Super Typhoon

Oct. 9, 2014

 

 

 2013年は巨大台風が特に多かったことを覚えているだろうか。2013年の台風26号は「10年に1度の」といわれた規模で、都心部の道路が冠水するなど、都市機能をマヒさせた。地球温暖化と台風の関係については断定はできないが、2012年までの台風発生数が 2013年から増大する傾向がみられる。

 フィリピンは巨大台風30号の直撃を受けた。中部レイテ島などが、猛烈な暴風雨と高潮に襲われ、死者1万人という壊滅的な被害が出た。瞬間風速90メートルという竜巻なみの暴風雨に加え、高さ4メートルを超える高潮を引き起こしたため、海岸沿いの地域では浸水と家屋破壊の被害が多くなった。


一般的には核となる熱帯低気圧の出現数は、地球温暖化に伴って増加する傾向がある。また大雨の発生数が長期的に増加傾向にあるのは、地球温暖化が影響している可能性が高いとされる。

 最近の台風情報は気象庁経由と米軍情報が使われ、情報量が一気に増えて信頼度が増した。台風18号が本州をかすめて通過してほっとした矢先だが、新たに巨大台風19号が同じコースで日本を狙っている。


 米軍情報というのはJoint Typhoon Center(JTWC)が発表する台風情報(下図)である。台風18号が本土に近づいていた頃、気象庁は台風18号一色でその後ろに別の大型で勢力の強い台風(すでに名前もついていた)19号の情報をださなかった。JTWCではその時に台風18号よりも勢力の強い台風19号の動向に注目し最新情報でコース予測を開始していた。台風の規模がずば抜けて大きいことで艦艇の行動に影響を与える台風19号に目を配っていたのだ。

  台風19号は勢力が「猛烈な」カテゴリで最大瞬間風速が85mという規模で2013年にフイリピンに被害をもたらした台風30号並みの規模なのである。JTWCは通常の台風をTropical Cyclon、Tropical Stormなどと表現するが、台風19号は別格でSuper Typhoonと呼ぶ。Pacific Disaster Center (PDC)は台風以外の太平洋全域の気象情報を提供する組織で、そのなかのWeather Wallで台風やサイクロン、降雨などの細かい情報が得られる。早めに情報をだしていれば連休の計画が立てられたと思う人も多いのではないだろうか。SPEEDI予測を住民に隠したために被曝を強いられた国、敗戦という現実を最後まで隠そうとした国の体質を変えるべきではないだろうか。