Oculus は仮想世界への扉なのか

Oct. 1, 2014

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 Oculus Riftはバーチュアルリアリテイのためのヘッドマウントデイスプレイ(HMD)である。メーカーのOculus VR, Inc,はFacebookに20億で買収されている。これまでもヘッドマウントデイスプレイはSONYのHMZ-T3Wがあるが、PS4用にさらに改良されたProject Morpheusを開発中である。

 Oculusの特長は、視界をほとんどすべて覆う視野の広さ、頭の方向をセンサーが検知して映像を切り替える仕組み(ヘッドトラッキング)、画面切り替えの早さ、300ドルという低コストである。

 SONYのMorpheusはHMZシリーズとは異なり、Oculus Riftと同じ視界を覆うタイプでヘッドトラッキング付きの製品であるが、この種のデイスプレイの先駆けとなったのは間違いなくOculus Riftである。

Oculus Riftが変わっているのは未組み立てのOculus Riftのプロトタイプキットや開発段階にある製品を開発キットとして販売してしまう、最新の製品を手に取ることができることである。Oculus Riftはカリフォルニアの研究所がユーザが完全に仮想世界の中に入るような映像システム開発の映像端末として生まれ、より現実的なゲームの映像端末に生まれ変わったものである。

 PSの周辺機器としての位置づけのSONYに対して、先駆者の意地を見せることができるのか、注目が集まるOculus Riftだが、バーチュアルリアリテイは教育、医療、エンターテインメント、災害訓練、など応用が広い。ぜひゲーム以外の展開に期待したい。