削減策として約3,600人の正規労働者を解雇に踏み切る。

June 13, 2018

米国で増大する自殺率

2000年頃まで減少を続けている米国の自殺率が、すべての年齢層にわたって、そして男女ともに、上昇傾向がある。老化を考慮した統計が1999年から2014年にかけての15年で、米国の自殺率は24%も上昇した。 

June 12, 2018

ビルダバーグ会議2018  Part 1

66回のビルダバーグ会議2018は、67~11日までイタリアのトリノで開催される。イタリアでの開催は14年ぶりで、4回目となる。イタリアで初のポピュリスト、反 EUEU懐疑派新政権が発足して一週間、「エリート・グローバリスト」たちが集まって、欧州で勢いを増しているポピュリスムを議論するのには、皮肉にも最も相応しい場所となった。

June 07, 20

米国で最も住みたくない都市トップ50

 ウォールストリート24/7は、犯罪、経済、教育、環境、健康、住宅、インフラ、レジャーの8つのカテゴリーで指標を作成し、全米で最悪の50都市をランキングした。 最悪の都市は南から中西部にかけて、またニューイングランドから太平洋沿岸にかけて広がっているが、ここではトップ3を紹介する。

June 06, 2018

米第2四半期のGDP見通しが4.8%に上方修正

アトランタ連銀の経済予測モデル「GDP Now」によると、第2四半期の米国GDP伸び率見通しは年率4.8%となった。5月29日の4.1%が31日には4.7%、6月1日には4.8%と上方修正された。

June 04, 2018 

双頭政治となるイタリア新政権で強まる反EU色

 イタリアのマッタレッラ大統領が暫定政権の発足を進めていた間、水面下で五つ星と北部同盟は再び新政権発足に向けての調整を行っていた。31日には連立政権樹立で合意、コンテ氏は再び首相に指名され、同氏が提出した閣僚名簿をマッタレッラ大統領は承認したのである。6月1日には、就任式が行われ、イタリアで新政権がスタートした。

June 03, 2018

北朝鮮非核化の技術的リスクアセスメント

北朝鮮の非核化の現実度についてメデイアには、北朝鮮が全面的に核兵器とその運搬手段(ICBM)を、体制維持及び経済援助と引き換えに、手放すとする楽観論がメデイアを賑わしている。スタンフォード大学の国際安全保障協力センターが北朝鮮非核化の技術的リスクアセスメントを作成し公表した。

June 01, 2018

イタリアの政治混乱の背景にある反EU勢力の台頭

イタリアの暫定政権の首相に指名された、IMF元財務局長でEU支持者であるカルロ・コッタレリ氏は、29日組閣を断念した。上下両院で過半数の議席を有している五つ星・北部同盟から、暫定政権の信任を得られないため、現議会は解散、総選挙が60~70日後に実施されることとなった。

May 30, 2018

出口のみえないイタリアの政治混乱

イタリアのマッタレッラ大統領が、サボーナ氏の経済・財務相起用を拒否したことで、連立政権の新首相に指名されたジュゼッペ・コンテ氏は首相ポストを辞任、組閣発足を断念した。イタリア政治史において、選挙で勝利した政党、議会で過半数を占める野党が組閣発足に当たり、前政権の現大統領が大臣候候補えお拒否することは前例のないことである。

May 29, 20

EUを巡る政治混乱でイタリアは再び政治空白に

五つ星・北部同盟の連立政権はジュゼッペ・コンテ氏を首相に指名、23日に前政権で現大統領のマッタレッラ氏は承認した。だが、経済・財務大臣候補のパオロ・サボーナ氏の指名を27日に却下し、イタリア政治混乱は避けられない状況になり、新政権樹立が不透明となった。28日には国民による大規模デモが予定されている。

May 28, 2018

スエーデン政府が国民に緊急時のマニュアルを配布

スエーデン政府は、戦争で敵国が国境を越えて侵入してくるなど重大な危機の対処方法を説明するマニュアルを470万世帯に送付した。緊急時には、テロやサイバー攻撃、自然災害、重大な事故、軍事衝突などが含まれMay 27, 2018

米朝首脳会議の中止で失われる北朝鮮の選択肢

トランプ大統領は24日、米朝首脳会談の中止を表明した。6月12日のシンガポールで予定されていた米朝首脳会談に向けて、水面下で調整が進められてきた。しかし、非核化の具体的な手順を巡り意見が対立、北朝鮮がここ数週間、米国との実務者協議に応じなかったことが、北朝鮮が合意した約束を守らなかったなどの理由で米朝首脳会談の中止が決まった。

May 25, 2018

ガリレオ測位システムから英国排除でEUとフランスが対立

ブレクジットの直接的な影響として英国のEUへの科学技術協力に多大な影響が懸念されていたが、ドイツがEUのガリレオ衛星計画から英国排除を排除しようとしたことで、EUとフランスに溝ができている。

May 24, 201

イタリアのパラレル通貨は現実となるか 

新政権樹立に向けて、イタリアの北部同盟と五つ星運動の両党は、欧州中央銀行(ECB)に対し、2,500億ユーロにのぼるイタリア政府の債務帳消しの要請の他、ユーロとの平行通貨、mini-BOTs’導入に合意、EUとの対立は本格化していきそうである。

May 21, 2018

ヒットラーの生存説に終止符か

モスクワで保管されていた歯の断片の調査を許可されたフランスの研究チームが、1945年、ヒットラーは青酸カリと銃弾によってベルリンで死亡したことを明らかにした。調査を行ったフィリップ・チャリエ教授は、歯は本物で、ヒトラーが1945年に死亡したことを証明したと結論付けた。

May 20, 2018

コンゴ都市部で脅威となったエボラ出血熱

アフリカ中部のコンゴ民主共和国の人口約120万人の都市部で17日、エボラ出血熱感染者が確認された。11日にエボラ出血熱が農村地域で発生してから、感染者44人、うち23人の死亡者がでている。確認された感染者は、今回流行が始まった町ビコロから150キロ離れた都市部(西部・赤道州都市ムバンダカ)で、コンゴの首都キンシャサ(人口1,000万人)の上流に位置していることから、今後感染が拡大していくのが懸念されている。

May 18, 2018

北朝鮮が排除したい核兵器廃棄の前提

米朝首脳会談に時間的余裕ができたことは北朝鮮の交渉に有利になると思われていたが、北朝鮮は演習を口実に突然、南北首脳会談を一方的にキャンセルするなど核兵器の完全廃棄に抵抗する構えをみせている。

May 17, 2018

組織改編に追い込まれたテスラ社

テスラのイーロン・マスクCEOは、生産遅れに苦しむテスラ社がモデル3の生産をスピードアップするために組織再編を行うことを発表した(AFP)。従業員33,000人(2017年度)を抱えるテスラ社は、社内コミュニケーションの改善、外注先の見直し、新規雇用や指揮系統の改革を含む大規模な組織改革を計画している。

May 16, 2018

新政権発足で反EU色を強めるイタリア

3月のイタリア総選挙で反EUEUに懐疑的な立場をとる振興政党が勝利してから2カ月以上の政治空白がつづいている。当初から両党の間で隔たりがあり、フォルツァ・イタリアを率いるベルルスコーニ氏が連立の障害となっていた。ここに来てベルルスコーニ氏の了承と五つ星運動の歩み寄りで、中道右派連合と五つ星運動は13日に連立合意に達し、今週中にも新政権が発足する可能性が高まっている。

May 15, 2018

外国人指紋データ収集を義務化した中国

中国の国際空港で入国時に指紋データが義務付けられた。施行は430日で、14歳から70歳までの外国人に対して入国時に指紋データが収集される。収集は空港のパスポートコントロール手前に設置してある外国語に対応した自動読み取り機が行う。

May 14, 2018

米国核合意離脱で急展開するシリア情勢

5月10日、イスラエルのネタニヤフ首相が、ロシアから帰国、イスラエル国防軍(IDF)は、シリア領内にあるイラン部隊の軍事拠点とヒズボラ武装組織の拠点数10カ所を空爆した。イラン軍インフラに大打撃を与えた。

May 10, 2018

イラン核合意問題の真相 Part 1

イラン核合意に関しては当初から不明な点が多く問題視されていた。中でも、ウラン濃縮活動の制限期間が10~15年で終了すること、弾道ミサイル開発やテロ組織への支援を断念することが合意に含まれていないことが問題である。しかし、最大の問題点は合意から4カ月後の11月に、オバマ政権下の国務省が、イラン核合意は法的拘束のない、イランを含め参加国代表の署名がない合意書で、政治的コミットメントにすぎないことを認めたことである。

May 09, 2018

米国を去る退職者たち~No Country for Old Men

米国の退職者は海外移住すれば月に2000ドル(約24万円)以下で快適に生活できる時代になった。人気の移住先はエクアドル、パナマ、メキシコ、マレーシアで、これらの国の税制ではその国で収入が無い場合、課税されない。米国国務省によると、870万人のアメリカ人が海外に住んでおり、今後10年間でさらに増加すると予測されている。

May 08, 2018

中国のレーザー攻撃で緊張が高まるジブチ基地周辺

東アフリカのジブチにある米軍基地キャンプ・レモニエで米空軍の輸送機C130が着陸する際に、外部からの軍用レーザー光線で照射され、パイロット2名が目に軽傷を負った。米軍基地からわずか数キロメートル離れた中国海軍基地から照射されたことを確認したことを米国務総省は5月3日発表した。

May 07, 2018

トランプ大統領が在韓米軍撤退を検討する理由

トランプ大統領は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金正日(キム・ジョンイル)総書記との会談を準備する際に、国防総省に駐留米軍の削減を選択肢として検討するよう求めた。現在韓国には約28000人の兵士が朝鮮半島に駐留しているが、この削減案計画が全面的または部分的な米軍撤退となるかどうか不明である。

May 06, 2018

ロンドン地方選挙を制した保守勢力

5月4日金曜日、2/3開票時点でメイ政権のさらなる弱体化につながる保守勢力の後退はなかったことは、ブレクジットの基本姿勢に変化がないことがはっきりしたと言える。保守党もブレクジットを巡って内部闘争が激化しているが、それでも労働党の勢力後退ははるかに深刻な結果となった。

May 04, 2018

北朝鮮が核実験場を閉鎖する背景

予想外の進展を見せる南北朝鮮の和解への交渉だが、その過程で北朝鮮は核開発の凍結の姿勢に沿ったかのように核実験施設の廃棄に手をつけている。核実験場の閉鎖が核開発の廃棄への一歩となるのか、それとも別に閉鎖しなければならない理由があったのか不透明な部分が残る。

Apr. 29, 2018

フインランドがベーシックインカム制度導入を断念

2017年1月から欧州初の「ベーシックインカム制度」(統一最低所得又は基礎所得保障)を実験的に実施していたフィンランドは、今年の12月31日をもって終了することを決めた。予定されていた2019年からの、失業者だけでなく雇用者を含む規模を拡大した実験導入は見送られることになった。

Apr. 26, 2018

ドイツ銀行の不透明な将来

ドイツ金融最大手のドイツ銀行は3月16日に、デリバティブの日常業務のなかで、クリアリングハウス(銀行間の手形取引所)に280億ユーロ(約3兆7000億円)を誤って送金したことを20日発表した。同行の時価総額240億ユーロ(約3兆2000億円)を上回る巨額で、誤操作をベアトラップ(bear-trap:誤操作防止)と呼ばれる内部のフェイルセーフシステムが機能しなかったことで、同行のITシステム、リスク管理への不信感が高まっている。

Apr. 25, 2018

ドイツ警察がポルシェ幹部を拘束する理由

ドイツ警察は親会社であるフォルクスワーゲン(VW)がディーゼル排出ガスの不正行為に関連してポルシェ幹部を拘束した。ポルシェは逮捕された幹部の名前を公表しなかったが、ドイツの人気紙(Bild)と経済週刊誌(Wirtschaftswoche)は、拘束されたのは2015年にディーゼルゲートが発覚した際に、ポルシェのエンジン部門を担当していたエンジニアであるジョルグ・カーナー氏であるとしている。

Apr. 24, 2018

ロシア元2重スパイ暗殺未遂事件の真相 Part 2

化学兵器禁止機関(Organization for the Prohibition of Chemical Weapons: OPCW)は4月12日にセルゲイ・スクリパリ氏と娘のユリアさんの暗殺未遂事件に使われた化学剤の分析の結果を発表した。旧ソ連軍が開発した神経剤の「ノビチョク」と断定していた英政府だが、公表されたリポートには使われた化学物質の正体は公表されなかった。不純物が全くなく、高い純度の「有毒な化学物質」と確認、化学物質がどこで製造されたかも特定されていない。

Apr. 23, 2018

クリントン氏らの捜査を要求する共和党議員グループ

11人の共和党議員グループがFBIと司法長官にヒラリー・クリントン、前FBI長官のジェームス・コーニー、ロレッタ・リンチ元司法長官の3人の調査を要求した。フロリダ州議会議員、ロン・デサンティス氏によると、権限を持つ公職者も他のすべてのアメリカ人と同様に扱われるべきだと考え法律違反の可能性があるかどうかを確かめたいとして、 他の10人の共和党員とともに捜査要求を行った。

Apr. 19, 2018

シリアに新たな戦果拡大のリスク

4月16日シリア軍は公式声明でイスラエル空軍がシェイラト空軍基地とホムス地方周辺に向けてミサイル攻撃を行ったことを認めた。声明ではシリア防空システムは8発のミサイルを迎撃したとしているが、イスラエル空軍機を攻撃したかどうかについては触れていない。米国はこの発表を否定している。

Apr. 17, 2018

世界の超富裕層(ウルトラリッチ)が住む国

3千万ドル以上の総資産で定義したスーパーリッチ(超富裕層)の上に立つのが5億ドル以上の資産をもつウルトラリッチである。ウルトラリッチ(超富裕層)の資産家と定義して、可視化された居住国別ランキング2017年度版が公表された。国別の統計は複数のソースで出版されているがここでは国別ランキングを可視化してみると、地域的な富の極端な偏りが実感できる。

Apr. 16, 2018

米国ミサイルを無力化するシリアの対空防衛システム

トランプ大統領がシリアにミサイルを撃ち込むと警告したが、実際にはロシアの配備した移動式のS-400ミサイルシステムで、シリアの防空能力は米国のミサイルを撃墜できるとして米国のミサイル攻撃を無力化できるとしている。

Apr. 12, 2018

イランが核開発開始を警告

北朝鮮の核実験は外交の意外な展開で(先行きは不透明だが)、少なくとも緊張緩和の可能性が見えて来た一方で、イランの核開発問題に再び暗雲が立ち込めて来た。イランは米国と欧州の同盟国が5月に予定されている原子力開発協定の締結を前に、トランプ政権が協定離脱を決定する可能性が出て来たことを受けて、核開発開始を警告した。

Apr. 11, 2018

バイエルのモンサント買収で化学・農業独占企業が誕生

EUは先月、バイエル、モンサント両社が60億ユーロの資産売却を条件に合併を承認した。これに続いて米国の独占禁止法当局はバイエル社に種子や種子処理技術の資産売却し農業関連資産の調整を条件に、モンサント社買収を認可した。農家と環境保護団体は強く反対していた両社の合併は、資産整理を条件に米国でも承認されることが報道されると株価は6.5%上昇した。

Apr. 10, 2018

ハンガリー国民が支持したオルバン政権の反移民政策

 ハンガリー総選挙ではオルバン政権の反移民政策が圧倒的な国民の支持を得てオルバン氏は48日に3選を果たした。フィデス=ハンガリー市民同盟とキリスト教民主党は84.7%の議席を得て、199議席の133議席を手中にした。第2党は極右勢力のJobbik党、第3党は社会党主導の左派連立政権は20議席となった。

Apr. 09, 2018

ロンドンの犯罪都市化

2016年以来、英ロンドンで暴力的な犯罪が増加している。刃物や拳銃の犯罪、窃盗、盗強、強姦、殺人、ヘイトクライムなどが大幅に増加、同じ人口を持つ犯罪都市の米ニューヨークを初めて上回る殺人件数を今年の2月と3月に記録した。

Apr. 08, 2018

EU軍の創設へ向けた行動計画

欧州員会委員長のユンケル氏は2017年11月10日に採択されたPESCOに基づいて、2015年までに本格的な欧州防衛軍(EU軍)の創設の必要性を訴えた。加盟国は行動計画に基づいてEU軍創設への道を着実に歩みつつある。EU軍はNATOを補完する欧州防衛同盟(European Defense Union)から進めて、欧州独自の軍事力と欧州内の運用能力を増強するものである。

Apr. 07, 2018

ロシア元2重スパイ暗殺未遂事件の真相  Part 1

ロシア元2重スパイスクリパリ氏と娘の暗殺未遂事件に関しては多くの謎がある。英国政府は当初からロシア政府が事件に関わっていると断定し、英国で多くの市民の命を危険にさらしたとして強く非難した。さらに対抗措置として英国を含む世界27カ国が露外交官を追放する報復措置をとっている。

Apr. 03, 2018

オーストラリア航空機へのテロ攻撃を防いだイスラエルの8200部隊

イスラエルのネタニヤフ首相は、アメリカユダヤ人会議で、イスラエル諜報機関がISISによるオーストラリアの旅客機への攻撃を阻止したことを認めた。 ユニット8200が2017年に情報を提供したことが、攻撃を試みたレバノン系オーストラリア人ISIS2名の逮捕につながった。

Mar. 02, 2018

イタリア上下両院で反EU、EU懐疑派が台頭

3月4日に行われたイタリアの総選挙後に、既存の政党から反EUやEU懐疑的な立場をとる新興政党へと政党勢力が大きく移り変わっている。議会下院の議長のポストを初めて獲得したのは「五つ星運動」で、上院の議長となったのは中道右派連合のフォルツァ・イタリアである。

Mar. 29, 2018

ブレクジットの現実~貿易協定の対価は400億ポンドの清算金

英国の完全なEU離脱(ブレクジット)は19ヶ月の移行期間後になる。EUが英国に巨額の清算金を要求する一方で、英国とEUとの貿易問題が浮上し問題を複雑化している。英国のEU離脱担当大臣のデイビス氏は、貿易交渉は進展しているとしながら、最終結果次第では約400億ポンドに及ぶEU離脱清算金を拒否することもあり得るとしている。

Mar. 27, 2018

米国の鉄鋼・アルミニウム輸入関税 Part 2

「鉄鋼なくして米国なし」とするトランプ大統領は、国家安全保障上の観点から鉄鋼・アルミニウム輸入関税を発動した。この鉄鋼・アルミニウムの輸入関税についての最新の世論調査(Morning Consult)によると、特に中国からの輸入製品に関税を課すことを重要とし、支持率は59%であった。別の世論調査(Harvard –Harris)でも83%はトランプ大統領のアメリカ重視の貿易政策を支持すると答え、関税に関しては、国民からの支持が得られているといえる。

Mar. 22, 2018

朝鮮半島非核化の鍵を握る諜報機関主導の外交チャネル

平昌オリンピックを境に北朝鮮と米国の交渉が急速に進展している。金正恩がこれまでの北朝鮮の外交方針を大きく転換した理由として、経済制裁の効果とする見方が多い。しかし北朝鮮の対米政策の変化はそれだけでは説明できないほど大きく、その背景には北朝鮮に影響力のある外部要因、特にこれまでの米朝間の交渉チャネルがトランプ政権で変貌を遂げたことが、強く影響している。

Mar. 20, 2018

ロシアゲート疑惑に終止符

米下院情報委員会はロシアが2016年米大統領選でトランプ陣営と結託して、トランプ氏を当選させたとする「ロシアゲート」疑惑の調査を12日に打ち切った。複数の情報機関の疑惑は1年に渡る調査で検証されず、ロシア政府がトランプ氏を当選させたとする「ロシアとトランプ陣営が結託」したとする証拠は見つからなかったとの結論をだした。

Mar. 19, 2018

米朝首脳会談の開催地候補にスエーデン

米朝首脳会談を巡っては、期待と同時に一向に進まない実務レベルの調整作業に不安感がよぎる人も多い。その開催地については国境DMZの他に遠く離れたスイスやスエーデンの可能性も浮上している。なかでも北朝鮮外交トップがスウェーデンに到着し、トランプ大統領とキム・ジョンイル首脳会談の準備を行うとみられる。

Mar. 16, 2018

グローバルパワーを目指す中国~ジブチ軍事基地拡充

中国は2017年7月に、アフリカ北東部のジブチに軍事拠点を設置した。しかしこれまでは物流と安全な港湾設備がないために軍事拠点としての能力は制限されていた。これに先立ち、外交面でも中国は2014年2月中国政府はジブチアのイスマイル・オマル・グレレ大統領と戦略的パートナーシップ契約を締結したことで、2016年にジブチ市商業港湾設備を活用した軍事基地設立に動き出した。

Mar. 14, 2018

世界の最も危険な都市ランキングからみた米国の犯罪都市化傾向

 メキシコのシンクタンクSeguridad, Justicia Y Paz(公安、正義、平和のための市民協議会)は2017年の「世界の最も危険な都市トップ50」を発表した。世界各都市の人口10万人あたりの殺人件数を調査、殺人発生率で危険度をランキングしたものである。トップ10にプエルトリコを含めると5つの米都市が含まれている。

Mar. 12, 2018

米国の鉄鋼・アルミニウム輸入関税 Part 1

米商務省は2017年4月から1962年通商法拡大法232条に基づき、鉄鋼製品の輸入が米国の安全保障に及ぼす影響についての調査を行ってきた。今回の関税措置の決定は、調査結果に基づいて商務省が提言、トランプ大統領が決定に同意したものである。

Mar. 08, 2018

イタリア選挙の最新予想~反EU連立政権発足か

4日に開催されたイタリア総選挙の最新のTecne得票率予想によると、単独政党ではポピュリズム政党の五つ星運動がトップ支持率の34%と躍進している。中道右派連合の支持率は35%に続き、民主党が中心の現政権の中道左派連合は20%と低迷、大幅に議席を減らすのは必至である。イタリア議会では反EU、反既存政治、反移民の政党勢力が全体の69%を占めることになる。

 

Mar. 05, 2018

混迷するイタリア総選挙とEUへの影響

イタリアで3月4日に総選挙が実施される。最新世論調査によれば、反移民、反EU、反既存政治を掲げる政党に支持が集まっている。今回の選挙はイタリア国政のみでなく2016年の英国EU離脱を問う国民投票以来、今後の欧州連合の方向性を大きく決める選挙となる。

Mar. 03, 2018

北朝鮮が反撥する米韓軍事演習~指向性EMP兵器で変わる対北戦略

平昌オリンピック開催期間中は韓国と北朝鮮の緊張関係が緩んだ印象であったが米国と韓国は27日に、3月9日開催予定のパラリンピックの後、共同軍事訓練を予定通り進めることを確認した。閉会式では米朝の歩み寄りが幻想にすぎないことが露呈した。唐突に協調路線が残されていることを強調する一方で、米韓演習に強く反撥する北朝鮮に影響を与える理由を探考察する。

Feb. 28, 2018

米国大使館移転で中東和平に進展の兆し

トランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都と正式に認定、米国大使館をテルアビブからエルサレムに移転する方針を表明したのは昨年の12月である。パレスチナ側からの反発や外交上の影響を懸念して、当初移転が決まるのに数年かかるとされたが、予想以上に早く、1948年にイスラエルが独立宣言した5月14日(70週記念日)に移転することになった。

Feb. 25, 2018

サンフランシスコのダウンタウンが感染症ストリート化

NBCによれば調査した153区画のサンフランシスコのダウンタウンのうち41区画はドラッグ注射針が散乱し96区画は排泄物が撒き散らされた危険地帯であることがわかった。かつての「花の都」サンフランシスコは様変わりし、ゴミや注射針が散乱した劣悪な環境の区画が出現して、シテイホール周辺でさえも住民や観光客の安全性が脅かされる危険地区となっている。

Feb. 23, 2018

米国が韓国に攻撃型ドローンを配備

4月初旬に予定されている米韓の軍事演習で再び朝鮮半島が緊張に戻ってくる。米国は軍事演習に先立ってオリンピック明けに、斬首作戦に用いる攻撃型ドローン「グレイイーグル」(Gray Eagle/MQ-1C)12機をグンサン空軍基地に配備する。

Feb. 21, 2018

FRB バランスシート縮小プログラムの行方

2017 年10月からバランスシートの縮小を開始した米連邦準備制度理事会(FRB)のバランスシートは、2018年2月7日までは減少傾向にあった。しかし、縮小計画の見直しを行ったためか、2月14日時点では保有している総資産が増加している。

Feb. 20, 2018

全米に広がるインフルエンザの脅威

米国で今シーズンに猛威をふるっているインフルエンザは過去最多の感染者をだしている。米疫病対策センター(CDC)によると、インフルエンザの追跡調査を開始して以来の大流行となっており、一週間に約4,000人、全米死亡者の10人に1人がインフルエンザと肺炎で亡くなる勢いで深刻化している。

Feb. 15, 2018

気候変動と紛争の関係性は成立するか

気候変動を世界各地の紛争と関連づけ、気候変動を強く印象付ける議論がある。メルボルン大学の研究チームは気候変動と紛争の関係に関する過去の論文は気候変動と紛争の関係性を論じた論文には偏向した対象についての事例が多く、事実が湾曲されているとしている(Adams et al., Nature Climate Change online Feb. 12, 2018)。

Feb. 14, 2018

エアバスに収賄容疑で罰金8100万ユーロ

エアバス社は2003年のオーストリアへのユーロファイター多用途戦闘機販売をめぐる賄賂容疑を認め、8100万ユーロ(~9900万ドル)の罰金の支払いに応じた。ドイツ検察当局によると、捜査ではエアバス社が有利になるような契約の直接的な汚職の証拠はないとしたが、(賄賂と見られる)多額の使途不明金について経営幹部の責任を追求した。

Feb. 12, 2018

Science/Technology

免疫療法の現状レビュー~標準療法に採用されない理由

ライデン大学メディカルセンターの病理学研究チームはT細胞のチェックポイント封鎖療法(注1)の患者の治療後(例えば黒色腫、非小細胞肺癌、膀胱癌との不整合による修復欠損癌)の固形癌のいくつかのタイプについて調べ、腫瘍免疫および癌免疫療法の標的として腫瘍突然変異抗原(ネオ抗原)の”突然変異による癌”の治療において特に有効であることを明らかにした(Van den Bulk et al., Open Biology, online June 6, 2018)

June 25, 2018

原発閉鎖でも上がらない電気料金の理由

現在閉鎖されている米国の2箇所の原発の影響を詳しく調べた結果、卸売エネルギー価格が3年間で毎年4~10%上昇すると予想されたが、天然ガスに置き換えると、卸売エネルギー価格は毎年9%から24%低下すると予測された。このことは天然ガスの市場価格が低く維持される限り、卸売エネルギーコスト削減が大きいことを意味している。

June 20, 2018

人工光合成に最適な材料ハライドダブル・ペロブスカイト

人工光合成(光触媒による水分解)によって、太陽光で水を水素と酸素に分離することができる。オックスフォード大学の研究チームは、新しいタイプの物質 - ハロゲン化物ダブル・ペロブスカイトが、水分解の光触媒として有力な材料であることを示した(Volonakis et al., Appl. Phys. Lett. 112, 243901, 2018)。

June 19, 2018

暗黒物質を解明する新実験

暗黒物質は現代物理学と天体物理学において重要な課題であるが、基本的なことすらまだわかっていない。マックスプランク研究所の研究チームはこのほど、暗黒物質と物質との相互作用を理解するために、超高密度星を使用する新しい実験を提案した(Shao et al., Phys. Rev. Lett. 120, 241104, 2018)。

June 18, 2018

EUが2030年までの再生可能エネルギー比率目標を設定

EUは風力、太陽光、その他の再生可能エネルギー源からのエネルギー(消費)比率の目標を引き上げることで合意し、前回の27%ではなく2030年までに32%を目標とした。

June 16, 2018

フリン効果(知能指数上昇の持続性)の終焉

ノルウェーのラグナー・フリッシュ・センター(Ragnar Frisch Center for Norway)の研究チームは、最新の研究でIQテストのスコアが過去数十年間に徐々に低下していること(負のフリン効果)を明らかにした(Bratsberg et al., PNAS online June 11, 2018)。

June 13, 2018

天然ガスに30%水素添加で減らせるCO2排出

スワンシー大学の研究チームの調査によると、英国の家庭や企業に供給する天然ガスのほぼ3分の1は、ゼロエミッションの水素で置き換えることができて、これで英国のCO2排出を最大18%削減できる可能性があるとしている(Jones et al., Sustainable Energy & Fuels, online issue 4, 2018)

June 11, 2018

大気中の炭素から燃料を製造する時代

夢物語に聞こえるかしれないが、近い将来、我々が購入するガソリンは、地面から汲み上げられた化石燃料ではなく、大気中のCO2から製造されたものになる。排出されたCO2を大気から抽出して、新しい燃料に変えることで、既存車とインフラをそのままにしたカーボンニュートラル化が実現すると期待されている(Keith et al., Joule online June 07, 2018

June 09, 2018

癌と老化に関係する酵素テロメラーゼ

癌、老化に関連した疾患など広範囲な病気は、「テロメラーゼ」と呼ばれる重要な酵素と密接に結びついている。 UCLAの研究チームは、最も活性の高い触媒コアが原子分解能近くで得られた高分解能結晶構造解析に成功し、今まで謎に包まれていたこの酵素の理解が加速すると期待されている(Jiang et al., Cell 173, 1179, 2018)。

June 07, 2018

グラフェン・エッジの磁性

グラフェンは、シートを形成する炭素原子が無限につながった2次元層で、高い伝導性を持つ2D物質のため基礎物性や応用について極めて多くの研究が行われている。英国、ドイツ、ロシアの研究チームは、グラフェン端の磁気的観測に成功し、特異な磁性の存在を証明した(Luis and Coronando, Nature online May 30, 2018)。

June 06, 2018

癌治療で術後の化学療法は回避できる

最新のビッグデータに基づいた調査研究で乳癌について化学療法への危惧が証明されることになった。患者のリスクアセスメントに遺伝子検査を使用した研究早期乳癌の最も多くみられる女性患者の大半は、化学療法を安全に回避することができることがわかった。

June 05, 2018

自動運転車用LiDARシステムの市場投入

このほど全固体LiDAR搭載の自動運転トラックが中国で発表された。搭載されているG Plusと呼ばれるLiDARシステムは自立型の自動運転車のキーテクノロジーになるとされる。LiDARシステムは主にレーザー、スキャナー、特殊GPS受信機で構成されている。G Plusの最大の特徴は、全自動運転車用に開発された全固体LiDARが初めて市場投入されたことである。G Plusによる走行は物流用のトラックで歩行者に優しい(危険のない)速度でパッケージや食べ物を運ぶことができる。

June 04, 2018

世界初のゼロエミッション火力発電所

ネットパワー社(NET Power.LLC)は最近、カーボンキャプチャ技術を使用することなく、炭素排出のない新しい種類の天然ガス発電所のガスタービンの試運転に成功した。テキサス州ラ・ポルに設置された新型火力発電所は、東芝が開発した超臨界CO2サイクル発電システムで、化石燃料を用いながらゼロエミッションで発電することが可能であることを実証した。

June 02, 2018

社会と関係を持つことが脳の老化を防ぐ

オハイオ州立大学の研究チームは、社会との関係を維持することが脳機能の老化を防ぐ効果を持つことを明らかにした。研究チームによればグループに収容されたマウスはペアよりも良い記憶と健康な脳を持つという。この発見は、社会的つながりが人間と動物の生活にとって重要な役割を持っていることを検証するものである。

May 31, 2

これから始まるビッグチル(寒冷期)の脅威

地球温暖化といわれるにもかかわらず、20162月から20182月の2年間で、世界の平均気温は0.56℃低下した。これに次ぐ平均気温の下降傾向は2年で0.47°C下がった時期(1982-1984)である。(NASAゴダード宇宙研究所データベース)。

May 29, 2018

ハーバー・ボッシュ法に依存しない窒素化学の時代

ユタ州立大学の生化学研究グループによれば、我々の生活に溢れている窒素物質が、非再生可能エネルギーの持続性の鍵を握っているという。米国エネルギー省は、201410月、現在の窒素活性化の分野とその将来の方向性について議論するために、16人の窒素研究の専門家を集めて将来の動向を分析した(Chen et al., Science 360, 1aar6611, 2018)

May 28, 2018

異常気象を引き起こすジェット気流の渋滞

シカゴ大学の研究チームが、最新の研究で地球を巡る大気の流れであるジェット気流がある地域で滞ることが最近の異常の原因であることを明らかにした。研究チームによると、ジェット気流には高速道路にた終えられ、オーバーロードで渋滞のように気流が滞ると異常気象が発生する(Nakamura and Huang, Science online May 24, 2018)。

May 25, 20

乳癌が冬眠するメカニズム~オートファジー

メリーランド州ベテスダ国立癌研究所(NCI)の研究チームは、乳癌細胞が臓器の他の部位に休眠し時間を置いて再発するメカニズムを明らかにした(Vera-Ramirez et al., Nature Comm. 9: 1944, 2018 )。研究チームは、ヒト細胞と生きたマウスを用いた実験で、薬剤や遺伝子操作でこのメカニズムを無効にすると、癌細胞が損傷しその増殖能力が阻害されることを見出した。

May 23, 2018

垂直配列液晶分子膜による高性能スーパーキャパシタ

ドレクセル大学の研究チームは、どう大学が2011年に発見したエネルギー貯蔵機能を持つMXeneシートの自己集合現象に注目した。機能性2Dナノマテリアルの電極膜は、迅速なイオン輸送と市販の炭素電極と同等以上の電荷蓄積性能を持つことを明らかにした(Xia et al., Nature 557, 409, 2018

May 21, 2018

バッテリーの秒速チャージを可能にする3Dナノアーキテクチャ

コーネル大学の研究チームは、この要求に応えるために、秒速チャージの可能性を秘めたエネルギー貯蔵システムを開発している。そのアイデアとはバッテリーのアノードとカソードを非導電性セパレータの両側に配置する代わりに、エネルギー貯蔵に必要な数千個のナノ孔を有する自己組織化3Dナノ構造を相互に連結するものである。

May 20, 2018

バッテリーを100倍長持ちさせるハニカムラテイス磁性材料

シリコンやゲルマニウムで作られていることが多い半導体ダイオードと増幅器は、現代の電子機器の重要な構成部品である。ダイオードは通常、一定のバイアス方向に沿って電流が流れ、電圧が逆転すると電流は停止する。このスイッチングプロセスが、消費電力を消耗し、バッテリ寿命に影響している。ミズーリ大学の研究グループは、これらの問題を解決できる可能性のあるデバイス材料としてハニカム構造の磁性材料を開発した(Summers et al., Advanced Electronic Mat. Online Mar. 13, 2018)。

May 18, 2018

空中炭素固定よる液体燃料製造に新展開

光合成では太陽エネルギーが植物の葉に当たると、それは葉緑素中の電子を励起し、励起された電子は最終的にCO2と水をグルコースに変換する。この化学反応では多電子反応が鍵となる。イリノイ大学の研究チームは、1電子反応よりもエネルギー効率が悪いとされボトルネックとなっていた2電子化学反応を促進する触媒を開発した。

May 16, 20

単原子触媒設計の一般則

電気化学反応のための高活性単一原子触媒の開発は、水素製造を基盤とする将来の再生可能エネルギー技術の鍵である。ネブラスカ大学と中国の国際研究チームは、研究チームは酸素還元、酸素発生および水素発生反応に対するグラフェンベースの単原子触媒の活性を評価する非経験的デザインルールを提案した(Xu et al. Nature Catalysts 1, 339, 2018)。

May 15, 2018

癌細胞の暴走を引き起こすクラスリン被覆ピット

癌細胞の外側にあるシグナル受容体には免疫系や細胞組織などのシグナルが殺到するがこれらのシグナルがどのように癌に影響を与えるかはよくわかっていなかった。ミシガン大学の研究チームは、これらのシグナルが細胞に入り込み癌細胞の成長暴走に関係することを明らかにした(Rosselli-Murai et al., J. of Cell Science online Apr. 2018)。

May 14, 2018

合成オピオイドが脳に与える影響

合成オピオイドと天然のオピオイドの両方が神経細胞表面のオピオイド受容体に結合して活性化する。これまでは両方のタイプの分子が同じ細胞系を標的としていると考えられてきたが、しかし新しい研究で活性化細胞内受容体の位置が天然オピオイドと合成オピオイドとで異なることがわかった。

May 11, 2018

地震で倒れないピサの斜塔の謎が解明される

ピサの斜塔はイタリア観光の名所として知られる。訪れる多くの観光客は片手で斜塔を支えるポーズでトリック写真をとって行く。しかし何故、ピサの斜塔は、中世以来この地域に起きた強い地震でも生き残ったのかは謎に包まれていた。この度ブリストル大学の地震工学と地盤の専門家を含む16人の建築工学研究グループがその解明に挑んだ。

May 10, 2018

人工光合成ダイオードによる水素製造の将来性

水素は最もクリーンな燃料であり、唯一の排出物は水だけである。しかし、水素の製造は大量のエネルギーを必要とするため、環境に優しいわけではない。従来の製造方法は、天然ガスまたは電力を必要とする。ミシガン大学の研究チームは太陽エネルギーで水分解を行う新しい人工光合成デバイスを開発した(Chowdhury et al., Nature Comm. 9:1707, 2018)。

May 07, 2018

キラウエア火山でM6.9地震

活発していたキラウエア火山だがそれを裏付けるように、4月4日午後12時33分にM6.9の火山性地震が、キラウエア火山の南側に発生した。この地震は1975年のM7.1の地震以来最大となる。

一方、キラウエア火山から流れ出す溶岩流が住宅地域を襲い、パホアの町の近くにあるライラニ県の地区などが危険にさらされたため、一部地域の避難指示が出された。

May 05, 2018

セメントのクリープ現象の微視的メカニズム

米国の公共建築学会の調べでは2025年までに必要なインフラ整備には45兆ドルと見積もられている。金属材料の疲労破壊を最小限に抑える技術で寿命を延ばすとともに安全性が担保できる。カリフォルニア大学(アーバイン校)の研究チームは材料設計の段階で疲労破壊を避けることを目的として、新しいシミュレーション技術を開発した(Marshedifard et al., Nature Comm. 9: 1785, 2018)。

May 05, 2018

否定しきれない地球磁場反転

地球の磁場は、地球の対流液体鉄の外側コアに起因するが極点の移動速度が近年加速していることから、これが磁場逆転の前兆と捉える説が浮上した。地球磁場は有害な太陽放射から地球表面を保護しており、これは地球上の生命が維持されるために、不可欠な存在であるため、磁場逆転に伴う磁場変化は地球に深刻な影響を与えるため、磁場逆転の恐怖を誘うこととなった。

May 02, 2018

LED青色光で発癌リスクが増えるメカニズム

波長の長い電磁波の紫外線の有害性も大きいが、最近、紫外線帯に接する可視光の短波長領域(青色光)がLED光が人体に悪影響を及ぼすとする研究が発表された。スペインの研究グループは2,000人の癌患者と正常な人に対して夜間人工光(LED)照射効果を比較した結果をまとめた。

Apr. 29, 2018

乳房組織の老化で増大する乳癌リスク

これまでの研究で女性の乳房組織が老化によって変化することが知られていた。ヒトは年齢とともに異なる細胞に成長する能力を持つ多能前駆細胞が増加するが、これが癌発生につながる場合があると疑われていた。ノルウエイのベルゲン大学の研究チームは年齢によって変化する乳房組織(多能前駆細胞の増加)が癌発症のメカニズムの一つになることを見出した(Fanny et al., Cell Reports 23, 1205, 2018)。

Apr. 25, 2018

 

ミューオンg因子の精密測定で標準モデルの終焉が決定的に

仮想的な粒子とミューオンに代表される現実の粒子との相互作用が後者のg因子すなわち磁場中の振る舞いを決めている。ブルックヘブン国立研究所チーム加速器実験で決めたg因子は、精度の高い理論計算のg因子とわずかに異なる。理論計算は現在の素粒子物理に基づいたもので計算や実験誤差より大きい差の存在は素粒子物理の骨子(標準モデル)に関わる大問題である。今後予定されている実験でも有意の差が確認されれば、新しい粒子の存在を検証するものとなり標準モデルの修正が避けられない。

Apr. 23, 2018

大量絶滅後の生態系復活に時間を要した理由

アリゾナ大学とNASAの研究チームは大量絶命の原因と生物の復活に時間がかかった理由を調べた。この研究では、これまでの研究では海洋中の酸素欠乏が大量絶滅に関係していると考えられているため、海洋の生態系に注目した。研究チームは新たに炭酸塩中のウラン同位体から酸素欠乏を推定する手法を用いて、海洋中の平均値を推定した結果、大量絶命が突発的な海洋の酸素窮乏と関係する事が明らかにされた(Zhang et al., Science Advances 4, e1602921, 2018)。

Apr. 19, 2018

日本近海で発見された1600万トンの希土類資源

希土類金属を含む磁性体でつくる高性能磁石は付加価値の高い輸出製品である。日本は希土類金属消費量で世界2位だが、原材料を中国からの輸入に大きく依存している。希土類に頼らない磁性体の研究も加速している中、早稲田大学の研究チームの研究で最近日本周辺に半永久的に世界的な需要を満たすのに十分な量の希土類が埋蔵されていることがわかった。

Apr. 17, 2018

スエーデンが接触式EV給電道路を実証試験

究極的な充電ステーション不要のEVといえば、遊園地にあるゴーカートだが、現実に道路から電力をEVに供給する計画eRoadArlandaがスエーデンで進行中である。2050年までにカーボンニュートラル化を徹底するというスエーデン政府が実証試験をかねてストックホルム近郊の一部に電力供給レールを敷設する。

Apr. 16, 2018

低コストの水素発生触媒ペントランダイト

ペントランダイト(硫鉄ニッケル鉱)(Fe,Ni)9S8はニッケル原料として豊富な埋蔵量であるため、貴金属を使用しない低コストの水素発生触媒として期待されている。ルール大学の研究チームはFe4.5Ni4.5S8の(111)面の走査型電気化学セル顕微鏡を用いて、水素発生効率が表面組成に強く依存することを見出した。

Apr. 12, 2018

エアバスが提案する新しい空の旅~寝台ジェット機

エアバスは時差も苦にならない「寝台特急」をカーゴエリアを利用した空の旅で実現しようとしている。エアバス社はゾデイアック・エアロスペース社と協力して、A330のカーゴエリアに設置される寝台モジュールの運用を2020年から開始するほか、新しいA350 XWBでの運用も検討している。

Apr. 11, 2018

世界初のフォトニクスオンチップとなるBrilliant

MITスピンオフ企業Ayarは、データセンター処理能力の増強と省エネルギーを目的として、フォトニクスチップをシリコンチップに組み込んで光通信と計算機を結合する。フォトニクスチップでチップ間通信のエネルギー消費が30-50%削減でき通信帯域を10倍上げることができる。

Apr. 09, 2018

光格子緩和で効率が増大するペロブスカイト太陽電池

これまでの太陽電池材料のほとんどは太陽光照射下でエネルギー変換効率が劣化する経年変化の問題を抱えていた。これに対してエネルギー変換効率でシリコンに迫る勢いのペロブスカイト材料では、逆に太陽光照射で逆に効率が向上する。ロスアラモス国立研究所の研究チームは長時間照射によって、格子緩和が生じるため格子歪が取り除かれ、エネルギー変換効率を増大させることを見出した(Tsai et al., Science 360, 6384, 2018)。

Apr. 06, 2018

太陽光とナノハイドロゲルによる水浄化法

テキサス大学オースチン校の研究チームは高分子-ゲルハイブリッド物質(ハイドロゲル)と太陽光を用いた低コストでコンパクトな新しい水浄化装置を開発した。ハイドロゲルは水分子を吸収する高分子の網状構造で、コンタクトレンズに用いられるハイテク材料である。(Zhao et al., Nature Nanotechnology online Apr. 02, 2018)

Apr. 04, 2018

温和だった始生代からの地球気候

太古からの地球の気候に関しては様々な説があるが、ワシントン大学の研究チームの最新の研究で、これまでの予想に比べて数10億年間に渡って地球の気候ははるかに温和なものであったことが明らかにされた。研究チームのシミュレーションによれば、数10億年前の始生代の平均気温が現在と大差ないもので、海洋のpH数値も現在との差が1以下となる範囲であった(Krissansen et al., PNAS online Mar. 07, 2018)。

Apr. 03, 2018

運転支援ソフト動作中に起きたテスラEVの死亡事故

自動運転試験中に衝突事故を起こしたウーバー社に続いてテスラEVも同社の運転支援ソフト”Autopilot”が起動した状態での事故であった。3月23日にカリフォルニアのマウンテンビューの近くの市内で、テスラ社のモデルX(SUV)」が高速道路の路側帯に衝突し、運転者は死亡、車体のLiイオンバッテリーが発火して他の2台に燃え移る事故を起こした。テスラ社は今週になって同社の運転支援ソフトが関与していたことを認めた。

Apr. 01, 2018

テスラ社が未来を託すモデル3増産計画の現実味

量産車種モデル3の生産計画の成否にテスラ社の将来が左右される、と言っても過言でない。隙間だらけの外装や見えない部分の雑な作りには目を瞑るとしても、EVとしての性能優位性が大手メーカー各社の熾烈な追い上げで少なくなってきた現在、オーダーに答えられるのか懐疑的な意見も目立つようになった。

Mar. 30, 2018

新型電解質でEVの航続距離が飛躍的に向上

次世代のLiイオンバッテリーには電極の安定化による性能と寿命の向上が課題となる。パシフィック・ノースウェスト国立研究所の研究チームは新しい高濃度電解質により、Liイオンバッテリーの充電量が7倍に向上し寿命が向上することを見出した(Chen et al., Advanced Materials online Mar. 25, 2018)。

Mar. 28, 2018

タンデムセル化で次世代太陽電池を目指すペロブスカイト

太陽電池の主流であったシリコンにエネルギー変換効率で肩を並べるペロブスカイトはコストを含めて、伸び悩む太陽エネルギー利用の救世主と期待されている。ケンブリッジ大学の研究チームはカリウムを添加することで、ペロブスカイト太陽電池のエネルギー変換効率が増大し次世代太陽電池の主流となる可能性が高まった(Abdi-Jalebi et al., Nature 555, 497, 2018)。

Mar. 26, 2018

新しい抗癌蛋白質LHPPの発見

バーゼル大学の研究チームは抗腫瘍蛋白質LHPPは細胞増殖の暴走を抑える腫瘍抑制機能をもつため、LHPPの喪失と腫瘍増殖が強く相関することを見出した。LHPPを肝細胞癌バイオマーカーとして使用することで、適切な治療が行えると期待されている。(Hindupur et al., Nature online Mar. 21, 2018)。

Mar. 23, 2018

RNAへ適用可能な遺伝子編集ツールCasRx

ソーク研究所(Salk Institute)の研究チームは、DNA出なくRNAを標的とした新しい遺伝子編集ツールCasRxを開発し、痴呆患者に適用して細胞蛋白質の不均衡を正常化することに成功した(Konermann et al., Cell online Mar. 15, 2018)。CasRxはDNA編集の精度を改良するとともにRNAの編集を可能としたことで、遺伝子的な生理機能不全の治療が大きく全身すると期待されている。

Mar. 21, 2018

ホーキング博士の見果てぬ夢とM理論

極微の世界と大宇宙はどう繋がっているのかという問題は多くの物理学者が頭を悩ましてきた問題だが、両者の統一的理解を目指す理論が進展してきた背景には天文観測や加速器実験のデータの蓄積があることは明らかだである。ホーキング博士の死去は大きな損失だが、アインシュタインやホーキング博士の気はてぬ夢は大型加速器と重力は観測による検証で完結章に向かっている。

Mar. 19, 2018

グラフェン酸化物で進展するLi金属バッテリーの電極問題

エネルギー密度で圧倒的に優位な第三世代LiイオンバッテリーとなるLi金属バッテリーだが、10倍高い容量となる代償(致命的な欠点)は、充放電サイクルと共に電極に移動する際の金属Liの不均一な成長で、この電極問題のために実用化されていない。イリノイ大学の研究チームはこの問題をグラフェン酸化物ナノシートを電極間に挿入することで、金属Liの平坦化を実現した(Foroozan et al., Advanced Functional Materials online Feb. 07, 2018)。

Mar. 16, 2018

ホワイトグラフェン(BNナノ構造体)による水素貯蔵

単位重さあたりの貯蔵エネルギー量が化石燃料を圧倒する水素は、再生可能エネルギーを貯蔵する有望な化学物質である。ライス大学の研究チームはホワイトグラフェン(h-BN極薄膜)層が5.2Å離れて積み重なったナノ構造体が理想的な水素を貯蔵物質となることを明らかにした(Sakhavand and Zhao, Small Online 1Mar. 08, 2018)。

Mar. 13, 2018

ダイアモンドに閉じ込められていた氷-VIIの発見

地殻の深層部から見つかったダイアモンド結晶中に閉じ込められた氷-IVという地球の環境には存在しないはずの氷の結晶が発見された。氷-IVの発見は初めてで、地球の深部に水が存在する証拠となる(Tschauner et al., Science 359, 1136, 2018)。

Mar. 12, 2018

ウラン同位体で検証された海洋無酸素事変2OAE2の酸素枯渇

海洋無酸素事変2OAE2)は大量絶滅など地質時代の境界に起きた境界事変のひとつで、地球の歴史を解明する上で境界事変は重要な手がかりとして最近、注目を集めている。ニュージーランドのオタゴ大学の研究チームは海洋無酸素事変を引き起こす要因となった大気中に放出された炭素量を地球気候モデルを使って再現した結果、大気のCO2量が地球環境に重大な影響を与えることを見出した(Clarkson et al., PNAS online Jan. 22, 2018)。

Mar. 08, 2018

再生可能エネルギー比率100%への挑戦

2050年に再生可能エネルギー比率が100%になるかどうかについては意見の分かれるところで、スタンフォード大学の研究チームは2050年までにエネルギー再生可能エネルギー依存を100%とするロードマップを作成したが、インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究チームは、2050年に再生可能エネルギー比率100%となる予想は楽観的と考えている(Heuberger and Mac Dowell, Joule online Feb. 26, 2018)。

Mar. 03, 2018

EUが課税に踏み切る米国IT大手(GAFA)

米国の大手IT企業は膨大な売り上げ収益を得ながら、タックスヘブンで税金を逃れこれまで膨大な利益を上げてきた。欧州連合(EU)はアマゾンやフェイスブックなど大手IT企業に課税する。フランスのル・メール財務大臣EUは加盟国の営業活動の収益に対応して2~6%の課税を課すことになったことを明らかにした。

Mar. 05, 2018


スピン流制御によるマグノントランジスタ

グローニンゲン大学のスピントロニクス研究チームはスピン電流を磁場で制御する3端子スピントランジスタ実現への動作原理を実証することに成功した。スピン流(マグノン)で動作するトランジスタ回路の実現は、スピントロニクスデバイスの実用化に向けての大きく進展したことになる(Cornelissen et al., Phy. Rev. Lett. online Feb. 5, 2018)。

Mar. 03, 2018

宇宙膨張理論を書き換えるハッブル宇宙望遠鏡

NASAのハッブル宇宙望遠鏡が軌道上に投入されてから30年が経過した。これまに観測された距離の10倍外側の銀河間距離と基準となる恒星の距離が計測され、ハッブル定数(宇宙定数)と呼ばれる宇宙の膨張の目安となる数値が決められた。この期間に集められた膨大な宇宙画像データによって、宇宙の膨張が確認された。

Feb. 26, 2018

希土類金属への依存度の低い新型磁石

IEAの予測によれば2040年までにEV総数は4000万台となると見込まれている。現在最も強力な磁石はネオジム(Nd)磁石(Nd2Fe14B)である。主原料のネオジウム以外にもテルビウム(Tb)やデイスプロシウム(Dy)など、希土類元素が使われる。2010年に中国産のネオジウム価格は30%下落したが、世界的なEV増産のために希土類金属の価格は増大傾向が続いている。トヨタ自動車はこのほどネオジウム使用率が従来の50%となるEV用の耐熱磁石を開発した。

Feb. 23, 2018

再生可能エネルギーの覇権を握る特定資源国とは

かつてのエネルギー資源大国といえば、石炭、石油そして天然ガスを大量に生産し輸出する国々であった。2050年以降とされる化石燃料から再生可能エネルギーへの転換が完了する未来で、覇権を握る再生可能エネルギー大国はどの国なのだろうか。地球上に溢れる再生可能エネルギーだが、利用するには設備投資と特定資源の確保が鍵となる。

Feb. 20, 2018

世界初の2D半導体

コロンビア大学を中心とした研究チームは Re6Se8クラスターの層状構造を用いて世界初となる2D半導体を作成した(Zhong et al., Nano Lett. 18, 1483, 2018)。研究チームは劈開して得られた15nm厚の超薄膜(上のAFMイメージ参照)を用いて物性測定を行い2D半導体であることを確認した。

Feb. 19, 2018

塵がもたらした新生代後期の地球寒冷化

新生代後期にあたる約500万年前から約258万年前までの鮮新世の気候変動は将来の地球の気候を予想する上で、重要な手がかりになる。クレムゾン大学の研究チームは270万年前(新生代後期)の寒冷化が起きた原因はアジア大陸から巻き上げられた大量の塵が、北太平洋にかけて上空を移動したことが原因とする研究結果を発表した(Nie et al., Science Advances 4, eaao6977, 2018。

Feb. 16, 2018

温暖化に矛盾する気象ビッグデータ~極渦で寒冷化する米国南部

ダートマス大学の研究チームの研究によると米国南東部の暖気ポケットの寒冷化は大西洋と太平洋の気温の変化の影響が大きく、地球平均気温の上昇と逆に低下していることがわかった(Prtridge et al., Geophys. Res. Lett. online Feb. 06, 2018)。研究によると1950年代から米国上空のジェット気流が「暖気ポケット」の出現とともにうねる「極渦」現象が見られるようになった。

Feb. 15, 2018

MOFを用いた超高速イオン透析技術

全世界で20億人が飲料水不足にあえいでいる。海水から飲料水を製造する海水淡水化技術は水資源の確保に重要である。モナッシュ大学の研究グループはこのほどMOFを用いてサブナノポーラス膜を開発し、従来の技術より高速に淡水化する技術を開発した(Zhang et al., Science Advances, 4 eaaq0066, 2018)。

Feb. 12, 2018