Geopolitics/Economy


最低所得制度の導入を検討するフィンランド

フィンランド社会保険機構の「統一最低所得」又は「ベーシックインカム」制度の導入案が政府内で検討されている。生活保護、失業手当、基礎年金、児童手当、障害者保証などの現給付制度を廃止し、すべての成人国民に無条件で一律に決められた最低所得を給付する制度である。

Dec. 13, 2015

イスラム過激派思想を広めるモスク

パリ同時多発事件を受けて、非常事態宣言が発令されてから、フランス警察当局は、イスラム過激派的思想(サラフィー・ジハード主義)を広めている疑いやイスラム国との関連のある人物、組織の調査を行ってきた。7日にはパリ郊外にあるモスクを閉鎖、銃器やイスラム過激派に関する書物を押収、指導者や関係者を逮捕した。これまで、パリ郊外にあるモスク3カ所、さらに計2,235カ所の住宅やビルが調査対象となり、計232人が逮捕、計334の銃器や弾丸が押収された。

Dec. 11, 2015

銃規制をめぐり対立を深める米国民と政府

サンバーナーディーノの福祉施設での乱射事件後、これまでの乱射事件の直後と同様に、オバマ大統領は銃規制強化を訴えたが、銃器の売れ行きは20~30%増えている。ニューヨーク・タイムズ紙は95年ぶりに1面での社説で銃を合法的かつ容易に購入できる現状を「国家的な恥辱」であると批判したが、米国社会では銃規制より、自衛のための銃器に関する正しい使い方の教育、情報、訓練の必要性と強化を求める動きが広がっている。

Dec. 6, 2015

イスラム過激派組織の名称遍歴で混乱

キャメロン首相は仏オランド大統領に続き、イスラム過激派組織のことを「ダエッシュ」(DAESH, DIISH, DAISH)の呼び名を使い、呼び名を巡り混乱を招いている。議会下院で、ダエッシュを標的とした空爆の参加への動議の可決を2日に求めた際に使った。キャメロン政権は今後、ダエッシュの呼び名を使うと宣言した。

Dec. 5, 2015

債務国の将来の姿ーギリシャ

ドイツはギリシャ政府に脱税目的で、スイス銀行で口座を持っている10,588のギリシャ国籍の個人や法人の顧客リストを渡した。ドイツ国税局から入手したリストを元に、税金を回収して税収を増やし、財務状況の改善を図る予定である。公表された顧客の口座残高の総額は約3.6億ユーロにのぼる。

Dec. 2, 2015

今年も全米でブラック・フライデー騒動

11月の第4木曜日の感謝祭の翌日の金曜日は、一年で最も大規模なセールが開催される。この「ブラック・フライデー」は年々、セールの広告宣伝が大胆となり、セールの規模も拡大していった。翌週の月曜日は、「サイバー・マンデー」と呼ばれ、ウェブ上の小売店がセールを開始する。そのブラック・フライデーを巡り、今年も全米各地でセール品の争奪戦や暴動が起きた。

Nov. 29, 2015

イスラム国に人員、武器、資金を提供するトルコ

ロシアのプーチン大統領は、主要20カ国・地域(G20)首脳会議後の記者会見で、「イスラム国」に資金提供している40カ国の中に、G20の加盟国が含まれていると発言した。イスラム国に参加している戦闘員のうち、約15,000~20,000人がイスタンブーのアタチュルク国際空港や地中海をフェリー経由でアダナに、トルコ経由でシリアとイラクに渡っている。

Nov. 28, 2015

中国がアフリカの軍事拠点を本格化

中国がジブチ政府との合意で今後10年間にわたり港湾を中心とした基地建設を本格化することとなった。中国軍の基地はアジア圏の国々のアフリカに物流拠点とすることを目的としているとされるが、弱体化した米国に代わって軍事的要所を押さえることも狙いのひとつである。

Nov. 27, 2015

クローン家畜で子牛を量産する中国

中国の世界最大のクローン施設が家畜のクローン化を計画している。年間100万頭の子牛クローンを生産できる世界最大のクローン施設が近く操業を始める。動物のクローンは生まれてから数週で死ぬ確率が高く、しかも苦しんで死ぬという現状に、本格的な家畜クローンへの批判が高まっている。

Nov. 26, 2015

テロ事件と軍事演習や警察訓練との奇妙な「偶然」

1月にパリで起きたシャルリー・エブト襲撃事件が発生した後、現場近くにいて、最初に現場に駆けつけたのは元コラムニストで救急救命医師のパトリック・ポルーであった。ポルー医師は偶然にも、13日に起きたパリ同時多発テロ事件現場にいた上、フランスの公共ラジオでテロ事件直前にインタビューに応じている。 

Nov. 24, 2015 

バルチック海運指数が示すデフレ不況

世界経済や商品価格の先行指標である、バルチック海運指数(Baltic Dry Index : BDI)の下げ止まりが見えてこない。実に、統計が始まった1985年以来、最も低い水準にある。世界の貿易量が激減しており、世界同時不況に向かっていることを示している。

Nov.20, 2015

パキスタンルートで核武装を狙うIS

核弾頭をISが手に入れる可能性を検討すると、イラン核兵器の製造の可能性がなくなった現在、パキスタン経由のルートが最も可能性が高い。かつてMuslim Brotherhoodの一員であったWalid ShoebatによるとパキスタンにISがキャンプを設営した。

Nov. 19, 2015

テロリストに使われていなかったPS4

パリ同時多発テロ事件を引き起こしたISISと関連あるテロリスト同士が、どのように攻撃の計画と実行について通信を行ったかの情報はほとんど明らかにされていない。だが、メディアは通信データの傍受が難しい暗号化されたアプリやPS4が使われた疑いがかけられたが、それが誤報であることがわかった。

Nov.18,2015

なぜパリでテロが起きたのか(その2)

ベルギーのJan Jambon内務大臣は16日に、犯行メンバー間でプレイステーション4(PS4)が通信手段として使われたことを発表した。テロの首謀者と思われるベルギー国籍の人物のブリュッセル自宅捜査で少なくとも1台のPS4が押収された。

Nov. 17, 2015

なぜパリでテロが起きたのか(その1

13日に起きたパリ同時多発テロ事件を数回にわたり検証する。9月に約4,000人のイスラム過激組織のメンバーが一般の移民に混じって、トルコからギリシャのルートで欧州国に散らばって聖戦を準備しているとの報道しもある。事実であればパリの同時多発テロ事件に続いて欧州でテロ事件が起きる可能性は高い。

Nov. 16, 2015

増大する地球規模の食糧危機リス

ドイツに流れた難民(シリア難民だけではない)の総数が75万人となり、2015年中に100万人となる。欧州の財政や食糧チェーンにも影響がでることは必至だが、「食糧危機ショック」についての報告書(2015はショッキングな内容だ。欧州に限らず全世界の食糧供給体制が危機に瀕しているという。

Nov. 14, 2015

移民政策を巡る2極化が激化したスェーデン

 欧州で1970年代から最も積極的に移民を受け入れてきたスェーデンでは、移民政策を反対してきた野党のスェーデン民主党が、今では最も支持率の高い政党となり、スェーデン社会のなかで、移民政策を巡り、2極化を反映している。移民増加により社会困難、犯罪の増加、経済状況の悪化が進んでいるなか、スェーデン民主党青年たちが移民に配布している、スェーデンの現状を説明するビラが話題となっている。

Nov. 13, 2015

公式発表の18兆ドルを遥かに超える米国債務

アメリカは1962年以降債務上限引上げを74回も行ってきた。今回75回目となる債務上限引上げは18.5兆ドルから20兆ドルで、20173 月までの期間である。その債務額に関して、ウェーカー元会計検査院長は政府公式発表よりはるかに巨額である65兆ドルであると発言した。

Nov.10.2015

中国全土が爆買いする11.11.11

中国の11月11日は「独身の日」として全国規模のバーゲンが日付が変わると同時に始まる。インターネットショッピングはこの日まで欲しいもので一杯になったカートの「次に進む」ボタンを日付が変わると同時にクリックする

 Nov. 11, 2015

ルフトハンザ航空乗務員がストライキで守りたいもの

オクトーバーフェストも終わって一段と冷え込みがきびしく冬支度を考え始める頃、毎年決まって空港は混乱に包まれる。それは恒例のルフトハンザ航空の乗員ストライキで全ての便がキャンセルされるからである。乗務員たちは何を守ろうとしているのか。

Nov. 10, 2015

カリフォルニア市民が目撃した謎のミサイル

米軍は6日に、ロサンゼルス国際空港の太平洋側を一週間の飛行禁止区域に指定した。翌日の7日には、北から南カルフォルニア州、アリゾナ州、ネバダ州で隕石またはUFOのような物体が空を横切るのを数万人の住民が目撃、ソーシャルメディアで話題となった。

Nov. 9, 2015

米国ミズーリ州、セントルイス市のページデールの市民はセントルイス市に対し集団訴訟を起こした。発端は市当局の過度な違反金や罰金の徴収に対してである。背景にはいいがかりをつけて罰金をとるほど苦しい市の財政があった。
Nov. 8, 2015
オーバーストック・ドット・コム社会長であるジョナサン・ジョンソンは、バブル景気とバブル崩壊を繰り返し引き起こすウォール街と不換紙幣システムを長年批判してきたことで有名である。さらに、注目を浴びているのが、次の金融危機に備えての準備である。

Nov. 5, 2015

ロシア機墜落で深まる米ロ対立

先のウクライナのマレーシア370便の墜落事件で米ロの対立が深まったばかりだが1031日、今度はロシアに向かうエアバス機がシナイ半島に墜落し乗員乗客224名が犠牲となった。詳細な事故調査は結論が出ていないが、爆弾説のほかにエンジントラブルなどいくつかのシナリオが考えられている。

Nov. 3, 2015

2015年アメリカ大学卒業生の事情

アメリカの大学卒業生の70%が平均35,000ドル420万円)の学生ローンを抱えている。平均的な返済期間は15年で、23~24歳で卒業した学生は38~39歳まで返済を続けことになる。20年前と比べて、2015年卒業者の学生ローンは10倍の700億ドルまで膨れ上がっている。

Nov. 3,2015

アイスランド国民に一足早いサンタの贈り物

アイスランドのビャルニ・ベネディクソン財務大臣が、全ての国民に国営化されたランズバンキ銀行の時価総額の5%を分配すると約束した。国民1人当たり30,000アイスランド・クローナ(ISK)、日本円で約27,919円が支給されることになる。

Nov. 1, 2015

OPEC総会で原油増産は継続できるか

12月のOPEC 総会を前に、21日にウィーンでロシア、ブラジル、カザフスタン、コロンビア、メキシコの非加盟国5カ国を含むOPEC技術専門家会議が開かれた。会議の目的は、原油価格の下落と原油市場への対応を協議することで、12月のOPEC総会の動向を唸らすものである。サウジアラビアの財政赤字が膨らむなか、財政破綻を避けるために減産や原油価格の下限設定という方針転換に踏み切ることが避けられない状況に追い込まれている。

Oct. 31, 2015

ベイルイン導入を巡り加盟国を訴えるEU

6月に欧州連合 (EU) は、加盟国のうち11カ国に金融機関の再生・破綻処理の際の「ベイルイン」を導入するよう警告を出した。それから4ヶ月、EUはオランダ、ルクセンブルク、ポーランド、スェーデン、ルーマニア、チェコ共和国など6カ国を「ベイルイン」制度の導入拒否で、欧州司法裁判所に訴えた。

Oct. 28, 2015

欧州における移民の感染症問題

今年になって、欧州に紛争や貧困から逃れる中東やアフリカから67万人の移民が流入したとされる。ハンガリー、ポーランド、スロベニア、オーストリアは移民受け入れの限界に達し、国境管理を始めた。ポーランドのヤロスワフ・カチンスキ元首相は移民が持ち込む感染症は国民に健康被害をもたらす可能性があると警告を発した。

Oct. 27, 2015

銀行幹部に実行判決を下したアイスランド

アイスランドの最高裁判所とレイキャヴヴィーク地方裁判所は、5人の銀行幹部と1人の有力な投資家を市場操作、銀行資金の着服、インサイダー取引、不正ローンを貸付、信任義務の拒否で実刑判決を下した。

Oct. 25, 2015

スウェーデンは移民政策で経済破綻の危機

スウェーデンは多文化共生の移民政策により、自国の文化・伝統の崩壊、治安の悪化、財政破綻の危機を迎えている。世界で最も安全で、男女均等の豊かな社会福祉国家はもはや国家機能を喪失した破綻国家になりつつある。

Oct. 21, 2015

MH17便撃墜に新事実

オランダの調査委員会の最終報告書ではロシア製のBUKミサイルで撃墜されたとしている。このほどBUKミサイルの製造元であるAlmaz-AnteyはBUKミサイルの証拠となる特徴的なパターンが墜落したMH17機から見つからなかったことから撃墜に使われたミサイルがBUKではなかったと主張した。

Oct. 21, 2015

シリアで地上戦に入ったロシア

ロシアは反アサド勢力に対し、72時間で60回、50個所のISISの司令塔、武器倉庫、軍設備などを含む標的の空爆を行った。またロシア、イラン・シリア、キューバの軍事連合による大規模地上作戦が行われている。

Oct. 17, 2015

世界の金融危機を引き起こす「第3の波」

米投資銀行のゴールドマン・サックスは、2008年に起きたリーマンショックによる金融危機は終わることなく、未だに続いており、今後世界的な「金融危機の第3の波」が押し寄せているとするレポートを発表した。ゼロ金利政策を実施してきた各国中央銀行とその制度を活用してあらゆる資産価格バブルを引き起こし、高収益といった恩恵を受けてきたはずの投資銀行が次の金融危機の警告を発した。

Oct. 15, 2015

ハッカーたちの国際イベントDEFCON

DEFCONをご存知だろうか。こちらは世界中のハッカーたちが集まって、最新情報を交換したり講演をきいて知識を広めるとともに、コンテストなどのイヴェントを通じて交流を広める国際集会である。

Oct. 15, 2015

デルのEMC買収はIT企業再編となるか

デルコンピューターはマサチューセッツ州に本拠地のあるEMC670億ドル(約8兆円)で買収した。EMCは記憶媒体(ストーレジ)の最大手企業だが、強みはストーレジ管理ソフトウエアとともに大手企業相手のクラウド事業。買収は企業ー融資先ー国はWin-Win-Winの関係にあった。

Oct. 14, 2015

ISのトヨタ車入手経路(最新情報)

米国財務省がISがトヨタ車(ハイラックス、ランクル)を大量に仕入れる経路の調査に乗り出したことは色々なメデイアで伝えられた。ハイラックス(上の写真)はテロリスト御用達というレッテルを貼られたが、どのようにして新車を仕入れるのか謎であったが、このほどその経路が明らかになった。

Oct. 13, 2015

サウジアラビア国王の交代を求める王族内反乱

サウジアラビアのサルマーン国王)が、首都リヤドのキング・ファイサル専門病院の集中治療室に緊急入院した。サルマン国王の政策でイエメンとの戦争、シリアとイラクとの対立、原油価格の下落、中東における政治不安など、政治的、社会的、宗教的な不安を招いたとされる。

Oct. 9, 2015

TPPは自由貿易ではないとするスティグリッツ教授

ノーベル経済学賞受賞者のジョセフ・E・スティグリッツ教授は、「TPPは自由貿易に関する条約ではない」と述べている。TPPは「国際的に影響力を持つ企業の意向を反映した、貿易と投資のための条約である。」「アメリカが求める国際条約が自由貿易ではなく、貿易と投資活動を企業が統率することが目的であることは驚くことではない。企業関係者以外、特に国民が選んだ議員を含め、条約文案の立案時点から関わっていないと、このような事になる。」と指摘している。

Oct. 6, 2015

米雇用統計の不都合な真実

ドナルド・トランプの「失業率は20%ではないか」の発言は、米国労働省が発表した5.1%より現実味のある数字である。メディアは失業率と前月比雇用者数の増減に注目を置くが、失業率の数字は、統計上に問題があり、米国経済の実体を正確に反映していない。

Oct. 4, 2015

ナスダックにデスクロス:米株式に暗い影

ドミノが倒されるように、8月から次々と米国株式市場の各市場でデスクロスが出現している。米国4つの株式市場におけるデスクロスの出現を、新約聖書の最後に記置された『ヨハネの黙示録』に登場する四人の騎士、「黙示録の四騎士」が現れたと例えて呼ばれる。

Oct. 1, 2015

SDR採用が近づく人民元

IMFのなかで、投票権の17%を握る米国は人民元の採用を慎重に議論する必要性を主張した。それから1ヶ月後、オバマ政権は人民元のSDR追加採用を支持、人民元を重要な国際通貨であることを認めた。

Sep. 30, 2015

世界のウラン市場を支配するロシア

Uranium 1というロシアのウラン採掘会社はカザフスタンのウラン鉱山の利権を一手に握るが、このたびロシアの原発企業ロスアトムに買収されて、核燃料から原発建設までを一貫して請け負う巨大企業が誕生した。もちろんロシア国営企業である。カザフスタンは世界のウラン生産量の27%を占めるが、カナダ企業を買収したことで、世界1位のウラン採掘グローバル企業となる。

Sep. 28, 2015

NATO とロシアが核配備を増強

ドイツ南西部のファルツ州にあるビューヒュル航空基地で、米国は「冷戦時代の最も危険な遺産」と言われているB-61核弾頭の「近代化」として、新型核爆弾B61-12を配備する準備作業が進んでいる。ロシアも対抗し欧州は再び冷戦に向かっている。

Sep. 25, 2015

習近平とボーイングにみる企業外交

習近平夫妻がシアトルに笑顔で降りたった後、ボーイング社は250機のナローボデイ(737)と50機のワイドボデイ(777Xもしくは787)、合計で38億ドル(4,560億円)を中国から受注したと発表した。習近平の米国到着はエヴェレットのボーイングの所有する飛行場であった。

Sep. 24, 2015

FOMC信用度の低下、マイナス金利とQE4

ゼロ金利と金融緩和政策を2006年に始めてから80ヶ月、56回目の連邦公開市場委員会(FOMC)は利上げを見送った。利上げを見送ったことで株価は下がり、米ドル安を招いた。

Sep. 23, 2015

VWに不正で制裁金

VWグループは正式にアメリカの排ガス規制基準をクリアするために、不正を行ったことを認めた。VWはフォルクスワーゲンとアウデイのデーゼル車をテストする際に、エンジン制御ソフトをかきかえ環境省(EPA)の基準をクリアしたが、実際に販売されている車の排気ガスは基準値の10倍から40倍に達するという。

Sep. 20, 2015

難民問題の解決に向けて

イラクとシリア市民を対象とした、世論調査が行われ、その結果が公表された。調査によると、4年間続いているシリアの内戦下で、シリア国民の65%、イラク国民の75%は、平和的に共存できると考えている。

Sep. 19, 2015

ニカラグア運河の将来性とリスク

大西洋と大西洋をつないできたパナマ運河は拡張工事後にライバルが出現する。ニカラグア政府が中国の支援で進めているニカラグア運河である。もともとパナマ運河と運河建設候補地を争ったニカラグアは米国から距離を置くオルテガ政権のもとで、念願の運河建設計画を進めたが、そのバックボーンは中国であった。

Sep. 19, 2015

米国の脅威となるサイバー攻撃

サイバースペースにおけるハッキング攻撃は拡大し戦場は国家レベルの全面戦争に近ずいている。サイバー攻撃の実態は公表されていないため、その実態の把握は容易ではない。しかし民間企業、金融機関のほか、軍事施設、国立研究所や政府機関における被害は日ごとに増えている。

Sep. 14, 2015

日銀による追加金融緩和の可能性

米国メディアは、10月には日銀の追加金融緩和の実施の可能性が高いことを報道している。きっかけは、自民党の山本幸三衆院議員が米ブルームバーグのインタビューで、1030日の金融政策決定会合で追加の金融緩和に踏み切るべきだと述べたことである。

Sep. 12, 2015

難民を受け入れたメルケルの意図

メルケル首相は「シリア難民に限って受け入れる」ことを表明しているが、ダブリン条約によれば難民はEU加盟国に入国した時点で難民申請をしていることが前提である。メルケルのイスラム系難民への寛容さの意図は何か。

Sep. 10, 2015

人民元原油価格はベンチマークとなるか

中国は早くて10月中に人民元建て原油先物取引を開始する予定である。これまで原油価格はドル表示、決済はドル建てで行われてきた原油先物取引とは異なり、決済は人民元建てとなる。

Sep.9, 2015

バブル終焉を意味する「摩天楼指数」 

摩天楼、特に世界一を目指した超高層ビルの建設は「摩天楼指数」、”Skyscraper Index”、によればバブル経済の終焉を意味しているという。超高層ビルの高さが高いほど経済不況の深刻さをあらわしているそうだ。

Sep. 7, 2015

米株価バブルを警告するシラー教授

 2013年ノーベル経済学賞の受賞者である、イエール大学のロバート・シラー教授は米国株価が投機的バブル状態にあると警告を発した。警告の根拠となるのが、シラー教授が考案した株価の割高感を示す投資指標のCAPE指数(シラーPER)が高いことにある。

Sep. 4, 2015

 ドイツの移民問題は日本への警鐘

メルケル首相はEU諸国が難民の受け入れを分担するよう割当制を提案、EUの建前としては分担とすることになったが、現実にはこれに従わない国もあらわれている。2013年の統計でシリア国民2千万人のうち220万人が何ん民として国外に避難したが、2015年の最新統計では400万人となった。

Sep. 3, 2015

押し寄せるシリア難民で混乱する欧州

ハンガリーの首都ブダペストの東駅はドイツに向かう難民が押し寄せて駅を占拠している。難民たちは駅を難民キャンプのように占拠して静かだった東欧の駅に混乱が起きている。彼らは長期滞在をしたくて留まっているのではない。彼らの最終的な目的地はドイツでブダペスト、ウイーン、プラハと乗り継いで国境を越える。

Sep.1, 2015

地中エンジニアリングで金塊列車発見

1945年春にロシア軍を避けてドイツ軍が列車に金塊や宝石を満載した列車がポーランドのWalbrzychの近くで行方不明となった。ポーランド人とドイツ人の二人組が弁護士を通じて黄金列車を発見し、報奨金として10%を正式に要求した。レーダー地中探査によって地中に埋まった列車の存在が確認されている。

Aug. 31, 2015

米株式バブルの崩壊:デスクロスの出現は株式暴落の予兆

デスクロスは株価が下げ相場に転じたことを示す。米国株式では次々とデスクロスが出現している。アップル社を含めて、実にS&P 500の263銘柄、約53%にデスクロスが形成しているのである。つまり、今後S&P 500は長期的な下降方向に転じたことを意味する。

Aug. 30, 2015

ロシアに集結する中東・OPEC諸国首脳

ロシアのモスクワで8月25日からロシアが誇る最新の航空機材や防衛産業向けのハイテック製品が披露されるMAKS国際航空ショーが開催されている。去年からウクライナを巡って欧米とロシアが対立、それぞれが経済制裁を課し合う事態が続いている。対立の終わりが見えないなか、軍事産業だけは友好的関係が存在している。

Aug. 27, 2015

利上げ見送り、QE4の可能性

7年間続いた量的金融緩和のQE1, QE2, QE3は2014年10月に終了した。21日の株価下落により、S&P 500は2000を割り込み、量的金融緩和QE3を終了した時につけたレベルを下回った。下落に歯止めをかけるには連邦銀行のQEの復活と金利利上げの延期政策しか残されていないが、果たしてQE 4に踏み切るのか?

Aug. 24, 2015

イスラム系移民受け入れの代償

シリアとアフリカから欧州に渡る難民と不法移民が、近い将来欧州を根幹から揺るがすことになりかねない。イスラム系移民のたちは欧州各国に分散して住みついても、独自の宗教、文化、そして仲間のつながりを捨てず現地に溶け込もうとしないからだ

Aug. 23, 2015

移民受け入れで2極化するヨーロッパ

ヨーロッパにおける移民問題が深刻しているなか、スロヴェニア政府は200人のシリア難民の受け入れを表明した。だが、受け入れる難民を迫害されたキリスト教徒に限った。イスラム教徒を受け入れないことが大きな波紋を呼んでいるが、中東で殺害、迫害を受けているキリスト教徒の問題をスロヴェニアは提示したのである。

Aug. 22, 2015

ワンワールドの住み心地とは

世界は次第にワンワールド(世界統一政府)へ向かっている現実は否定できない。そこで人間らしい生活をしようとすれば1%の富裕層あるいはさらに裕福なスパーリッチ層でなくてはならない。そんな富裕層のためのマンション型豪華客船が上の写真のThe Worldである。

Aug. 22, 2015

広島と長崎に続くはずだった原爆投下

日本が1945年8月1日までに降伏しなければ、広島、長崎につづき東京に3番目の原子爆弾、その後に最大に12の原爆を追加投下する計画を立てていたことが、広島と長崎原爆投下70周年に関連して新たに公表された軍事資料によって明らかになった。

Aug. 19, 2015

中国政府が容認した元安

中国の人民元は1.9% (11日)の切り下げを実施した。中国人民銀行は1回限りの「一時的措置」、「為替レートの調整」と発表したが、翌日人民元は1.62% (12日)下げ、 2日間で実に3.5%の切り下げとなった。しかし、元安は止まらず、13日にはさらに1.1%下げ、3日連続で4.6%の切り下げとなり、2011年7月の水準、1ドル6.4010人民元まで元安が進んだ。

Aug. 16, 2015

先送りされた中国人民元のSDR採用

中国人民元が国際通貨基金(IMF)特別引出権(Special Drawing Rights: SDR)の構成通貨に10月にも採用されると思われていた。中国は人民元のSDR採用に向けて、2009年から人民元の国際化や外交活動を積極的に行ってきた。しかし、IMFは少なくても2016年9月30日までは採用の可能性はないとの見解を突然示した。

Aug. 10, 2015

トランプが大統領選出馬でめざすもの

2007年のサブプライムショックで資産の一部を失うも、持ち前の才覚で復活した。トランプ家の資本力と知名度を背景にしてこれまでも大統領選への出馬に興味を示していたが、2016年の大統領選に共和党から出馬することを表明した。

Aug. 7, 2015

金・銀を法定通貨とする州政府

米連邦準備制度理事会(FRB)の量的緩和の金融政策への不信感、ドルの通貨価値の低下と下落の懸念を背景に、アメリカでドルを信用するより、金・銀を法定通貨とする動きが多くの州で拡大している。

Aug. 2, 2015

欧州に拡散する難民は英国を目指す

難民のイギリスへの不法入国の動きが活発になってきた。特にフランス領内のドーバー海峡に面した赤十字難民センターに収容されている難民が、海峡トンネルに不法進入して、イギリスに渡ろうと試みていることで混乱が続いている。ドーバー海峡に面したフランスのカレーで7月30日に難民がドーバートンネルに不法侵入し、20人が警察に阻止された。カレーには3,000人もの難民が密航をうかがって野営している。

Aug. 1, 2015

中国の株価暴落と実体経済

上海株式市場が27日に急落、市場の値動きを表す上海総合指数は 8.48%と8年5カ月ぶりの大幅な下落をみせた。工業部門企業利益は4月の前年同月比2.6%増と5月の0.6%増から一変して6月は0.3%減とマイナスに転じた。製造業におけるデフレが深刻化しており、価格の下落が企業利益の低迷となっている。

July 29, 2015

アレバにみる落日の原子炉ビジネス

AREVAがここに来て経営不振に陥っている。201481日に上半期決算が6.94EUの赤字に転落した。AREVA売り上げも前年度比で12.4%減となった。経営陣は再建を探ることになったが、20155月に最終手段に頼らざるを得ない結果になった。採算性の悪い原子炉事業の売却である。

July 24, 2015

アジア高速鉄道と新幹線

 アジアの高速鉄道計画が具体的なアジアインフラの代表である。アジア高速鉄道はそう路線距離1kmに及ぶ壮大な構想である。高速鉄道の集客率が投資資金の回収に直接影響することは台湾新幹線の破綻問題で明らかなように、成否を決める重要な因子だが路線はいずれも人口密度の高い地域である。

July 22, 2015

イランとEU核交渉合意の意味

EU代表のEUのモゲリーニ上級代表とイランのザリフ外相によりイランの核開発を阻止するための包括的共同行動計画が、2015年7月14日に長い交渉の末に合意された。イランの制裁措置終了と引き換えにウラン濃縮、重水炉をはじめとするイランの核開発規模が縮小されることとなった

July 20, 2015

中国新幹線のセキュリテイ度

長い間日本が堅持してきた新幹線の無事故記録は火災事故という不名誉で置き換えられてしまった。一方脱線事故により中国の新幹線の運用面での安全性は失墜したが、中国新幹線の対テロセキュリテイ度は意外に高い。

July 17, 2015

西欧化するイスラム社会

メッカの中心にはもっとも神聖なマスジドハラームがあり、ここが街の中心でもある。巡礼者で溢れるこの場所からみえるところに最近新しい建物がたてられた。メッカ ヒルトンタワーズ。5星の高級ホテルである。

July 14, 2015

中国株価暴落と1929年のウォール街大暴落

中国の株価は一年間で150%上昇した後、3週間で35%も下落した。中国政府の株価暴落防止策は一時的に市場に安定をもたらしたが、中国株バブルの崩壊は避けられない状況にあるのではないかと考えられる。株価動向は1929年のウォール街大暴落との類以性がある。

July 12, 2015

ギリシャ債務危機とドイツの決断−IMF債務報告書の意味

7月2日にIMFはギリシャ債務の持続可能性を分析した報告書を発表した。報告書によると、債務団による大規模な債務削減がない限り、ギリシャ債務は持続可能にならないと指摘した。さらに、EUと ECBによるギリシャ債務危機の対応の失敗、現スィリザ (左派政党:Syriza)政権の政策の変更、債務交渉や構造改革の遅れが債務問題の悪化となったと批判した。

July 8, 2015

競技場建設にみるオリンピックの闇

Zaha Hadidのデザインによる2020年東京オリンピックのメイン会場となる国立競技場をめぐって、ふたつの問題が起こっている。ひとつは特徴である屋根を支える2本の巨大なアーチの建設費が巨額になり財政負担になること、もうひとつは斬新なデザインが付近に調和しない「ハコモノ」となるとして、多くのデザイナーが反対していることである。

July 7, 2015

全国民が登録するDNAデータバンク

6月26日に、クウェート市内のシーア派モスクで金曜日礼拝中に起きた自爆テロ事件は27人の死亡者と227人の負傷者をだした。この事件をうけ、クウェート政府は治安強化策として、全住民のDNAデータバンクの設立を決定した。

July 4, 2015

Science/Technology


バナナが地球上から消滅する日

バナナの大敵パナマ病を引き起こすカビの一種(Fusarium oxysporum)によってすべてのバナナが地球上から絶滅する危険性がある。専門家は最大の産地である南米各地が被害に広がりつつあり、南米全体にパナマ病が蔓延するのも時間の問題とすると警告している。

Dec. 4, 2015

抗生物質が無力な細菌を生み出すMCR-1

すべての抗生物質に対して免疫性のある細菌が中国で発見された。細菌をポリミキシン系抗生物質を無力化する遺伝子を発見した研究結果が英国の医学誌、”The Lancet”に掲載された。プラスミド(注1)と呼ばれるDNAが細菌から細菌へ細胞内においてゲノム上の位置を転移して遺伝子情報を伝えることができるDNAをみいだした。

Dec. 4, 2015

加速器オンチップ(AOC)のインパクト

加速器を微細加工でスケールダウンするアイデア(AOC:Accelerator on a chip)が生まれた。スタンフォード大学の加速器研究所(SLAC)はこれまでに多くの斬新的な加速器技術を開発してきたが、AOCの開発に取り組んでいる。技術的な課題も多いが、この技術が完成すれば巨大な加速器のサイズダウンが可能となり、物理実験は医療応用において画期的な展開が期待できる。

Dec. 3, 2015

テロに屈せず開催にこぎつけたCOP21

パリのテロ事件の後、厳重な警戒にもかかわらず気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)の開催に反対するデモで逮捕者がでた。開発途上国、先進国の首脳がテロの危険を冒して、パリに集まり会議に臨んだ背景には合意を自国に有利な条件に持ち込もうとする背景がある。

Dec. 1, 2015

クラウドファンデイングKICKSTARTERの先見性

クラウドファンデイングのKICKSTARTERは芸術作品、楽曲を工業製品と同等に扱い、全13のカテゴリーで数100件の広告を掲載している。本社はNY、マンハッタンでTIME詩の2010年、2011年度の「Best Invention」に選出されるなど、話題を集めている。集めたファンドの5%KICKSTARTERに支払うことになっているが、若いアーテイストや起業家の支持を集めた新しいビジネスモデルとなった。

Nov. 30, 2015

宇宙の起源を再現する重イオン衝突実験

ビッグバン理論によるとビッグバン後の状態はすべての物質がクオークとグルーオン粒子の混ざり合った「極限環境」にあった。世界最大の円形加速器器LHC14TeVという巨大なエネルギーで鉛イオン同士を衝突させ原子核同士を衝突させる。このほどLHCはこれまでの倍以上のエネルギーで鉛イオン衝突実験を行い、ビッグバン後を再現する状態をつくりだすことに成功した。

Nov. 27, 2015

垂直着陸に成功した宇宙ロケット

打ち上げロケットの垂直着陸による回収の試みで失敗続きのイーロンマスク率いるスペースX社を尻目に、アマゾン設立者のジェフ・ベゾスが100kmという低高度の宇宙旅行を商業ベースに乗せるために設立したブルー・オリジン社は目標とする100kmの弾道飛行と打ち上げロケットの垂直着陸に成功した。

Nov. 25, 2015

セントルイス住民を悩ます放射性廃棄物

セントルイスはミシシッピ川とミズーリ川が合流する地点にある人口35万の都市で黒人住民が多い。平和なこの街の住民が放射性廃棄物の影響で癌発生率に代表される放射線被曝による健康被害を受けている。廃棄物置き場が住宅地に隣接しているからだ。放射線レベルの高さに当局は公園を立ち入り禁止にした。健康被害を訴えている住民は2,700人にのぼる。

Nov. 24, 2015

太陽エネルギー利用研究のマイルストーン2015年

FSVやエネファームなどの燃料電池は水素を燃料とするゼロエミッションのエネルギー源として期待されている。燃料電池の燃料を都市ガスから水素に転換させて効率化をはかるため、「ソーラー水素」に関する研究開発が急がれている。2015年に日本初のマイルストーンとも呼べる研究開発成果が報告された。

Nov. 23, 2015

半導体産業の急激な再編の行方

中国マネーを中心に半導体企業買収が加速した裏には米国企業の苦しい財政事情がある。弱みに付け込んで一気に買収する企業買収の世界は「最新技術」で成り立つ 半導体産業には無縁のものと思われていた。「技術を買う時代」の到来の行き着く先は「売れれば売れるほど損失がでる」というコモデテイ化リスクが待っているかもしれない。

Nov. 20, 2015

中国科学技術院が誇る「科学島」とは

中国に120の研究所を有する中国科学院は、発展著しい内陸Hefeiに市ある「科学島」に5つの研究所からなる「物理科学研究院」を設立した。6研究所が近接して建設されているが自然環境は素晴らしく、研究者が快適に研究生活ができる新天地となっている。

Nov. 19, 2015

中南米火山リスクとニカラグア運河

ニカラグア運河は2014年に着工して2019年に完成の予定だったが、現地からは順調に工事が進展していない情報が入るばかりで、現在は完成が2020年とされているが懸念する声が高まっている。オルテガ大統領と中国企業HKNDグループの期待と裏腹の建設に関する問題点を整理してみる。

Nv. 17, 2015
2050年、世界人口は90億人となる。世界中には20億台の車が溢れ、食糧需要とエネルギー需要も倍増する。しかし地球上の食糧・水資源と石油・天然ガスなどの化石資源も有限で、倍に増産するのは不可能である。さらに90億人が地球環境を悪化させる。

Nov. 15, 2015

13日の金曜日にデブリが地球に落下

地球を取り巻く無数のデブリ(宇宙船や衛星の破片)のなかでWT1190Fと呼ばれるものが、よりによって13日の金曜日に地球に落下することが話題となっている。この「宇宙のゴミ」の起源は打ち上げに使うロケットだった。

Nov. 13, 2015

CMS実験で狙う神の粒子の先にあるもの

CMSが次に狙うのは世界最大のエネルギーで陽子ビームを衝突させて飛び出してくる粒子を観測することである。これによりSUSYヒッグス、超対称粒子、など新粒子を発見できる可能性がある。150,000回の陽子衝突実験で22個の荷電粒子(ハドロン)が観測されたが、バックグラウンドと区別するためにさらに実験を重ねる予定である。

Nov. 12, 2015

恐竜滅亡の原因は暗黒物質か

2014年にハーバード大学の物理学者が薄いデイスク状の暗黒物質がその巨大な引力で彗星の軌道を曲げ、太陽系の惑星に影響を与えるかについての研究を発表した。彗星は一定周期で地球などの惑星に接近することによって、地球に恐竜絶滅を含む周期的なカタストロフイをもたらす可能性があるという。

Nov. 11, 2015

白血病を治すキラーT細胞免疫療法

患者のT細胞を遺伝子を変えることによってキメラ抗原受容体を発現させ、癌細胞中のタンパク質で認識し攻撃する新しいキラーT細胞免疫療法が白血病患者を救うとして注目されている。

Nov. 10, 2015

EM DriveはNASA TRLでランクアップなるか

EM Driveはロケットに加速器の加速空洞を応用したものである。加速器で使われるマグネトロンからマイクロ波をコーン型の高Q値空洞に導き、コーン奥に共振器で空洞を共鳴させると出口方向に推力が発生するというものである。このほどNASAはコーン形状を改良して真空中で実験をしても推力が存在することを確認した。

Nov. 7, 2015

ターンキーになる英国原子炉

英国のキャメロン政権は国益と密接な関係にあるはずの原子炉建設を中国に一括して任せることに合意した。習近平の訪英で決まったトップセールスの一環だが、英国は独力で独自の原子炉を開発して来た米国、ロシア、フランスと並ぶ原子力先進国であったはずだ。その英国が初めて原子炉を導入する発展途上国のようにターンキー方式(原子炉の中身に立ちらないブラックボックス運転)で原子炉を稼働させることになる

Nov. 6, 2015

COMAC C919がロールアウト

乗客数が200名クラスのカテゴリーでエアバスとボーイングに対抗するのは不可能に近いとされている。生産の遅れが目立ち国内で500機以上の受注を受けたCOMACC919がこのほどようやくロールアウトした。

Nov. 4, 2015

上むきスピンと下むきスピンの差として定義されるスピンの向きが揃ったスピン(スピン流)を伝搬させる研究が行われてきた。このほどそのスピンがマクロ的なそれを含む金属流体もの渦と相互作用を持ち、流れる向きに起電力を発生することが理論的・実験的に示された。
Nov. 4, 2015

電子皮膚では圧力の他に温度情報も同時に得られるため基本的には人間の肌が伝える感覚情報を伝えることができる。実験では電子皮膚は感度が高いためその上を流れる水や髪の毛1本が落ちたことも認知することができるという。製作したのは韓国のUlsan National Institute of Science and TechnologyPark教授。

Nov. 2, 2015

中国の野望は加速器の世界に及ぶのか

中国科学院の王教授によれば、超巨大円形加速器CEPCでLHCのエネルギー限界を大幅に越えた加速器が可能になるという。25TeV(注2)では1周約50km、45TeVでは70kmの衝突リングをつくるCEPC計画の建設費は35億ドル(4,340億円)となる。

Nov. 1, 2015

燃料電池で走る自転車(FCB)

Lindeの燃料電池自転車(Fuel Cell Bike, FCBとでも呼ぶべきか)は水素ボンベと燃料電池が独立したデザインでモーターはペダルの部分に仕込まれているすっきりしたもの。MBであるが都会で乗っても調和するだろう。

Oct. 30, 2015

ドイツのダークホースか:核融合装置 W7-X

W7-Xはマックスプランクプラズマ物理研究所が2014年に完成したステラレータ型核融合炉である。ITER建設が進められる中で独自に開発する理由はW7-Xの特性がもしかするとトカマクより実用炉に適しているかもしれないからである

Oct.28, 2015

Back-to-the-Futureが現実になる日

 2015年10月21日は映画Back-to-the-Futureの2作目でデロリアンに乗って未来を訪れる日である。トヨタは映画の主人公であるマーテイ(マイケル・フォックス)とデローリアンの発明者であるドク(クリストファー・ロイド)を起用して未来の車社会を描いたCMを製作した。

Oct. 26, 2015

オスロが車乗り入れ禁止の最初の都市に

ロイターによればノルウエーの首都オスロが2019年までにすべての自動車を都市部から追放する世界で最初の都市となる。市内では35マイルの自転車専用レーンもつくり、自動車は公共交通機関の整備で置き換わることになる。

Oct. 23, 2015

ウエスタンデジタルのサンデイスク買収の狙い

HDDトップのWDがメモリー3位のサンデイスクを190億ドル(約2兆円)で買収したということだが、サンデイスクのメモリー工場に東芝は共同出資しており、その東芝はHDDの売り上げトップ3位であることを考慮すれば、HDDとメモリーでWDと東芝でどちらも過半数のシェアを握ることになる。

Oct. 22, 2015

2050年までに認知症患者が13,500万人に

現在、世界各国が頭を悩ます認知症患者は4,400万人。専門家の調べではそれが2050年までに13,500万人になると予想されている衝撃的な事実が明らかになった。アルツハイマー症の国際研究機関(Alzheimer Disease International, ADI)によれば、2010年に比べて現在の増加率は17%2050年までに貧困国もいれると1億人以上の患者数となることを発表した。

Oct. 20, 2015

LHCが目指す暗黒物質の解明

暗黒物質をつくりだすことができれば、多次元へ流れ出すと重力波の存在を仮定したモデルを検証することができる。CERNの研究者は暗黒物質をつくりだすのに必要なエネルギーで「重力の虹」と呼ばれる理論の存在を検証することができると考えている。

Oct. 19, 2015

ボーイングの超軽量ハイテク新炭素素材

ボーイングが大学(Cal TechUC Irvine)、企業(GM)と共同でハイテク委託研究開発ベンチャー(HRL Laboratory)を起業し超軽量の素材(microlattice)を開発した。容積の密度が0.9mg/cm399.99%が空気)で羽のように軽い。

Oct. 16, 2015

国際空港ランキングにみる空港の人気度

2015年度のランキングが英国の航空調査会社スカイトラックスにより発表された。相変わらず上位は安定していてシンガポールのチャンギ国際空港の至れり尽くせりのサービスと植物による癒し空間は圧倒的に評価が高かった。

Oct.16, 2015

原発に怯えるカラチ市民

2013年12月には中国原子力公団(CNNC)が建設費を融資する条件で、パキスタン政府と1,100MW原子炉2基を65億ドルの契約を結んだ。パキスタンのカラチは地震の多いことで有名であると同時に、パキスタン海軍の艦船を乗っ取ったアルカイダ拠点からも遠くない。

Oct. 14, 2015

残骸発見で逆に深まる消えたマレーシア機の謎

マレーシア航空MH370便がジャカルタを離陸して消息を絶ってから懸命の捜索にも関わらず、みつかった機体の一部は極めて少なく、その確認からマレーシア政府が墜落を認めたにも関わらず多くの謎が残されたままである。

Oct. 12, 2015

NASA火星ミッションの思惑

NASAが月に人類を送ってから惑星探査とISSが中心になり、人類共通のミッションとして火星探査が活発化している。NASAは火星ミッションに関する報告書をまとめたが長期間の火星滞在で必要になる食料の自給体制や結構管理など具体的なインフラ構築の推進を訴えている。NASAが力をいれる理由は火星だけではなく将来の惑星間移住の先駆けと考えているからである。

Oct. 10, 2015

スピン流の長距離伝搬に成功:スピントロニクスに期待 

英国にあるバース大学物理学教室の研究グループはスピン三重項クーパーペアを磁化の方向が異なる2層の強磁性体をBCS超伝導体で挟み込んだ強磁性体ジョセフソン結合をつくることによって、スピン三重項クーパーペアによるスピン流を50nm厚の非磁性金属(金)中に伝搬させることに成功した。

Oct. 8, 2015

ISがエクスプローラーを選ばない理由

IS御用達の車といえばランクルとハイラックス。どちらもトヨタ車でそのエンブレムが嫌でも目に入る。米当局はいまごろなぜトヨタ車をISが入手できたか販売ルートを調査している。ISによってそれらが宣伝されることになったのは皮肉である。

Oct. 8, 2015

米国原発に試練—財源がない廃炉費用

北カリフォルニアのフンボルト湾は自然環境が保存された風光明媚な湾で、休日にカヤックを楽しむ人の憩いの場である。ここに設置された原発は1976年に停止したが廃炉の費用は約530億円だが、誰がその費用を払うのかはっきりしない。

Oct. 7, 2015

モデルXで狙う新しい価値観とは

革新的な性能にもかかわらず優雅なデザインで独自の市場を開拓したテスラ社は2モーターSUVで次のステップに進んだ。口下手なイーロンマスクが自ら登場したお披露目の舞台で彼が主張したのは「最も安全なSUV」だった。写真のSUVで目立つのは後部座席がスーパーカーの証であるガルウイングであることと、ドアミラーがないことである。

Oct. 6, 2015

再生可能エネルギーの意外な盲点

ドイツの再生可能エネルギーがエネルギーミックスで78%を占めるようになった。日本が原発停止の穴埋めを含めて火力に頼っている数値とほぼ等しい。ドイツの再生利用エネルギーは311以前から進行していたが、原子力の23%を置き換えてここまで達したのは福島の事故後の政治判断であった。

Oct. 3, 2015

国と企業が隠蔽する米国の環境汚染

ロサンジェルスの中心に近いSan Fernando ValleySimi Valley地区1947年に原子力とロケットエンジンの燃焼テスト実験のためにつくられたSanta Susana Field LaboratorySSFL)は設立以来、放射能と化学物質による環境汚染を引き起こした。

Sep. 30, 2015

ビルゲイツの原子炉開発に中国から資金

ビルゲイツは2006年にマイクロソフト社のスピンオフ達のテラパワー社の起業を援助した。このほど中国原子力公社から資金援助を受けて開発を進めてきた新型小型原子炉の開発を加速させることを米中間の貿易交渉会議において発表した

Sep. 29, 2015

カミオカに建設が進む大型重力波望遠鏡 

インシュタインの相対性理論で予想した重力波を検証するために、カミオカに世界最先端の研究施設(KAGRAと呼ばれる大型重力波望遠鏡)が建設中である。

Sep. 23, 2015

VW48万台のリコール命令

VWグループが排ガスのテストで不正を行ったとして米環境保護局(EPAは、同グループに482,000台のリコールを命じた。制御ソフトウエアにEPA試験のモードを認識して排ガス成分が少なくなるように細工されていた。

Sep. 22, 2015

NYCの新しいトレンドーバイクシェア

CITI BIKEと呼ばれるNYCのシェアサイクルは20136月から始まり、初年度から6,000台がマンハッタンの59丁目以降とブルックリンに300以上のステーションに設置されている。

Sep. 19, 2015

日本のITスキルに暗い影

読み書き能力と算術能力に優れた日本は技術的問題解決能力に劣るという。計算に優れ、文盲率が低く高度な文章読解技術を持つのは納得できるが、技術立国を目指す国の技術的問題解決スキルが低いとはどういうことなのか。

Sep. 17, 2015

インターネットの発明者CERN

インターネット開発者として知られるBerners-Lee教授はGoogle、Facebookのように個人情報を吸い上げて集積しているのに、個人のアクセスが制限されていることに警鐘を鳴らす。

Sep. 17, 2015

中国に工場移転するボーイング社の意図

リストラによりボーイング社の純益は19%増え、売上高は過去最高を記録している。光の部分がリストラという影によって支えられていることは確かなようだ。しかし単純なリストラと異なる同社の戦略が進行している。

Sep. 17, 2015

ソフト開発者のワンワールドGitHub

GitHubは急成長しているソフトウエア開発プロジェクトのためのリソース共有サイトである。Linux製作者によって開発されたGitは代表的なOSに対応する無料で提供される分散型ソースコード管理システムで多くのプログラマーの支持を得た。

Sep. 12, 2015

電磁波過敏症を認めたWHO

WHOが「電磁波過敏症」(EMS)と「化学物質過敏症」(MCS)が「現代病」であることを認め、科学的根拠をまとめた資料を公開した。WHOの指針は、数の論理に基づく「企業優先の社会」に対する反省と警鐘でもある。

Sep. 9, 2015

ベイエリアと未来都市の深い関係

中国、韓国に目をやるとどちらにも大規模な湾岸開発プロジェクトが存在する。中国のダリアンと韓国のソンド国際都市である。これらについて概要を比較してみる。

Sep.8, 2015

中東の未来型スマート都市にみる理想と現実

原油を国内消費にまわせば、輸出量が減り原油市場での競争力が低下する。そこで中東はドバイモデルから脱却し、再生可能エネルギーで製品を生産するクリーンエネルギー都市(マスダルやKAECなど)を建設する方向に転じた。

Sep. 4, 2015

エアバスのセグメントギャップを狙うボーイング777-9X

777はエアライン各社のマーケテイングで生み出された機種で、航続距離と胴体の長さ(乗客数)が異なる777ファミリーを生み出すことになった理由もエアライン各社の要求にきめ細かくこたえるためであった。A340のフライバイワイアなどの斬新的な技術を取り入れて、エアライン各社のマーケテイングによって「売筋」を目指したのが777といえる。

Sep. 1, 2015

世界で最も高価な元素とは

世界で最も高い元素とはなんだろう。高価な物質のランキングベスト16のなかで元素のみをピックアップすると次のように、金は最下位である。希少価値という意味が自然界の存在微量で製造が困難という意味と他をもって変えがたい機能を持つという2点が満足されることが価値につながる。

Aug. 30, 2015

球状半導体の夢が復活

球状半導体ICは原理的には半導体ICの画期的な製造方法になる潜在能力があったが、残念ながらベンチャーの限界もあってその夢は途中で挫折した。時を経て同じサイズの球状半導体を太陽電池に応用しようとする企業(スフェリカルパワー)が日本に現れた。

Aug. 28, 2015

中国企業化したSegway

Segwayはニューハンプシャー州のベンチャー企業であったが、2015年に北京を拠点とする中国のNinebot社が買収した。詳しい買収条件は公表されていないが、企業買収は投資家に高評価のようでNinebot社はMIUI Technologyなど4社から総額8,000万ドルの融資を受けた、ことを公表した。

Aug. 17, 2015

ビッグデータ時代と情報爆発

情報爆発は情報記録容量と送受信能力の両面での性能の著しい向上によりその後も指数関数的な発展を遂げたが、ビッグデータ時代を迎えてこれまでの人間対人間の情報交換(H2H)に加えて、I2Tと呼ばれるインターネットへの「モノ」を接続することによる情報爆発が進んでいる。

Aug. 25, 2015

WiFiに替わるLiFiの将来性

LiFiとは無線の代わりにLEDを使って可視光を用いて情報送受信を行う方法である。世界にあるLED電球の数はおよそ140億個。インフラはすでに整っているので、これらに情報送受信機能すなわち光の変調によりデータを埋め込み、それらを受信して復元するデバイスを取り付けるだけでよい、ことになる。

Aug. 21, 2015

世界的な干ばつに襲われる農業

米の半分が50年以来の干ばつに襲われているし、熱波と降雨量の減少で穀倉地帯の農業が深刻な打撃を受けている。そのため少なくとも干ばつの地域では温暖化と感想は現実的に深刻化していると考えざるを得ない。気象学者たちは温暖化と乾燥化が将来はさらに深刻化するとみている。

Aug. 19, 2015

飢饉を救うVertical Farm

室内で栽培するVertical Farmは食糧不足問題に対する解決方法のひとつ。世界的な食糧危機が異常気象と人口増大、紛争によって急激に加速している。またTPPで苦戦を強いられる日本にとって、お家芸のクリーンルームテクノロジーを農業に転用することは、日本の農業の救世主となり得るばかりか世界的な飢饉に対する対策となる。

Aug. 17, 2015

コンペ勝者Boeing2707の悲運

亜音速旅客機で開かれた高速輸送時代は人々に超音速での高速移動の期待をいだかせ、SST(Supersonic Transport)の開発競争が起こった。米国の航空機メーカーは慎重であったが、コンコルドがエアライン各社の受注で製作段階に入ると、政府が公的資金で開発を援助することになり、ボーイング、ロッキードの2社が独立して設計を開始、それぞれ7207とL-2000という超音速機案を提示した。

Aug. 16, 2015

技術立国を目指す中国

中国がいま原子炉開発に力をいれている。その理由はふたつある。まず自国内の電力不足が深刻化していること。このため原子炉を建設して電力事情を改善する計画を立てた。もうひとつの理由は途上国向けに経済性と安全性を両立した原子炉の需要が増大しているからだ。

Aug. 15, 2015

再び超音速に挑むエアバス社

エアバスがこのほどマッハ4-4.5の新型超音速機の特許を米国特許局に申請した。この速度で飛べば計算上はロンドン−ニューヨーク間を1時間で結ぶことになり、コンコルドの3.5時間を大幅に短縮する。コンコルドはエアバス社の前身であるフランスと英国の航空機メーカーが製作したので、エアバス社の挑戦は2度目となる。

Aug. 9, 2015

世界中で報告される猛暑

15年後にミニ氷河期が訪れるという記事をかいたが、に本各地では記録破りの猛暑が続いている。世界でも猛暑による被害が深刻化している。イラン南西部のペルシャ湾に面したバンダルマズハーでは7月31日に気温が46度を記録、人間の体感温度は実に74度に達した。

Aug. 8, 2015

世界一のダムと環境破壊

中国の三峡ダムは長江中流域に1993年から建設し2009年に完成した三峡ダム水力発電所は2,250kWの発電能力を誇る世界最大の水力発電所である。重慶市にいたる長江上流に位置し、下流側への水流を制御することがダムでつくられる貯水池の目的でもあった。

Aug. 7, 2015

ビルゲイツと東芝が目指す次世代原子炉

ビルゲイツはテラパワー社を率いて安全な次世代原発を開発して電力不足の地域を無くす壮大な計画に取り組んでいる。ビルゲイツの推進する次世代原発は軽水炉でなく高速炉と呼ばれる型式のものである。高速炉とはその名前の通り高速中性子(Fast Neutron)で核分裂反応を起こすもので日本の高速増殖炉「もんじゅ」もそのひとつである。

Aug. 1, 2015

米国の小型原子炉に遅れ

米国エネルギー省は次世代型の小型原発開発に力をいれている。しかし設計上の問題、安全性、経費の面で10年スケールの遅れがでると政府関係者が語った。今後の開発続行と試験に1-2億ドルの経費がかかるとしている。

July 31, 2015

増大するハッキングリスク

ニューヨーク・タイムズ(電子版)は2015年1月30日、同社のコンピューターシステムが4カ月にわたり、中国のハッカー集団の攻撃を受けていたことを伝えた。同紙が中国の温家宝首相の親族による蓄財疑惑を報じた2012年10月前後に始まり、同紙への報復と関連情報を入手するのが目的だったとされる。

July 28, 2015

血液一滴で感染症がわかるVirScan

 米ハーバード大学医学大学院のスティーブン・エレッジ教授ら国際共同研究グループは、一滴の血液で過去から現在に感染したウイルスが分かる新技術「VirScan(バイルスキャン)」を開発し、6月5日発行の米科学誌「サイエンス」に発表した。

July 25, 2015

文明の記録-ロゼッタプロジェクト

1996年に創設されたロングナウ財団(The Long Now Foundation)という財団の使命は地球上の言語で文明を記述するという壮大な計画である。骨子となるのはThe Rosetta Projectと呼ぶ言語データベースをロゼッタデイスクという媒体に収めるもの。

July 22, 2015 

エイリアンの水爆攻撃による滅亡シナリオ

米国のプラズマ物理学者John Brandenburgによれば全ての国が核不拡散を徹底しても、エイリアンの水爆攻撃で地球が滅亡するシナリオは否定できないという。

July 21, 2015

イエローストーン噴火時の緊急移住計画

イエローストーン国立公園は地表にマグマだまりが近く、噴火によって流れ出すリスクが高いと警告されている。新たにみつかった巨大なマグマだまりと近年のマグマ活動の活発化に対応しアメリカ政府は一時的にカリフォルニア州の住民を集団で避難する計画を検討することになった。

Juiy 17, 2015 

地球に接近する隕石1999 JD6

 NASAによれば725日直径1.5マイルの「宇宙岩石」1999 JD6と名前がつけられた小隕石が地球うをかすめる。1999 JD6はこれまで3回記録されているものの15倍大きい。

July 16, 2015

ミニ氷河期が15年後に

地球が氷河期を迎えるという話はこれまでにもきかれたが、英国の科学者の予測するミニ氷河期は15年後に迫っているという。太陽活動の周期観測の精度を上げた結果、2030年には太陽活動は60%低下しミニ氷河期を迎える。

July 15, 2015

オリンピックの新交通システムBRT

2019年にオリンピックの都心と臨海地区を結ぶスマートバスシステムBRT(Bus Rapid Transit)が結ぶこととなった。BRTは車道を走るFCVバスで既存の技術を使うゼロエミッションの公共交通機関だが、世界各国で検討されていてすでに実用化されている都市もある。

July 12, 2015

LHCが過去最高エネルギーを記録

ヒッグス粒子発見の後、アップグレードのため27カ月間の休止期間に入っていた世界最大の円形加速器LHC(Large Hadron Collider)が再び動き出した。LHCは前人未到の13TeV(テラは10の3乗ギガ)という、当初のエネルギーの倍のエネルギーの衝突実験を行えるようになった。

July 9, 2015

スエーデンの最新型ステルス潜水艦

スエーデンのサーブ社は世界最高性能のステルス潜水艦を開発したと発表した。Kockums A26と呼ばれるこの潜水艦は全長約63mと小ぶりだが、完璧にステルスとなる”Ghost Mode”を備える他、水中でダイバーの乗り降りが可能としたことなどユニークな機能を持つ。

July 4, 2015

生体機能チップ(Organs-on-a-chip)

Lung-on-a-chipはマイクロリアクターを利用して血流と空気の流れを細胞膜で仕切った肺機能と血流をチップ化したもの。肺機能をシミュレートした上で血流と細胞膜の観察を行うことができる画期的なデバイスである。

July 2, 2015

ミサイル迎撃システムTHAADの実力

ケリー国務長官が韓国への配備を求めているTHAADはPatriotの後継とみなされる。日本でも北朝鮮のミサイル発射の予告のたびに都市部を防衛するためPatriot-3が配備されるが、THAADとはどのような性能なのか。

June 27, 2015

サウジアラビアが原子炉建設を急ぐ理由

サウジアラビアはロシアの国営原子力総合企業ロスアトム社と今後20年間に計画している原子炉16基、約1,800万kWの電子力発電所のトータルシステムにおける協力協定を結んだ。これにより2040年までに17GWの電力供給が可能となる。

June 25, 2015

航空機運用システムがハッキング対象に

1,400人の乗客を乗せたポーランドのエアラインLOTの10機が運行システムがハッキング攻撃を受けたとして飛行中止を余儀なくされた。

June 24, 2015

世界最大の客船は都会の憂鬱

世界最大のクルーズ客船でどんな旅ができるのだろうか。かつて太平洋をまたぐには客船が唯一の手段であった時代はとっくの昔に消え去ろうとしている。

June 20, 2015

NASAが世界的な干ばつを警告

NASAの衛星(GRACE)データは世界の主要な帯水層(地中の透水層において、地下水によって飽和して いる地層)の半数以上が枯渇していることを示している。

June 19, 2015



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